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1章 デビュー
デビュー
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西野ソラ:準備OKです。
遠山:緊張されてませんか?私もマネージャーとして全力でサポートしますので。女世帯の箱なので少々、コメント欄が賑やかになるかもしれません。
西野ソラ:それも織り込み済みです。ご安心ください。ちなみにですが同期の岩本リンカさんは順調そうですか?
岩本リンカさんは今回の同時デビューする同期3人のうち一人で、俺、西野ソラは今回のデビューの最後を任されていた。
遠山:順調です。宣伝が成功して設定していた目標の同接ラインは超えれました
西野ソラ:それは良かったです。
同期の山本リンカの設定目標は同接5桁というレベルの高い設定であったが無事にクリアしたらしい。
これが人気企業の実力というものだろう。
ーーーさて、俺も始めるとするか。
開設したばかりのSNSのアカウントで配信開始告知を行う。
つぶやきと同時に、香ばしいほどのユニコーンとデビューを期待するリプライが届く。
西野ソラと調べると、休止に追い込まれた先輩男性VTuberの二の舞を演じることを案じる書き込みと、嫉妬に狂うガチ恋勢がデビューに反対する声で溢れてていた。
期待してくれている人もいるんだ。
青空は、深く息を吸い込んだ。
:待機
:待機!
:このメッセージは削除されました。
:待機!
:このメッセージは削除されました。
:このメッセージは削除されました。
:待機
:待機
:待機!
配信の枠を作っただけでこれだけの反応が来るか......
デビュー配信はテンプレみたいなものだ。
SNS用の配信タグやファンアートタグ、リスナーネームなどを決め、今後の連絡をするだけだ。
ソラが所属する【カートンズ】は古参企業だけあってマニュアルはしっかりと用意されている。
ーーーどうせマニュアルは参考程度だ。待機枠なのにモデレーターによって削除されるメッセージが散見する時点で予想通りになるまい。
青空自身、【カートンズ】は身に余るほどだと受け止めていた。女世帯のグループでデビューする男性VTuberなのだ。
風当たりが強いのは承知済みだ。
「皆さん聞こえてますか~?聞こえてる方、反応ください!」
青空は西野ソラとしてBGMのボリュームを絞りマイクをオンにした。
遠山:緊張されてませんか?私もマネージャーとして全力でサポートしますので。女世帯の箱なので少々、コメント欄が賑やかになるかもしれません。
西野ソラ:それも織り込み済みです。ご安心ください。ちなみにですが同期の岩本リンカさんは順調そうですか?
岩本リンカさんは今回の同時デビューする同期3人のうち一人で、俺、西野ソラは今回のデビューの最後を任されていた。
遠山:順調です。宣伝が成功して設定していた目標の同接ラインは超えれました
西野ソラ:それは良かったです。
同期の山本リンカの設定目標は同接5桁というレベルの高い設定であったが無事にクリアしたらしい。
これが人気企業の実力というものだろう。
ーーーさて、俺も始めるとするか。
開設したばかりのSNSのアカウントで配信開始告知を行う。
つぶやきと同時に、香ばしいほどのユニコーンとデビューを期待するリプライが届く。
西野ソラと調べると、休止に追い込まれた先輩男性VTuberの二の舞を演じることを案じる書き込みと、嫉妬に狂うガチ恋勢がデビューに反対する声で溢れてていた。
期待してくれている人もいるんだ。
青空は、深く息を吸い込んだ。
:待機
:待機!
:このメッセージは削除されました。
:待機!
:このメッセージは削除されました。
:このメッセージは削除されました。
:待機
:待機
:待機!
配信の枠を作っただけでこれだけの反応が来るか......
デビュー配信はテンプレみたいなものだ。
SNS用の配信タグやファンアートタグ、リスナーネームなどを決め、今後の連絡をするだけだ。
ソラが所属する【カートンズ】は古参企業だけあってマニュアルはしっかりと用意されている。
ーーーどうせマニュアルは参考程度だ。待機枠なのにモデレーターによって削除されるメッセージが散見する時点で予想通りになるまい。
青空自身、【カートンズ】は身に余るほどだと受け止めていた。女世帯のグループでデビューする男性VTuberなのだ。
風当たりが強いのは承知済みだ。
「皆さん聞こえてますか~?聞こえてる方、反応ください!」
青空は西野ソラとしてBGMのボリュームを絞りマイクをオンにした。
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