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  第14章 【ナム王太子】討たれ、【ツモ国滅亡】により【新生倭国】建国及び、【女王・日御子】即位す!!

 〔168〕敵を知り、己を知らば、百戦危うからず!!

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  ヤマトの【ラビナ姫】から【遠隔言霊交信神技テレパシー】による連絡があって以来、3日後にようやく、山脈を抜けて、【ツモ国】領内の平野部に出た。


【ミカ妃】は【ラビナ姫】と連絡を取り、【ヤマト軍】と【タニハ軍】がどのあたりまで来ているかを聞き出して、【ハヤテ】に報告した。

「殿下!」
「【ヤマト軍】【タニハ軍】は明日の夕方頃到着の予定です。」
「我が【イト軍】としては、如何イカガされるおつもりですか?」


「闇雲に【軍】を動かしても敵を利するだけだ!」
「【孫子の兵法】に『敵を知り、己を知らば、百戦危うからず!』というのがある。」
「【ナム】率いる【東軍】が【西軍本拠地】を全焼させ、完勝した後、【東軍】の本体は、今何処にいるのか?【戦力】はどの程度か?現地に残留しているとしたら、何のためか?」

「つまり、『敵を知る』ために、我が軍には、情報収集のための専門家集団たる【諜報部隊】がいる。」
「我々が山を抜けて、この平野部に出るや否や、【100人の諜報部隊】は敵地探索のため、すでに、散って出ているのだよ!」
「遅くとも、今夕までには戻って来るよう申しつけてある。」
「また、敵の部隊に、我々がこの地にいることをぎつけられたら、すぐに知らせるよう【見張り役】も兼ねている。」

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