倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第１３章 【ミカ姫】は【イト王家王太子妃】のままで【若き日輪の御子】と成り得るのか！？

〔１５２〕 【ミカ姫】は【懐妊の陣痛】に苦しみながらも【ハヤテ】の大怪我を心配す！！

　　【ユリ姫】は骨折した日、母親の【カリン妃】から、【他浄治癒力】による手当てを受け、一晩安静して眠った後、翌朝から、いつも通りの【御神鏡】祈祷及び、【越女剣】訓練に戻った。



　　一方、【ミカ姫】は懐妊１０ヶ月となり、大きなお腹を抱えて、【寝所】にて休んでいた。

勿論モチロン、【カリン妃】は【日輪の女神】の【予言】『【ミカ】は出産時、大量出血で、死ぬ運命にある』から、この日のために【産婆（助産婦）】を３人用意し、自らも【他浄治癒力神技】を必死に体得してきたのである！　


【ミカ姫】は【酷い陣痛】に苦しみながらも、【言霊交信神技テレパシー】で、

・・・母上！、ユリ姫！・・・
・・・殿下が・・・殿下が・・・
・・・【製鉄所】で・・・爆発・・・大怪我を・・・助けて！！・・・


【カリン妃】は即座に【ユリ姫】に、

・・・ユリ！・・・
・・・聞こえましたか？・・・
・・・今すぐ、直ちに【神殿】から【御神鏡】を持って、直ちに【製鉄所】へ急行しなさい！！・・・
・・・そなたの【他浄治癒力神技】は、まだ、未熟ですが、【御神鏡】が助けてくれます！・・・


・・・母上！了解！・・・
・・・今、【神殿】に到着！・・・
・・・直ちに、【製鉄所】に向かいます！・・・