完結確約【女神回収プログラム ~三回転生したその先に~】姫の側近の剣士の、決して口外できない秘密は

 最高位の姫に仕える剣士には、決して口外できない秘密がある。秘密を知ると序盤の印象が変わり、物語が徐々に枝分かれし、絡み合う恋愛ミステリー。
 昔々に背負った因果を抱えながら各々の困難と懸命に立ち向かう、残酷で美しい長編小説。

 剣士の秘密を知らない姫は、剣士に想いを寄せている。
 姫と護衛の剣士の恋愛はご法度。けれど、このふたりには、それ以上の難関が待ち構えている。



 始まりは『愛と美の神』と悪魔の子が出会い起こった悲劇。大神は神々と精霊体に命を下した。
 舞台の裏で発動されているのは、『女神』”回収プログラム”。
 堕ちた女神と、禁忌を犯した神の末路を描く物語。

 大神の命を受けた神々と精霊体は、人となり輪廻転生の輪に組み込まれ苦しい魂の修業が開始。それぞれは己の正体を知らず、懸命に生きる。

 人となった神々と精霊体は一度その生を終え、二度目の生を受け第一部が開幕。悪魔の子も神々も精霊も、人々に紛れ同じ時代を生きる。

 世界に君臨する城の姫と、その姫に仕える剣士。
 婚約者の帰城を待つ姫。
 研究所の君主と、ひょんなことから宿屋の居候になった男。
 おとぎの国かのような城の嫡男と、美形と名高い双子の弟。

 世界に伝わるのは、『絵本童話』と『女悪神伝説』。

 自ら堕ちた神は、悪魔の子により地獄の果てへ着々と向かう。
 運命に逆らうのか、受け入れるのか。はたまた、地獄へと落ちてしまうのか。
 大神の命を受けた者たちは使命を遂行し、三回転生後に天界へ帰還せよ。



 現世と過去生が交わる第一部。
 遠い過去を呼び起こす第二部。
 帰還か転落か、来世が織りなす第三部。

 そして、その先に──信じること、裏切ること、許しあうことで迎える真の結末。



 女神が誰かと知ったとき、幸せは一度崩れ。女神の『最後』の決断を知ったとき、『幸せ』とは何かとさまようだろう。
 最後に女神は微笑む。
『永い永い願いを叶えることができた』と。

 なにが幸せで、なにを祈り、なにを望むのか。



 大切な人を、大切なものを守りたい──。

 あなたの、大切な『もの』は何ですか。







 ★=イラスト有。他小説サイトでも連載中。
 未成年の性、近親相姦を含むストーリーですが、推奨はしておりません。




 ※20230427表紙&ロゴは九重ゆめさんが作成して下さいました。

 ※一話の文字数を調整中しました。通し番号は変更せず、タイトルのうしろに(1)、(2)つけています。
24h.ポイント 207pt
0
小説 7,325 位 / 192,920件 恋愛 3,554 位 / 57,545件

あなたにおすすめの小説

彼女にも愛する人がいた

まるまる⭐️
恋愛
既に冷たくなった王妃を見つけたのは、彼女に食事を運んで来た侍女だった。 「宮廷医の見立てでは、王妃様の死因は餓死。然も彼が言うには、王妃様は亡くなってから既に2、3日は経過しているだろうとの事でした」 そう宰相から報告を受けた俺は、自分の耳を疑った。 餓死だと? この王宮で?  彼女は俺の従兄妹で隣国ジルハイムの王女だ。 俺の背中を嫌な汗が流れた。 では、亡くなってから今日まで、彼女がいない事に誰も気付きもしなかったと言うのか…? そんな馬鹿な…。信じられなかった。 だがそんな俺を他所に宰相は更に告げる。 「亡くなった王妃様は陛下の子を懐妊されておりました」と…。 彼女がこの国へ嫁いで来て2年。漸く子が出来た事をこんな形で知るなんて…。 俺はその報告に愕然とした。

偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~

甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」 「全力でお断りします」 主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。 だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。 …それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で… 一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。 令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……

はっきり言ってカケラも興味はございません

みおな
恋愛
 私の婚約者様は、王女殿下の騎士をしている。  病弱でお美しい王女殿下に常に付き従い、婚約者としての交流も、マトモにしたことがない。  まぁ、好きになさればよろしいわ。 私には関係ないことですから。

女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?

青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。 そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。 そんなユヅキの逆ハーレムのお話。

アルバートの屈辱

プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。 『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

さようなら、わたくしの騎士様

夜桜
恋愛
騎士様からの突然の『さようなら』(婚約破棄)に辺境伯令嬢クリスは微笑んだ。 その時を待っていたのだ。 クリスは知っていた。 騎士ローウェルは裏切ると。 だから逆に『さようなら』を言い渡した。倍返しで。

【完結】ドアマットに気付かない系夫の謝罪は死んだ妻には届かない 

堀 和三盆
恋愛
 一年にわたる長期出張から戻ると、愛する妻のシェルタが帰らぬ人になっていた。流行病に罹ったらしく、感染を避けるためにと火葬をされて骨になった妻は墓の下。  信じられなかった。  母を責め使用人を責めて暴れ回って、僕は自らの身に降りかかった突然の不幸を嘆いた。まだ、結婚して3年もたっていないというのに……。  そんな中。僕は遺品の整理中に隠すようにして仕舞われていた妻の日記帳を見つけてしまう。愛する妻が最後に何を考えていたのかを知る手段になるかもしれない。そんな軽い気持ちで日記を開いて戦慄した。  日記には妻がこの家に嫁いでから病に倒れるまでの――母や使用人からの壮絶な嫌がらせの数々が綴られていたのだ。

彼女は彼の運命の人

豆狸
恋愛
「デホタに謝ってくれ、エマ」 「なにをでしょう?」 「この数ヶ月、デホタに嫌がらせをしていたことだ」 「謝ってくだされば、アタシは恨んだりしません」 「デホタは優しいな」 「私がデホタ様に嫌がらせをしてたんですって。あなた、知っていた?」 「存じませんでしたが、それは不可能でしょう」