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初めてのことばかり 第2話
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昼食後は、桜谷さんと藤堂さんは稽古をすると言ってお二人でどこかへ行ってしまった。
イケメン同士が仲良く稽古しているところなんて、私得なので是非見学させて貰いたかった。
しかし、私には色々覚えないといけないことがあるので、その旨を神楽さんと相談し、私は女中の花ちゃんのところで、着付けの仕方など、この世界での基本的なことを教えていただくことにした。
「さっき、神楽副総長が紹介してくれたと思うんだけど、私は、花。ここで女中をして三年くらいになるかな。最初は分からないことばかりで、大変だと思うけど、何でも聞いてね。よろしくね。桃子ちゃん!」
「あ、ありがとう!ご迷惑おかけすると思いますが、よろしくお願いします!」
うぅ~、話しやすそうな女の子がいて助かった~。イケメンは大好物だし、皆さんとっても親切で助かるのだけど、男性だし、まだ初対面なこともあってか、ずっと接していると流石に気が抜けなくて息が詰まってたのよ~。
やっぱり同姓でしか相談できないこともあるし、花ちゃんには色々お世話になろう。
「花ちゃんは、あの……角生えてないけど……もしかして人間なのかな?」
「うふふ、そうだよ。桃子ちゃんも人間だよね?」
「そう!やっぱり、花ちゃんも人間だったのね!ここで会った隊士さんは、ほとんど鬼だったから、人間ってあまりいないのかと思って。」
「そうね……この取締組はちょっと特殊かもね。本来は、鬼の方が珍しいくらいで、人間が大半だけど……ほら?鬼って身体能力も頭脳も人間より優れているでしょ?やっぱり、いるところにいるっていうか、偏ってしまうものなのかもね。」
「へ、へぇ~。」
私は、知ったかぶりをして相槌を打つ。やっぱり、鬼って見た目どおり、そんなにすごいんだ。しかも、本当は数が少ないみたい。見た目も綺麗な鬼ばっかりだしなぁ。奉行所なだけあって、ここは特別な場所なんだ。
「そういえば、花ちゃん。お願いがあるんだけど……私に着付けの仕方を教えてほしいの。あと、お金の種類とかも分からなくて……。」
「えぇ!そんな子いるんだ……もしかして、すごいお金持ちの家の子なの?」
「……あはは!そ、そんなところかなー?……ちょっと世間知らずで、お恥ずかしい……」
本当にそんなことはないんだけど、ここは話を合わせておかないと、違和感がすごくなっちゃうし、やむを得ず。
花ちゃんは、私に丁寧に色々教えてくれた。
そうこうしていると、私たちがいる女中の離れに神楽さんが顔を出した。
「桃子、花、取込み中悪いが……桃子にこれを。」
神楽さんが持っていたのは、現在、花ちゃんが着ている着物と同じ女中用の着物であった。
桃色の着物で紅色の帯と紫色の襷がついている。
「女中として働くのは、まだ先だろうが、一応渡しておこうと思ってな。」
「はい!ありがとうございます。今、花ちゃんに着付けを教わったところだったので、これで練習してみます。」
私は、神楽さんから着物を受け取った。その時、これから新しい生活が始まる……そんな実感が少し沸いたのであった。
イケメン同士が仲良く稽古しているところなんて、私得なので是非見学させて貰いたかった。
しかし、私には色々覚えないといけないことがあるので、その旨を神楽さんと相談し、私は女中の花ちゃんのところで、着付けの仕方など、この世界での基本的なことを教えていただくことにした。
「さっき、神楽副総長が紹介してくれたと思うんだけど、私は、花。ここで女中をして三年くらいになるかな。最初は分からないことばかりで、大変だと思うけど、何でも聞いてね。よろしくね。桃子ちゃん!」
「あ、ありがとう!ご迷惑おかけすると思いますが、よろしくお願いします!」
うぅ~、話しやすそうな女の子がいて助かった~。イケメンは大好物だし、皆さんとっても親切で助かるのだけど、男性だし、まだ初対面なこともあってか、ずっと接していると流石に気が抜けなくて息が詰まってたのよ~。
やっぱり同姓でしか相談できないこともあるし、花ちゃんには色々お世話になろう。
「花ちゃんは、あの……角生えてないけど……もしかして人間なのかな?」
「うふふ、そうだよ。桃子ちゃんも人間だよね?」
「そう!やっぱり、花ちゃんも人間だったのね!ここで会った隊士さんは、ほとんど鬼だったから、人間ってあまりいないのかと思って。」
「そうね……この取締組はちょっと特殊かもね。本来は、鬼の方が珍しいくらいで、人間が大半だけど……ほら?鬼って身体能力も頭脳も人間より優れているでしょ?やっぱり、いるところにいるっていうか、偏ってしまうものなのかもね。」
「へ、へぇ~。」
私は、知ったかぶりをして相槌を打つ。やっぱり、鬼って見た目どおり、そんなにすごいんだ。しかも、本当は数が少ないみたい。見た目も綺麗な鬼ばっかりだしなぁ。奉行所なだけあって、ここは特別な場所なんだ。
「そういえば、花ちゃん。お願いがあるんだけど……私に着付けの仕方を教えてほしいの。あと、お金の種類とかも分からなくて……。」
「えぇ!そんな子いるんだ……もしかして、すごいお金持ちの家の子なの?」
「……あはは!そ、そんなところかなー?……ちょっと世間知らずで、お恥ずかしい……」
本当にそんなことはないんだけど、ここは話を合わせておかないと、違和感がすごくなっちゃうし、やむを得ず。
花ちゃんは、私に丁寧に色々教えてくれた。
そうこうしていると、私たちがいる女中の離れに神楽さんが顔を出した。
「桃子、花、取込み中悪いが……桃子にこれを。」
神楽さんが持っていたのは、現在、花ちゃんが着ている着物と同じ女中用の着物であった。
桃色の着物で紅色の帯と紫色の襷がついている。
「女中として働くのは、まだ先だろうが、一応渡しておこうと思ってな。」
「はい!ありがとうございます。今、花ちゃんに着付けを教わったところだったので、これで練習してみます。」
私は、神楽さんから着物を受け取った。その時、これから新しい生活が始まる……そんな実感が少し沸いたのであった。
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