14 / 116
狂犬、猟犬、あるいは盛りの付いた
4-1
しおりを挟む
フェラをさせてくれるというのは、信頼の証なんじゃないかと思う。どう考えたって急所を晒しているわけで、そこを好き勝手に舐めたり噛んだり、口の中に入れても許されるのだ。
枕を腰の下に入れて突き出させた師匠の竿を、とろとろと唾液に塗れさせて、ついと目線を顔に向ける。目閉じてる。宝石が見られない。
「師匠」
わざと唇で触れながら喋ったら、内腿が震えた。嬉しくて日焼けしていない足を撫でて、吸い付いて痕を残す。
「テッ、メ……!」
痕をつけると、師匠は顔を顰める。そんな顔でも、ちゃんとこっちを見てくれるから嬉しい。
でもこんなとこ、師匠を脱がした後の俺くらいしか見ないと思う。あ、娼館で困るんだろうか。いや、そんな小うるさいやつ、師匠は買わないか。
言葉で謝る代わりに玉を優しく揉んで、ねっとりと舌で舐め上げる。師匠の喉仏が動いた。後であっちも噛みたい。先っぽを軽く噛んで悪戯し、鈴口を舌で弄りながら口の中に迎え入れる。口を窄めてゆるゆると扱くと、むせるような吐息が聞こえた。
普段なら絶対隙も見せないような人が、急所をいつでも噛める位置に差し出して委ねてくれるなんて、ぞくぞくしてくる。奉仕したい気持ちとバキバキのモノを突っ込みたい気持ちでぐらぐらする。師匠のワイバーン討伐を見るだけで勃つんだから、生の色っぽい師匠を見たら、ムラムラで済むわけがない。
しゃぶっていた口を開いて、わざと涎を垂らして湿り気を増やす。イってしまわないように慎重に加減して手淫して、師匠の先走りも垂れさせた。弱い刺激と俺の行動への疑問のせいか、少し潤んだ師匠の目がこちらを向く。まずい、その顔だけで股間が痛い。
「……エロい」
少し責めるような響きになったのは仕方ない。ごまかすように指を入れて、師匠の胎内を引っかいた。堪えられずに跳ねる腰を片腕で押さえ付けて、ナカを拡げながら師匠のモノをしゃぶる。師匠が出したらすぐ挿れられるくらいに、調整出来るかな。ナカ弄りながらフェラすると、師匠結構すぐ限界来ちゃうから。
ぎゅっと目を閉じて、時折何かから逃げようとするみたいに首を振っている。汗で髪が少し張りついているのが、艶めかしい。指増えてるの、気付いてるだろうか。口を離して、念のため片方の手で根元を戒めてから師匠の顔を覗き込む。
「師匠」
「っふ、は……っ、ん、だよ……ッ」
ちょっと苦しそうかもしれない。早くイかせてあげて、突っ込ませてもらおう。今はぐにぐにと押し拡げて、碧の瞳が揺れるのに満足する。
「何本かわかる?」
入れている指で、しこりを撫でた。くぐもった音が師匠の喉から漏れて、たぶん無意識で腰をくねらせている。
あんなに誰よりも格好いい人が、今は誰よりも妖艶だ。
腹の底からぞくぞくしてきて、思わず舌なめずりした。答えを求めていたわけでもないから、体を屈めてもう一度師匠を咥える。根元を握っていた手で余った部分を擦りながら、じゅぷじゅぷと水音を立てて頭を上下させた。それから強く吸い上げる。
組み敷いた体が弓なりに強張って、口の中に熱いものが迸ってくる。イく時ですら声を耐えようとする師匠は、俺が興奮するだけだってわかってないと思う。
飲みながら体を起こして、力の抜けた足をさらに割り開かせる。
「バっ、カ、お前タイミング……!」
「狙ってた」
狙ってたタイミングで指を引き抜いて、すぐさまもう痛いくらいに勃ち上がったモノを宛がう。達したばかりのところを貫かれて、ひどく蕩けた顔をする師匠が好きだから、ついついやりたくなる。
たぶん師匠は、自分がどういう顔をするかもわかってない。師匠の知らない師匠の顔を、俺は知ってる。やばい、考えてたらすぐイきそう。
いつだって童貞みたいに師匠を貪りたい気持ちは変わらない。
「……師匠、先に謝っとく」
ただ今日は、プラスでワイバーンみたいに興奮してる。
枕を腰の下に入れて突き出させた師匠の竿を、とろとろと唾液に塗れさせて、ついと目線を顔に向ける。目閉じてる。宝石が見られない。
「師匠」
わざと唇で触れながら喋ったら、内腿が震えた。嬉しくて日焼けしていない足を撫でて、吸い付いて痕を残す。
「テッ、メ……!」
痕をつけると、師匠は顔を顰める。そんな顔でも、ちゃんとこっちを見てくれるから嬉しい。
でもこんなとこ、師匠を脱がした後の俺くらいしか見ないと思う。あ、娼館で困るんだろうか。いや、そんな小うるさいやつ、師匠は買わないか。
言葉で謝る代わりに玉を優しく揉んで、ねっとりと舌で舐め上げる。師匠の喉仏が動いた。後であっちも噛みたい。先っぽを軽く噛んで悪戯し、鈴口を舌で弄りながら口の中に迎え入れる。口を窄めてゆるゆると扱くと、むせるような吐息が聞こえた。
普段なら絶対隙も見せないような人が、急所をいつでも噛める位置に差し出して委ねてくれるなんて、ぞくぞくしてくる。奉仕したい気持ちとバキバキのモノを突っ込みたい気持ちでぐらぐらする。師匠のワイバーン討伐を見るだけで勃つんだから、生の色っぽい師匠を見たら、ムラムラで済むわけがない。
しゃぶっていた口を開いて、わざと涎を垂らして湿り気を増やす。イってしまわないように慎重に加減して手淫して、師匠の先走りも垂れさせた。弱い刺激と俺の行動への疑問のせいか、少し潤んだ師匠の目がこちらを向く。まずい、その顔だけで股間が痛い。
「……エロい」
少し責めるような響きになったのは仕方ない。ごまかすように指を入れて、師匠の胎内を引っかいた。堪えられずに跳ねる腰を片腕で押さえ付けて、ナカを拡げながら師匠のモノをしゃぶる。師匠が出したらすぐ挿れられるくらいに、調整出来るかな。ナカ弄りながらフェラすると、師匠結構すぐ限界来ちゃうから。
ぎゅっと目を閉じて、時折何かから逃げようとするみたいに首を振っている。汗で髪が少し張りついているのが、艶めかしい。指増えてるの、気付いてるだろうか。口を離して、念のため片方の手で根元を戒めてから師匠の顔を覗き込む。
「師匠」
「っふ、は……っ、ん、だよ……ッ」
ちょっと苦しそうかもしれない。早くイかせてあげて、突っ込ませてもらおう。今はぐにぐにと押し拡げて、碧の瞳が揺れるのに満足する。
「何本かわかる?」
入れている指で、しこりを撫でた。くぐもった音が師匠の喉から漏れて、たぶん無意識で腰をくねらせている。
あんなに誰よりも格好いい人が、今は誰よりも妖艶だ。
腹の底からぞくぞくしてきて、思わず舌なめずりした。答えを求めていたわけでもないから、体を屈めてもう一度師匠を咥える。根元を握っていた手で余った部分を擦りながら、じゅぷじゅぷと水音を立てて頭を上下させた。それから強く吸い上げる。
組み敷いた体が弓なりに強張って、口の中に熱いものが迸ってくる。イく時ですら声を耐えようとする師匠は、俺が興奮するだけだってわかってないと思う。
飲みながら体を起こして、力の抜けた足をさらに割り開かせる。
「バっ、カ、お前タイミング……!」
「狙ってた」
狙ってたタイミングで指を引き抜いて、すぐさまもう痛いくらいに勃ち上がったモノを宛がう。達したばかりのところを貫かれて、ひどく蕩けた顔をする師匠が好きだから、ついついやりたくなる。
たぶん師匠は、自分がどういう顔をするかもわかってない。師匠の知らない師匠の顔を、俺は知ってる。やばい、考えてたらすぐイきそう。
いつだって童貞みたいに師匠を貪りたい気持ちは変わらない。
「……師匠、先に謝っとく」
ただ今日は、プラスでワイバーンみたいに興奮してる。
22
あなたにおすすめの小説
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
「役立たず」と追放された神官を拾ったのは、不眠に悩む最強の騎士団長。彼の唯一の癒やし手になった俺は、その重すぎる独占欲に溺愛される
水凪しおん
BL
聖なる力を持たず、「穢れを祓う」ことしかできない神官ルカ。治癒の奇跡も起こせない彼は、聖域から「役立たず」の烙印を押され、無一文で追放されてしまう。
絶望の淵で倒れていた彼を拾ったのは、「氷の鬼神」と恐れられる最強の竜騎士団長、エヴァン・ライオネルだった。
長年の不眠と悪夢に苦しむエヴァンは、ルカの側にいるだけで不思議な安らぎを得られることに気づく。
「お前は今日から俺専用の癒やし手だ。異論は認めん」
有無を言わさず騎士団に連れ去られたルカの、無能と蔑まれた力。それは、戦場で瘴気に蝕まれる騎士たちにとって、そして孤独な鬼神の心を救う唯一の光となる奇跡だった。
追放された役立たず神官が、最強騎士団長の独占欲と溺愛に包まれ、かけがえのない居場所を見つける異世界BLファンタジー!
もう殺されるのはゴメンなので婚約破棄します!
めがねあざらし
BL
婚約者に見向きもされないまま誘拐され、殺されたΩ・イライアス。
目覚めた彼は、侯爵家と婚約する“あの”直前に戻っていた。
二度と同じ運命はたどりたくない。
家族のために婚約は受け入れるが、なんとか相手に嫌われて破談を狙うことに決める。
だが目の前に現れた侯爵・アルバートは、前世とはまるで別人のように優しく、異様に距離が近くて――。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる
路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか?
いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
2025年10月に全面改稿を行ないました。
2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。
2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。
2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。
2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。
ざこてん〜初期雑魚モンスターに転生した俺は、勇者にテイムしてもらう〜
キノア9g
BL
「俺の血を啜るとは……それほど俺を愛しているのか?」
(いえ、ただの生存戦略です!!)
【元社畜の雑魚モンスター(うさぎ)】×【勘違い独占欲勇者】
生き残るために媚びを売ったら、最強の勇者に溺愛されました。
ブラック企業で過労死した俺が転生したのは、RPGの最弱モンスター『ダーク・ラビット(黒うさぎ)』だった。
のんびり草を食んでいたある日、目の前に現れたのはゲーム最強の勇者・アレクセイ。
「経験値」として狩られる!と焦った俺は、生き残るために咄嗟の機転で彼と『従魔契約』を結ぶことに成功する。
「殺さないでくれ!」という一心で、傷口を舐めて契約しただけなのに……。
「魔物の分際で、俺にこれほど情熱的な求愛をするとは」
なぜか勇者様、俺のことを「自分に惚れ込んでいる健気な相棒」だと盛大に勘違い!?
勘違いされたまま、勇者の膝の上で可愛がられる日々。
捨てられないために必死で「有能なペット」を演じていたら、勇者の魔力を受けすぎて、なんと人間の姿に進化してしまい――!?
「もう使い魔の枠には収まらない。俺のすべてはお前のものだ」
ま、待ってください勇者様、愛が重すぎます!
元社畜の生存本能が生んだ、すれ違いと溺愛の異世界BLファンタジー!
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる