5 / 48
5話 職場
しおりを挟む「きゃーっ! ユリアン王子様ぁーっ!」
今日もだと思った。オレは、自身に向けられる黄色い歓声に、ため息をつく。
決して、わずらわしいという意味ではない。
賞賛してくれるのはありがたいし、気分も悪くなかった。
だが、自身の魅力など、王国の第一王子という肩書きだけだ。
自分なんかより素晴らしい人々は、もっと他にいるだろうに。
たとえば、目の前にいる二人組とか。
「ユリアン・バルシュミーデ王子、ゴキゲン麗しゅう」
「こんな朝早くに王子と出会えるなんて、なんと運のいいことなのでしょう!」
二人組の女子生徒が、手を繋ぎながらあいさつをしてきた。
「ええ、ごきげんよう。けれど」
オレは、二人に視線を移す。
「お二人の方が、余には尊き百合の花に見えますぞ」
最大級の賛辞を、二輪の花に送る。
「まあ、もったいなきお言葉!」
「王子のお妃となられるお方を差し置いて、そんなお言葉を書けてくださるなんて、恐れ多いですわ」
二人は、こちらの褒め言葉を素直に聞き入れない。
世辞だと思っている。
「お二人は、親しい間柄なのかね?」
聞くと、二人はうなずいた。
「はい、幼なじみです!」
「子どもの頃から、ずっと一緒ですわ!」
互いを向き合う二人は、手を強く握り合う。
その目には、もうオレは映っていない。
それでいいのだ! ああもうすごくいいよ! たまんない!
「ケンカもするけど、すぐ仲直り!」
「そうですわよね? 髪留めもお揃いなのですわ!」
言って、二人とも左右それぞれに同じ髪留めをしている。
一つは赤く、一つは青かった。二つ合わせて尊い色だ。
あら~っ、助かるぅ! 朝からいいモノ見たわ~。
「王子、どうなさいまして」
声をかけられてようやく、自分が虚空を見上げてヨダレを垂らしていると気づく。
いかんいかん。オレは一国の王子、醜態を晒すわけには。
「コホン。そうだ。いい物を見せてくれたお礼に、コレを」
妄想をごまかすため、懐をまさぐった。お、あったぞ。
「これは?」
二枚の半券を渡すと、少女たちは問いかけてきた。
「学食の食券ですぞ。お二方、これでコーヒーでも飲んでください」
「え、そんな。タダで受け取れません」
申し訳なく思ってか、少女は食券を返してくる。
その手を、オレはそっと受け止めた。
「これは、余の気持ちなのです。二人の友情に、余は痛く感動しました。二人の明日に、幸多からんんことを」
言い残し、オレはその場を立ち去る。
ああ尊い。セットでアイテムを共有するとか、助かるわ~。
「お見事ですわね、ユリアン・バルシュミーデ王子」
絵に描いたような金髪碧眼の清楚な女子生徒が、オレの前に立って微笑む。
「これはこれは、聖ソフィ殿」
聖ソフィ・ル・ヴェリエ。ヴェリエ侯爵の第一王女である。
「まさか、私以外の方にも、ツバを付けていらっしゃるの?」
「オレがいつ、キミにツバを付けたって?」
極めてどっちらけな口調で、オレは返す。
普段は「余」なんて仰々しく話すが、親しい人とは砕けて会話するのだ。
「まあっ。未来の嫁候補に向かって、そんな口の利き方をなさいますの?」
彼女は、というか彼女の両親と我が国王は、オレとソフィをくっつけたがっている。
かたや王家。かたや農場や商業を統括する有力者。
結束力を高めたいのだ。
「バカバカしい。オレはキミとの結婚なんて、まっぴらゴメンだ」
それに、相手にとっても失礼だろう。
「オレなんかより、ずっと素晴らしい方と結ばれるべきだ。たとえば……」
「もう聞き飽きました。でもいつか、わたくしに振り向いていただきます」
ソフィが、勝利宣言とも取れるセリフをのたまう。
「ご冗談を。王子の心を射止めるのは、このわたくしですわ!」
ゆるふわな真っ黒い髪を高めのポニーテールにした少女が、取り巻きを連れて現れた。今にも高笑いしそうだ。
「おはようございます。ツンディーリア・デ・ミケーリ様」
「ソフィさまも、ごきげんうるわしゅう」
二人はいかにもな、かしこまったあいさつを交わす。
が、オレには二人の間に、バチバチという火花が見えた。
聖ソフィに対抗心を燃やすのは、隣国から留学してきた王女ツンディーリアである。頭に小さく、黒い二本の角が見えた。彼女は、ドラゴンの血を引いているのだ。
「相変わらず、清楚なフリをしてプロポーズなさるのね。殿方は、少しは毒のある方がよろしくてよ」
ツンディーリアが先制パンチを出す。
「あらぁ? 毒とトゲの違いもわからないのですわね?」
始まったな。
「二人ともよさないか。ケンカをするのはキライだぞ」
オレが間に割って入り、制止する。
「魔法使うのも禁止。ホラ、窓も割れかけているじゃないか」
カタカタと鳴る窓に、オレは手を添えた。
ガラスに入ったヒビを、魔法を唱えて直す。
「王子がおっしゃるなら」
「ですが、どちらが相応しいかは一目瞭然ですわ」
ツンディーリアは、隣のクラスへ帰って行く。
その背中を、ソフィは切なそうに見送っているように、オレには思えた。
一連のやりとりも、オレには二人が単にじゃれているような気がしてならない。オレなど関係なく。
「この二人がくっつけばいいのに」
オレは、ずっと思っている。
「なにかおっしゃいましたか、王子?」
「いや、別に。二人の仲がもっとよくなれば、と願っただけだ」
心の声が、漏れ出てしまっていたか。うかつな。
「その可能性は、限りなくゼロです」
「ですわ。なんといっても我々は、王子の花嫁候補ですもの」
ソフィもツンディーリアも、譲らない。
でも、二人が惹かれ合っているのはわかるぞ。
だって、オレは「百合おじ」だからだ。
いわゆる百合大好き王子である。
といっても、「百合の間に挟まりたい」などと言う歪んだ欲求はない。
その様な輩を嫌う。たとえば、
「おーっす」
仲が良さそうにしている女子二人の一人に、男子生徒が肩を組む。
組まれた相手は女子と親しくしようとしているが、男子に遮られて会話ができない。
む! 反百合センサー反応!
さりげなく、男子生徒の手をどかす。
「キミ、もうすぐ授業が始まる。席に着きたまえ」
「なんです、王子? うらやましいのですか?」
男子生徒は、ちっとも悪びれた様子がない。自分がこの女子達に好かれていると思っている様子だ。
嘆かわしい、実に。
一方、女子生徒は手を取り合って、男子の枠を塞ぐ。
わかっておりますぞ、乙女殿。
「デリカシーがありませんね、キミは。おそらく彼女たちは、キミら男子には知られたくないお話をしていたのですよ。例えば恋バナとか。あるいは、とある男子生徒の悪口とか」
あえて察してもらえるように、男子生徒に告げる。
決まりが悪くなった男子生徒は、女生徒二人から席を離れた。
オレも自分の席へ向かう。
小さく「ありがとうございます」という声が、背後から聞こえた。
が、オレはあえて無視する。
ここで受け答えすれば、変な恩を抱かせてしまう。
あくまでも偶然を装うのだ。遺恨も残したくないしな。
百合の間に、男子必要なし!
これこそ、百合王子のプライドだった。
全ての授業が終わり、コーヒーでも飲もうとバラ園へ。
「あ~。今日もいい百合を見たなぁ。明日も楽しめるだろ……ん?」
いつも誰もいないバラ園に、誰かがいる。
「声を出してはダメだろ?」
「人が来ますわ」
ヒソヒソ話が、一番大きな花壇の向こうから聞こえてきた。
ゆっくりと、声のする方へ向かう。
オレの足を、好奇心が突き動かす。
どうにも、聞き覚えのある声だったからだ。
あれは、ツンディーリアではないか。
ショートカットの美男子に、言い寄られていた。
それにしても、あんな男子生徒いたっけ?
いや、オレの百合センサーが暴れている。
あれは変装、つまりフェイクだ!
髪が妙に膨らんでいて、不自然だった。
腰回りも、少年というより美少女に相応しい。言うなれば、男装の麗人だ。声も女っぽい。
オレの目をごまかせると思うなよ!
「人が来たからなんだって。ボクは構うもんか。キミが挑発してくるからだろ?」
「だって、あなたは毎回王子と楽しく語らっていますもの! 邪魔したくもなりますわ!」
ツンディーリアが言うと、麗人は指でツンディーリアにアゴクイした。
アゴクイだ! 生アゴクイ初めて見た! アゴクイィィィィ!
「いいかい。ボクはキミだけを見ている。ツンディーリア」
「ああ、愛しています。ソフィ」
ソフィだと!?
動揺して、オレは茨を踏んでしまった。
「いってえええ!」
オレが絶叫すると、二人の視線がこっちを見る。
同時に、ソフィのカツラが落ちて、金髪が夕焼けに流れた。
「王子! どうしてここが!」
相当焦っているのか、ソフィは少年ボイスが抜けていない。
「ユリアン様、このことは……」
ソフィがツンディーリアをかばう。
オレは咳払いをして、ベンチに腰掛ける。
「構わん、続けたまえ」
「余計やりづらいわ!」
今日もだと思った。オレは、自身に向けられる黄色い歓声に、ため息をつく。
決して、わずらわしいという意味ではない。
賞賛してくれるのはありがたいし、気分も悪くなかった。
だが、自身の魅力など、王国の第一王子という肩書きだけだ。
自分なんかより素晴らしい人々は、もっと他にいるだろうに。
たとえば、目の前にいる二人組とか。
「ユリアン・バルシュミーデ王子、ゴキゲン麗しゅう」
「こんな朝早くに王子と出会えるなんて、なんと運のいいことなのでしょう!」
二人組の女子生徒が、手を繋ぎながらあいさつをしてきた。
「ええ、ごきげんよう。けれど」
オレは、二人に視線を移す。
「お二人の方が、余には尊き百合の花に見えますぞ」
最大級の賛辞を、二輪の花に送る。
「まあ、もったいなきお言葉!」
「王子のお妃となられるお方を差し置いて、そんなお言葉を書けてくださるなんて、恐れ多いですわ」
二人は、こちらの褒め言葉を素直に聞き入れない。
世辞だと思っている。
「お二人は、親しい間柄なのかね?」
聞くと、二人はうなずいた。
「はい、幼なじみです!」
「子どもの頃から、ずっと一緒ですわ!」
互いを向き合う二人は、手を強く握り合う。
その目には、もうオレは映っていない。
それでいいのだ! ああもうすごくいいよ! たまんない!
「ケンカもするけど、すぐ仲直り!」
「そうですわよね? 髪留めもお揃いなのですわ!」
言って、二人とも左右それぞれに同じ髪留めをしている。
一つは赤く、一つは青かった。二つ合わせて尊い色だ。
あら~っ、助かるぅ! 朝からいいモノ見たわ~。
「王子、どうなさいまして」
声をかけられてようやく、自分が虚空を見上げてヨダレを垂らしていると気づく。
いかんいかん。オレは一国の王子、醜態を晒すわけには。
「コホン。そうだ。いい物を見せてくれたお礼に、コレを」
妄想をごまかすため、懐をまさぐった。お、あったぞ。
「これは?」
二枚の半券を渡すと、少女たちは問いかけてきた。
「学食の食券ですぞ。お二方、これでコーヒーでも飲んでください」
「え、そんな。タダで受け取れません」
申し訳なく思ってか、少女は食券を返してくる。
その手を、オレはそっと受け止めた。
「これは、余の気持ちなのです。二人の友情に、余は痛く感動しました。二人の明日に、幸多からんんことを」
言い残し、オレはその場を立ち去る。
ああ尊い。セットでアイテムを共有するとか、助かるわ~。
「お見事ですわね、ユリアン・バルシュミーデ王子」
絵に描いたような金髪碧眼の清楚な女子生徒が、オレの前に立って微笑む。
「これはこれは、聖ソフィ殿」
聖ソフィ・ル・ヴェリエ。ヴェリエ侯爵の第一王女である。
「まさか、私以外の方にも、ツバを付けていらっしゃるの?」
「オレがいつ、キミにツバを付けたって?」
極めてどっちらけな口調で、オレは返す。
普段は「余」なんて仰々しく話すが、親しい人とは砕けて会話するのだ。
「まあっ。未来の嫁候補に向かって、そんな口の利き方をなさいますの?」
彼女は、というか彼女の両親と我が国王は、オレとソフィをくっつけたがっている。
かたや王家。かたや農場や商業を統括する有力者。
結束力を高めたいのだ。
「バカバカしい。オレはキミとの結婚なんて、まっぴらゴメンだ」
それに、相手にとっても失礼だろう。
「オレなんかより、ずっと素晴らしい方と結ばれるべきだ。たとえば……」
「もう聞き飽きました。でもいつか、わたくしに振り向いていただきます」
ソフィが、勝利宣言とも取れるセリフをのたまう。
「ご冗談を。王子の心を射止めるのは、このわたくしですわ!」
ゆるふわな真っ黒い髪を高めのポニーテールにした少女が、取り巻きを連れて現れた。今にも高笑いしそうだ。
「おはようございます。ツンディーリア・デ・ミケーリ様」
「ソフィさまも、ごきげんうるわしゅう」
二人はいかにもな、かしこまったあいさつを交わす。
が、オレには二人の間に、バチバチという火花が見えた。
聖ソフィに対抗心を燃やすのは、隣国から留学してきた王女ツンディーリアである。頭に小さく、黒い二本の角が見えた。彼女は、ドラゴンの血を引いているのだ。
「相変わらず、清楚なフリをしてプロポーズなさるのね。殿方は、少しは毒のある方がよろしくてよ」
ツンディーリアが先制パンチを出す。
「あらぁ? 毒とトゲの違いもわからないのですわね?」
始まったな。
「二人ともよさないか。ケンカをするのはキライだぞ」
オレが間に割って入り、制止する。
「魔法使うのも禁止。ホラ、窓も割れかけているじゃないか」
カタカタと鳴る窓に、オレは手を添えた。
ガラスに入ったヒビを、魔法を唱えて直す。
「王子がおっしゃるなら」
「ですが、どちらが相応しいかは一目瞭然ですわ」
ツンディーリアは、隣のクラスへ帰って行く。
その背中を、ソフィは切なそうに見送っているように、オレには思えた。
一連のやりとりも、オレには二人が単にじゃれているような気がしてならない。オレなど関係なく。
「この二人がくっつけばいいのに」
オレは、ずっと思っている。
「なにかおっしゃいましたか、王子?」
「いや、別に。二人の仲がもっとよくなれば、と願っただけだ」
心の声が、漏れ出てしまっていたか。うかつな。
「その可能性は、限りなくゼロです」
「ですわ。なんといっても我々は、王子の花嫁候補ですもの」
ソフィもツンディーリアも、譲らない。
でも、二人が惹かれ合っているのはわかるぞ。
だって、オレは「百合おじ」だからだ。
いわゆる百合大好き王子である。
といっても、「百合の間に挟まりたい」などと言う歪んだ欲求はない。
その様な輩を嫌う。たとえば、
「おーっす」
仲が良さそうにしている女子二人の一人に、男子生徒が肩を組む。
組まれた相手は女子と親しくしようとしているが、男子に遮られて会話ができない。
む! 反百合センサー反応!
さりげなく、男子生徒の手をどかす。
「キミ、もうすぐ授業が始まる。席に着きたまえ」
「なんです、王子? うらやましいのですか?」
男子生徒は、ちっとも悪びれた様子がない。自分がこの女子達に好かれていると思っている様子だ。
嘆かわしい、実に。
一方、女子生徒は手を取り合って、男子の枠を塞ぐ。
わかっておりますぞ、乙女殿。
「デリカシーがありませんね、キミは。おそらく彼女たちは、キミら男子には知られたくないお話をしていたのですよ。例えば恋バナとか。あるいは、とある男子生徒の悪口とか」
あえて察してもらえるように、男子生徒に告げる。
決まりが悪くなった男子生徒は、女生徒二人から席を離れた。
オレも自分の席へ向かう。
小さく「ありがとうございます」という声が、背後から聞こえた。
が、オレはあえて無視する。
ここで受け答えすれば、変な恩を抱かせてしまう。
あくまでも偶然を装うのだ。遺恨も残したくないしな。
百合の間に、男子必要なし!
これこそ、百合王子のプライドだった。
全ての授業が終わり、コーヒーでも飲もうとバラ園へ。
「あ~。今日もいい百合を見たなぁ。明日も楽しめるだろ……ん?」
いつも誰もいないバラ園に、誰かがいる。
「声を出してはダメだろ?」
「人が来ますわ」
ヒソヒソ話が、一番大きな花壇の向こうから聞こえてきた。
ゆっくりと、声のする方へ向かう。
オレの足を、好奇心が突き動かす。
どうにも、聞き覚えのある声だったからだ。
あれは、ツンディーリアではないか。
ショートカットの美男子に、言い寄られていた。
それにしても、あんな男子生徒いたっけ?
いや、オレの百合センサーが暴れている。
あれは変装、つまりフェイクだ!
髪が妙に膨らんでいて、不自然だった。
腰回りも、少年というより美少女に相応しい。言うなれば、男装の麗人だ。声も女っぽい。
オレの目をごまかせると思うなよ!
「人が来たからなんだって。ボクは構うもんか。キミが挑発してくるからだろ?」
「だって、あなたは毎回王子と楽しく語らっていますもの! 邪魔したくもなりますわ!」
ツンディーリアが言うと、麗人は指でツンディーリアにアゴクイした。
アゴクイだ! 生アゴクイ初めて見た! アゴクイィィィィ!
「いいかい。ボクはキミだけを見ている。ツンディーリア」
「ああ、愛しています。ソフィ」
ソフィだと!?
動揺して、オレは茨を踏んでしまった。
「いってえええ!」
オレが絶叫すると、二人の視線がこっちを見る。
同時に、ソフィのカツラが落ちて、金髪が夕焼けに流れた。
「王子! どうしてここが!」
相当焦っているのか、ソフィは少年ボイスが抜けていない。
「ユリアン様、このことは……」
ソフィがツンディーリアをかばう。
オレは咳払いをして、ベンチに腰掛ける。
「構わん、続けたまえ」
「余計やりづらいわ!」
0
お気に入りに追加
334
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

最強の職業は付与魔術師かもしれない
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。
召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。
しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる――
※今月は毎日10時に投稿します。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…

王太子に転生したけど、国王になりたくないので全力で抗ってみた
こばやん2号
ファンタジー
とある財閥の当主だった神宮寺貞光(じんぐうじさだみつ)は、急病によりこの世を去ってしまう。
気が付くと、ある国の王太子として前世の記憶を持ったまま生まれ変わってしまうのだが、前世で自由な人生に憧れを抱いていた彼は、王太子になりたくないということでいろいろと画策を開始する。
しかし、圧倒的な才能によって周囲の人からは「次期国王はこの人しかない」と思われてしまい、ますますスローライフから遠のいてしまう。
そんな彼の自由を手に入れるための戦いが今始まる……。
※この作品はアルファポリス・小説家になろう・カクヨムで同時投稿されています。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる