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第2章。「待望のチャット」
3、ユーザーさまは、神対応
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--ユーザーさまは、神対応--
神戸で地下鉄に乗り総合運動公園で降りる。
そこから、坂道を登っていく。
酒井薬物販に着く。
門より中に入る。
鉄格子のスライド式の策がある。
左側に白い壁の3階建ての建物がある。
飾り気はないただの建物である。
2階に上がる。
受付の代わりに電話が設置されている。
宮中営業長は、慣れたように受話器を取り指定された番号を押す。
要件を伝える。
「暫くお持ちください。
迎えに参ります」
ドアの鍵が開いた。
「ガチャ」
女性である。
「どうぞお入りください」
オフィースの中は、整頓され、正しく整列したデスクが並んでいる。
デスクには、ディスプレイが置いてあり、椅子にそれぞれ人が座っている。
空席がチラホラある。
女性は、会議室に宮中営業長と実則を通した。
(パンチラ?パンチラ?そこで躓く。
無いかなぁ)
実則は、暇なのか?余計なことを考えた。
(上脇さん見たいなことは、そうないな。
でも、電車の人は、ピンクだったなぁ)
神戸地下鉄の場面が浮かぶ。言い忘れたが神戸地下鉄も地上に出る。
会議室には、机が2列くっ付いて置かれている。そこにパイプ椅子が4席あった。
入口のドアより遠い方、ホワイトボードから遠い方にに座る。
ユーザーさまが入ってきた。
男の人と女性である。
実則と宮中は、立って挨拶する。
「いつもお世話に成っております」
お互い頭を下げる。
男性が自己紹介する。
「システムの補佐役の田中と言います。
こちは、開発リーダーの富野です」
「富野 野乃菜と言います」
彼女は、名乗りながら名刺を宮中と実則に渡した。
(少し変わった名前。ののか?ののな)
実則は、また雑念が浮かぶ。
「営業長の宮中 悟です」
名刺を渡す。
「上野 実則です」
実則も名刺を渡した。
家電量販店の綾香さんと同類。いや、違う。それ以上、洗練された理性の匂いがする。
灰色のジャケットに紺のズボン。ヘアーはショートで茶と黒の髪である。鼻がスゥート顔の真ん中に通っている。目は、大きい。眉毛は、細い。
唇も小さく薄い。(愛情が薄いのか?)
(地味なのは物流センターの制服のせいかな)
「名刺の交換は、必要以外しないことに成っています。
メールアドレスが書いてあるので、
必要者は、交換しますが、
その他は、ご遠慮願います。
業務の説明は、富野のほうから行います」
田中は、付け加えて言った。
富野が説明しだす。
「システムは、提案型でお願いします。
まずは、要件書を作成して頂きます。
納期は、1か月後です。
よろしいですか?
正直に言います。
他社の人にもお願いしています」
富野は、残酷なほどクールであった。
宮中は、実則を肘で突いた。
「あ。はぃ」
実則は、慌てて返事した。
「次に業務についてですが、
携帯によるペーパーレス、携帯による端末レスを推進することが必須です。
業務は、物販の受注と発注と出荷と納品と在庫管理等です。
システム構成とセキュリティの提案こみの携帯を使った業務改善です。
お分かりいただけましたか?」
富野は、一息ついて持参の水筒の水を飲んだ。
実則は、メモを取るので精一杯である。
しかし、富野の唇の色気も見逃さない。
「質問は、1週間後にメールでします」
実則は、こう見えて仕事は、積極的である。
実則の少ない反撃である。
「分かりました。
要件書は、大雑把で良いのでよろしくお願いします。
質問は、有りますか?」
富野は、実則の反骨精神に少し微笑んだ。
「まず、自身で考案してみます」
実則は、答えた。
「以上で解散です。
お疲れさまでした」
「お疲れさまでした」
両社は、挨拶して会議を終わった。
宮中と実則は、酒井薬物販を後にした。
帰り道、宮中は、実則に苦言する。
「もう。作戦の練りなおしだ。
誰がいい?
と言ってもなぁ。
そうだ、上脇は?
どう?どう?」
「あぁ。はい」
実則は、慌てて返事した。
(上脇さんて事務でしょ。開発出来るのかな?
でも、一人よりましか)
「今日は、散々な目にあった。
伝えておく会社のチャットルームを使うと良い」
宮中は、それを言うと大阪駅に着くまで黙りこくった。
実則の反骨精神がメラメラ燃えている。エロイズムも燃えている。
(神対応?俺がか?富野さんを征服するぞ!)
つづく。 次回(待望のチャット)2021年01月13日(水)までに投稿予定。
神戸で地下鉄に乗り総合運動公園で降りる。
そこから、坂道を登っていく。
酒井薬物販に着く。
門より中に入る。
鉄格子のスライド式の策がある。
左側に白い壁の3階建ての建物がある。
飾り気はないただの建物である。
2階に上がる。
受付の代わりに電話が設置されている。
宮中営業長は、慣れたように受話器を取り指定された番号を押す。
要件を伝える。
「暫くお持ちください。
迎えに参ります」
ドアの鍵が開いた。
「ガチャ」
女性である。
「どうぞお入りください」
オフィースの中は、整頓され、正しく整列したデスクが並んでいる。
デスクには、ディスプレイが置いてあり、椅子にそれぞれ人が座っている。
空席がチラホラある。
女性は、会議室に宮中営業長と実則を通した。
(パンチラ?パンチラ?そこで躓く。
無いかなぁ)
実則は、暇なのか?余計なことを考えた。
(上脇さん見たいなことは、そうないな。
でも、電車の人は、ピンクだったなぁ)
神戸地下鉄の場面が浮かぶ。言い忘れたが神戸地下鉄も地上に出る。
会議室には、机が2列くっ付いて置かれている。そこにパイプ椅子が4席あった。
入口のドアより遠い方、ホワイトボードから遠い方にに座る。
ユーザーさまが入ってきた。
男の人と女性である。
実則と宮中は、立って挨拶する。
「いつもお世話に成っております」
お互い頭を下げる。
男性が自己紹介する。
「システムの補佐役の田中と言います。
こちは、開発リーダーの富野です」
「富野 野乃菜と言います」
彼女は、名乗りながら名刺を宮中と実則に渡した。
(少し変わった名前。ののか?ののな)
実則は、また雑念が浮かぶ。
「営業長の宮中 悟です」
名刺を渡す。
「上野 実則です」
実則も名刺を渡した。
家電量販店の綾香さんと同類。いや、違う。それ以上、洗練された理性の匂いがする。
灰色のジャケットに紺のズボン。ヘアーはショートで茶と黒の髪である。鼻がスゥート顔の真ん中に通っている。目は、大きい。眉毛は、細い。
唇も小さく薄い。(愛情が薄いのか?)
(地味なのは物流センターの制服のせいかな)
「名刺の交換は、必要以外しないことに成っています。
メールアドレスが書いてあるので、
必要者は、交換しますが、
その他は、ご遠慮願います。
業務の説明は、富野のほうから行います」
田中は、付け加えて言った。
富野が説明しだす。
「システムは、提案型でお願いします。
まずは、要件書を作成して頂きます。
納期は、1か月後です。
よろしいですか?
正直に言います。
他社の人にもお願いしています」
富野は、残酷なほどクールであった。
宮中は、実則を肘で突いた。
「あ。はぃ」
実則は、慌てて返事した。
「次に業務についてですが、
携帯によるペーパーレス、携帯による端末レスを推進することが必須です。
業務は、物販の受注と発注と出荷と納品と在庫管理等です。
システム構成とセキュリティの提案こみの携帯を使った業務改善です。
お分かりいただけましたか?」
富野は、一息ついて持参の水筒の水を飲んだ。
実則は、メモを取るので精一杯である。
しかし、富野の唇の色気も見逃さない。
「質問は、1週間後にメールでします」
実則は、こう見えて仕事は、積極的である。
実則の少ない反撃である。
「分かりました。
要件書は、大雑把で良いのでよろしくお願いします。
質問は、有りますか?」
富野は、実則の反骨精神に少し微笑んだ。
「まず、自身で考案してみます」
実則は、答えた。
「以上で解散です。
お疲れさまでした」
「お疲れさまでした」
両社は、挨拶して会議を終わった。
宮中と実則は、酒井薬物販を後にした。
帰り道、宮中は、実則に苦言する。
「もう。作戦の練りなおしだ。
誰がいい?
と言ってもなぁ。
そうだ、上脇は?
どう?どう?」
「あぁ。はい」
実則は、慌てて返事した。
(上脇さんて事務でしょ。開発出来るのかな?
でも、一人よりましか)
「今日は、散々な目にあった。
伝えておく会社のチャットルームを使うと良い」
宮中は、それを言うと大阪駅に着くまで黙りこくった。
実則の反骨精神がメラメラ燃えている。エロイズムも燃えている。
(神対応?俺がか?富野さんを征服するぞ!)
つづく。 次回(待望のチャット)2021年01月13日(水)までに投稿予定。
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