0(ゼロ)同士の恋愛  ほんとは愛されたい。【完結】

mamaマリナ

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23 ほんとに俺でもいいのか?

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「ディランお兄様、ゼロは?」

「連れて帰ってきた」

「ゼロ、顔が…。こんなきれいな顔を叩いたなんて信じられない」

「大丈夫だよ、ミランちゃん」  

「ゼロ、心配したのよ」

「そうだぞ」

「父上様、母上様。すみません」

「謝ることなんかないぞ」

「グステン伯爵家の長男は、悪い噂しか聞かん」

「そうよ、ゼロ。うちは、あんな悪い人なんかに負けることなんてないのよ。うふふ、見てなさい。グステン伯爵家」

「ありがとうございます。俺なんかのために」

「俺なんかじゃなぞ、ゼロは素晴らしい」

「そうよ、ディランお兄様の言う通りよ」

「そんなことないんだ。みんなには、この顔とかがきれいに見えるかもしれないけど、顔はきれいかもしれない。でも、体はきれいじゃない」

「何いってるの、大丈夫よ。心がきれいだもの」

「心もきれいじゃない。この前話しただろ」

「ゼロ、この前は、辛いこと話させてごめんなさい」

「ゼロ、ゼロは強いな同情とか憐れみとかそんな気持ちじゃないぞ。ゼロが頑張って生きてくれたことが嬉しかったぞ」

「父上様、母上様」

「あの時、すぐに言えなかったことがほんとに悔やまれる」

「ゼロがここに来てくれて良かったって思ったよ。ここに来る運命だったのよ」

「俺は、正直なゼロが好きだ。この前の話を聞いても気持ち変わらなかった」

「あんた達、理解してないのか?体、売ってたんだぞ」

「それがどうした?」

「えっ」

「それを含めてゼロだ」

「そうよ、今までのことをすべて含めてゼロが存在しているのよ」

「うん。そうよ」

「ゼロ、俺はゼロが好きだ。俺は、恥ずかしいが何もない。二人で割ったらちょうど良くなる」

「そうよね」

「それとこれは、違うと思うけど」

「関係ないってことだ」



「うっうっうっ グズ ズビ ズビ ありがとうございます。ほんとに」

「ゼロ、俺と付き合って欲しい」

「グズ グズ でも」

「でもはなしだ。YESかNOかだ」

「・・・YES いいの?」

「やったぁ。ゼロがいいんだ」

「良かったな」

「みんな、ズビ 本当にいいのか?」

「いいのよ」

「良かったな。ディラン」

「良かったね」

「ありがと」

「じゃあ、また今日からここに住もうね。ゼロ」

「そうだ。ゼロそうしろ。父上様命令だ」

「みんな、甘過ぎる。グズ グズ」



ガチャ

「あれ?ゼロ帰ってきたの?」

「兄上様。すみません」

「良かった。みんな心配してたから」

「ディランとゼロが色々あったけれど付き合うことになった」

「良かったな、ディラン。俺が色々教えてやるよ(笑)」

「大丈夫だ」

「また今日からお世話になります」

「おう。また、よろしくな」

「ゼロ?一つ確認したいんだけと、あとで教えてくれる?」

「何?ディランさん」

「とりあえず俺の部屋行こう」

「おーい、いくらなんでも分かってるよな」

「大丈夫だ」
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