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第3章。「ミニデート」

7、問題点と対策の整理

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--問題点と対策の整理--

実則みのりは、次の日、質問状を清書しメールで送った。
そんなに時間は、からなかった。

午前中にユーザの富野リーダにメールを送った後、
午後からゆきのフォローに入る。
メールは、一応、CCで関係者(竹内課長、宮中係長、上脇様)にてている。
メールを送った後に直ぐに幸に電話した。
「ルルルル。ルルル。ガチ。あ!上脇さん」

「はい、上野さんですか?」
幸は、うれしそうである。

実則は、つまんで要点ようてんを言う。
「メールは、見てくれた?
 午後からチャットするよ。
 1時からね。
 後、資料は、某表計算ソフトのレイアウトで作っといてください」
ぼうは、実際には、そのソフト名を告げています。
一応、特定名はけました。

「作ってます。
 上野さんに言われたことと大体の大きな項目は書き入れました」
幸は、いさんで返事する。

あとは、2人で協力して作りましょう。
 では、後ほどチャットで会いましょう」
(今回はミスして無いな。2人で協力し合う。フォローしてる。
 孤独感を与えていない。よし、いける)
実則は、自身の対応に問題ないことを自問自答した。
電話の会話は終了した。

午後1時からチャットを2人は始める。

会社のWEBサイトにアクセスし、
チャットルームに入った。
幸も入室している。
音声をオンにする。

「音声だけで良いのですか?」
幸は、少しきょうざめした。

「共同でドキュメントを更新しましょう。
 新しい作業の仕方を試してみます」
実則は、ちょっと違うことをしてみたかった。
幸は、違う楽しみを期待していた。

「共同で更新ですか?」
幸は、したことがない。
某社ぼうしゃ共通の個人オンラインドライブを利用することにします。
 ドライブにアップロードしてみてください。
 そして、ドキュメントを開いて共通にして、
 メールでリンクを送ってください。
 共通をクリックして指示に従えば簡単に出来ますよ」
実則は、ドキュメントを共同で作業する方法を説明した。
暫くして、幸からメールが届いた。
「共有をメールしました」
幸は、元気よく答える。
「ありがとう」
実則は、メールを開き『共有ファイルの開く』をクリックした。
ドキュメントは、無事に開くことが出来た。
「問題点を3階層で記入できるようになっている。
 理想りそう通りです」

第1階層、第2階層は、実則の発言の見出しが並んでいる。

携帯端末の小さい画面サイズの対応での伝票の入力フォームを考える。
本当は、細かな問題点とそれに対応する対策に整理して書くところですが、
対策が頭に浮かぶのでドキュメントの体裁ていさいは後回しにして、思いつく対策を書いていった。

必要な要件を記入していく。
対策?対応と言った方が良いものかもしれない。

実則は、ドキュメントを更新した。
幸が触っていないのにドキュメントが記入されていく。
それを見て幸は面白がった。
「キャ。キャカヤ」

「伝票の入力」

「入力フォームの縦長表示」

「選択式メニュー(2階層)」

「繰返し(複数行)の入力。」

伝票の実務に入る。

「貸借入力。貸方かしかた借り方かりかたの記入について」

「背景の色による違いをだす。」
幸は、更新してみた。
「上脇さん。ナイス」
実則は、相槌あいづちする。
「上脇さん。業務で思いついた点を記入してください」

幸は記入していく。
「伝票の誤り」

「これも伝票を背景の色による違いをだす。」

「合計金額のチェック」
※紙から入力するのであれば、合計金額をチェックするのは有効な手段であるが、
 今回は、直接入力である。取引金額の範囲をチェックした方が良いかもしれない。

「…」

「階層式選択メニュー」

「商品の独自入力」

「ちょっと質問ですが、
 仕様が細かすぎるのではないですか?
 そこまで考える必要はありますか」
幸は、プログラムの仕様を考えているような気がしたので発言してみた。

「確かに要件定義には、必要無いかもしれませんね」
実則も細かい項目だと思った。
だが、頭の中のものを一度出さないと整理が出来ない。
「携帯端末の画面フォーマットは、外部設計だね。
 しかし、方針は、要件定義で明記しましょう。
 そのための頭の整理です」
実則は、この作業の意図いとを説明した。
(必要でないかは、後で判断すればいい)

「そうですね。
 私も頭の中を全て出しちゃいます」
幸も思う事を出し切ることにした。

(余計なものは、出さないように)筆者の声です。
(余計なものて何ですか?
 あ!変な想像!
 セクハラ警告ツウー)読者の意見です。

2人は、作業を進めた。
そして、夕方4時に成る。
「じゃー。続きは翌日、作業をしましょう。
 何かあれば連絡します。
 今日は、これまでにします」
その日の作業を終えた。

話は変わるが、
一昨日いっさくじつ、幸は、実則に紫のパンティの写真を送った。
何故なぜそんなことが出来たのかは、不明である。
単に白パンを見た仕返しをしたかった。
それだけ?
幸は、ある意味、実則に好意を持っている。
それは、実則が幸に仕事のやり方を示唆しさしてくれたりすることや、
実則の清潔せいけつ感やどうじないところやエロくないとこ、
年が近いことなどが、合わさった親近感からでたものである。
実則は、ただ、そんな幸に気づいていない。
普通の態度で接している。
幸には、それがまた不満である。
(今度は、仕事でおどろかしてやる)
幸は、胸の内に誓っていた。

あんましHなシーンが浮かびませんでした。すいません。m(__)m
ミニデートの時を期待してください。
期待していいのですか?むむぅむぅ。ビロビロ~~プレッシャー~。
(;´д`)


翌日に質問状の回答が富野さんからメールで返ってきた。

つづく。 次回(質問状の回答)

問題点と対策を整理した表です。(完成したものではありません。途中です)






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