186 / 207
出港準備
しおりを挟む
スップより馬車で港町ニリまで向かったギン達は途中の街で休みながら3日ほどかけ、ニリまで到着していた。
「ギン、とりあえずボガードさんが使っているドックまで行ってみましょう」
「そうだな」
ギンとルルーが会話をしているとブライアンが口を挟む。
「どうやらそのドックとやらに行く必要はなさそうだぜ」
ブライアンが指をさした先には大きな船があり、ギン達も確認をする。
「あれか」
「とりあえず行ってみましょう」
そう言ってギンは再度馬車を御し船のある波止場まで向かう。
波止場にたどり着いた瞬間ギン達に声をかける者がいる。
「おう、来たか、待ってたぜ」
声の主はボガードであり、ルルーが最初に反応する。
「お待たせしました。それにしても本当によろしいんですか?この船をお借りしても」
「船賃分の報酬も頂くから構わねえよ。それに長旅に耐えられるような船があんたらには必要だろう」
「お心遣い感謝します、ミッツ教団を代表してお礼を申し上げます」
「堅苦しいのはいいから、あんたらも馬車や荷物をおろして、足りねえもんがあるなら街で調達してくりゃいい、出港までの準備はもう少しかかるからよ」
ボガードの提案を聞き、ギンが仲間達に指示を出す。
「とりあえず馬車は先に乗せてもらおう、ブライアン、ジエイ、傭兵団の何人かは俺と一緒に荷物の上げ下ろしを手伝ってくれ」
「おう、任せろ」
「承知しました」
「わかりやしたぜ」
ギン達が馬車を船に乗せ、荷物の上げ下ろしをするという話を聞いて、ムルカは他の者に呼びかける。
「では我らは他に必要な物の調達に参ろうか」
「はい」
「分かりました」
「あいよ」
ムルカ達が物資の調達に向かおうとした際にボガードが呼び止めた。
「待ってくれ、うちの奴もつかってくれて構わねえぜ」
「よろしいのですか?」
「こいつらもあんたらの旅に同行するってんだ、手伝うのは当たり前だろ」
ボガードがそう言うと、どこからともなく声が聞こえる。
「親父、だったら俺達も手伝っていいか?」
「私達は自分の意思でこの人達に協力するって決めたから、私達も手伝わないと」
現れたのはウィルとミニルであり、ボガードが返事を返す。
「そうだな、じゃあお前ら行ってこい!」
ボガードがそう言うとムルカ達のもとに駆け寄りミニルが言葉を発する。
「お久しぶりです、ムルカ様、ルルー様、これからよろしくお願いします」
「うむ、頼むぞ」
「よろしくね」
更にミニルはエイムとヨナにも声をかける。
「えっと、あなた達は?」
「私は魔術師のエイムと申します」
「あたしは傭兵団を仕切っているヨナだよ」
エイムとヨナが自己紹介をするとウィルも話に入る。
「俺はウィルだ、この俺がいるからには大船に乗った気でいてくれ」
「あ、はい、大きな船をありがとうございます」
「いや、俺が言いたいのはそういう意味じゃなくて……」
「え、違うんですか?」
言葉の意味を勘違いしているエイムにヨナが解説をする。
「こいつが言いたいのは頼りにしてくれって意味だよ」
「ま、兄さんはそこまであてにしなくてもいいから」
ミニルの言葉にウィルは言葉が弱弱しくなる。
「おいおい、そりゃねえよ……」
新しい仲間と船を得たギン達、これからの旅はどうなるのか?
「ギン、とりあえずボガードさんが使っているドックまで行ってみましょう」
「そうだな」
ギンとルルーが会話をしているとブライアンが口を挟む。
「どうやらそのドックとやらに行く必要はなさそうだぜ」
ブライアンが指をさした先には大きな船があり、ギン達も確認をする。
「あれか」
「とりあえず行ってみましょう」
そう言ってギンは再度馬車を御し船のある波止場まで向かう。
波止場にたどり着いた瞬間ギン達に声をかける者がいる。
「おう、来たか、待ってたぜ」
声の主はボガードであり、ルルーが最初に反応する。
「お待たせしました。それにしても本当によろしいんですか?この船をお借りしても」
「船賃分の報酬も頂くから構わねえよ。それに長旅に耐えられるような船があんたらには必要だろう」
「お心遣い感謝します、ミッツ教団を代表してお礼を申し上げます」
「堅苦しいのはいいから、あんたらも馬車や荷物をおろして、足りねえもんがあるなら街で調達してくりゃいい、出港までの準備はもう少しかかるからよ」
ボガードの提案を聞き、ギンが仲間達に指示を出す。
「とりあえず馬車は先に乗せてもらおう、ブライアン、ジエイ、傭兵団の何人かは俺と一緒に荷物の上げ下ろしを手伝ってくれ」
「おう、任せろ」
「承知しました」
「わかりやしたぜ」
ギン達が馬車を船に乗せ、荷物の上げ下ろしをするという話を聞いて、ムルカは他の者に呼びかける。
「では我らは他に必要な物の調達に参ろうか」
「はい」
「分かりました」
「あいよ」
ムルカ達が物資の調達に向かおうとした際にボガードが呼び止めた。
「待ってくれ、うちの奴もつかってくれて構わねえぜ」
「よろしいのですか?」
「こいつらもあんたらの旅に同行するってんだ、手伝うのは当たり前だろ」
ボガードがそう言うと、どこからともなく声が聞こえる。
「親父、だったら俺達も手伝っていいか?」
「私達は自分の意思でこの人達に協力するって決めたから、私達も手伝わないと」
現れたのはウィルとミニルであり、ボガードが返事を返す。
「そうだな、じゃあお前ら行ってこい!」
ボガードがそう言うとムルカ達のもとに駆け寄りミニルが言葉を発する。
「お久しぶりです、ムルカ様、ルルー様、これからよろしくお願いします」
「うむ、頼むぞ」
「よろしくね」
更にミニルはエイムとヨナにも声をかける。
「えっと、あなた達は?」
「私は魔術師のエイムと申します」
「あたしは傭兵団を仕切っているヨナだよ」
エイムとヨナが自己紹介をするとウィルも話に入る。
「俺はウィルだ、この俺がいるからには大船に乗った気でいてくれ」
「あ、はい、大きな船をありがとうございます」
「いや、俺が言いたいのはそういう意味じゃなくて……」
「え、違うんですか?」
言葉の意味を勘違いしているエイムにヨナが解説をする。
「こいつが言いたいのは頼りにしてくれって意味だよ」
「ま、兄さんはそこまであてにしなくてもいいから」
ミニルの言葉にウィルは言葉が弱弱しくなる。
「おいおい、そりゃねえよ……」
新しい仲間と船を得たギン達、これからの旅はどうなるのか?
0
あなたにおすすめの小説
日本国 召喚獣管理省 関東庁 召喚獣総合事案即応科。
wakaba1890
ファンタジー
召喚獣。
それは向こう側とされる所から、10歳を迎えた日本人の子供の下に召喚されるモンスターのことである。
初代天皇・神武天皇が日本を建国した際に書かれた絵画には彼は金鵄と呼ばれる金色に輝く鵄(とび)と契約したのが原初となっている。
そして、縄文、弥生、古墳、飛鳥、平安、戦国時代から近代から今に至るまで、時代を動かしてきた人物の側には確かに召喚獣は介在していた。
また、奇妙な事に、日本国に限り、齢10歳を迎えた日本在住の日本人にのみ体のどこかから多種多様な紋章が発現し、当人が念じると任意の場所から召喚陣が現れ、人ならざるモンスターを召喚される。
そして、彼らモンスターは主人である当人や心を許した者に対して忠実であった。
そのため、古来の日本から、彼ら召喚獣は農耕、治水、土木、科学技術、エネルギー、政治、経済、金融、戦争など国家の基盤となる柱から、ありとあらゆる分野において、今日に至るまで日本国とアジアの繁栄に寄与してきた。
そして、建国から今まで、国益の基盤たる彼ら数万種類以上をも及ぶ召喚獣を取り締まり管理し、2600年以上と脈々と受け継がれてきた名誉ある国家職がーーーーー国家召喚獣管理官である。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
『王都の神童』と呼ばれた俺、職業選定でまさかの【遊び人】三連発で追放される。……が、実は「全職業のスキル」を合算して重ねがけできる唯一のバグ
よっしぃ
ファンタジー
王都で「神童」の名をほしいままにしていた少年、ディラン・アークライト(17歳)。
剣を握れば騎士団長を唸らせ、魔法を学べば賢者を凌駕する。誰もが彼を「次代の勇者」と信じて疑わなかった。
しかし、運命の職業選定で彼が得たのは――【遊び人】。
それも、三つの職業スロットすべてが【遊び人】で埋まるという、前代未聞の怪現象だった。
「期待外れだ」
「国の恥晒しめ」
掌を返した周囲によって、ディランは着の身着のままで街を追放される。 だが、かつて神童と呼ばれた彼の「分析力」は死んでいなかった。
『……Lv1なのに、ステータスが異常に高い? それに経験値が分散せず、すべて加算されている……?』
彼だけが気づいた真実。
それは【遊び人】という名に偽装された、この世界の管理者権限(Free-Hander)であり、全職業のスキルを制限なく使用・強化できるバグ技(デバッグモード)への入り口だったのだ。
これは、理不尽に捨てられた元・神童が、その頭脳とバグ能力で世界を「攻略」し、同じく不遇な扱いを受けていた美少女騎士(中身は脳筋)と共に、誰よりも自由に成り上がる物語。
【著者プロフィール】アルファポリスより『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』を出版、オリコンライトノベル部門18位を記録。本作は2月に2巻刊行予定。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる