300 / 334
第300話 社長室は阿鼻叫喚
しおりを挟む
当然、レイナ一家は自分達の取り分が減るので、親族の要望を突っぱねる。
それが来客用玄関での、レイナの弟との怒鳴り合いである。
もちろんそれで引き下がるような連中ではない。弟を突き飛ばして会社へ乱入し、社長と星崎に直談判という名の金のせびりとたかりを開始する。
だが、すっかりレイナにたぶらかされている社長と星崎は高圧的に断り、そのうえ、『これ以上ここに居座るなら、警察を呼ぶぞ』と脅す。また、レイナ一家も同調し、口汚い言葉で親族を罵倒し、さらに挑発した。
これに激昂した親族達は、あの狭い社長室で、四人を相手に取っ組み合いの喧嘩を始め、しまいにはパイプ椅子や分厚いファイルが飛び交う大乱闘と化したのだという。
そうなれば双方、打撲、擦り傷、鼻血は普通に出る。また、キャビネットなども派手に倒れ、社長室はわめき声と怒号、悲鳴、破壊音が炸裂し、阿鼻叫喚の相となる。
これに恐れをなした女性社員達は、警察と救急の両方を呼ぶ。
そして先ほど救急車は搬送者なしで帰ったが、警察は残り、今なお喧嘩の収拾がつかないのだという。
それが来客用玄関での、レイナの弟との怒鳴り合いである。
もちろんそれで引き下がるような連中ではない。弟を突き飛ばして会社へ乱入し、社長と星崎に直談判という名の金のせびりとたかりを開始する。
だが、すっかりレイナにたぶらかされている社長と星崎は高圧的に断り、そのうえ、『これ以上ここに居座るなら、警察を呼ぶぞ』と脅す。また、レイナ一家も同調し、口汚い言葉で親族を罵倒し、さらに挑発した。
これに激昂した親族達は、あの狭い社長室で、四人を相手に取っ組み合いの喧嘩を始め、しまいにはパイプ椅子や分厚いファイルが飛び交う大乱闘と化したのだという。
そうなれば双方、打撲、擦り傷、鼻血は普通に出る。また、キャビネットなども派手に倒れ、社長室はわめき声と怒号、悲鳴、破壊音が炸裂し、阿鼻叫喚の相となる。
これに恐れをなした女性社員達は、警察と救急の両方を呼ぶ。
そして先ほど救急車は搬送者なしで帰ったが、警察は残り、今なお喧嘩の収拾がつかないのだという。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
81
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる