倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第２６章 【日御子】の【念動力】及び【予知能力】の減衰と、その陰で蠢く【野望と策謀】

〔３９２〕１２名の【潜在予知能力保持者】の成長を見守るしかないが、余り、期待出来ない！

　　１２名の【潜在予知能力保持者】の成長を３人の【日御子】が手分けして、見守るしかないが、余り期待出来ない！

というのも、【日御子】の【潜在予知能力透過霊力】はいまだに健在であり、【２０枚の御神鏡】の【力】を借りても、現時点での【日御子】の【予知能力】以上の能力が身につくとは思えないからだ！


それなら、【日御子】は【２０枚の御神鏡】が身近にあれば、以前の【予知能力】の２０倍の能力になる、と思われがちだが、そうはなり得ないのである。



　　一般的に、人間の【脳細胞】は千数百億個あり、健康な人でも、２０歳を境に、毎日１０万個の割合で、壊死していると、云われている。

その【脳細胞】は一部の領域を除いて、常に【電気信号】を発しており、互いに情報のやりとりをしている。

【第六感】や【念動力】【予知能力】等の所謂【超能力】は【未知の一部の領域】から電気信号を発して初めて、【超能力】が発動されると、云われている。


【日御子】や【ミランダ】や【ルビナ】は各々の分野で、活性の限界を極めているので、【御神鏡】が何十枚あろうと、無意味なのである。

特に、【日御子】は【未知の領域】の【脳細胞】が【ミランダ】や【ルビナ】の１０倍以上の速さで、壊死しているのである。