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手作りランチとデザート
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「レイン様、ハーティー様おはようございます。
昨日は大丈夫だったらしいですわね」
「ユア様、ハーティー様おはようございます。
そうなんですのよ、即申請してましたわ」
「ユア様、レイン様おはようございます。
わたくしの方もですわ」
私はレイン様とハーティー様に『番』の事を話した。
「レイン様、ハーティー様、昨日お手紙にも書きましたが、ソフィーリアから『番』が来ますが大丈夫ですか?」
「わたくし達の番ですよね?」
「ええ、急なお話ですが……お会いするのは怖いですか?」
「「今直ぐに会いたいですわ!!」」
「そんなに近付かなくても大丈夫ですわよ?」
「興奮してしまいましたわ」
「わたくしもですわ」
私達は休憩時間に談笑していると、またですか!
馬鹿な5人組が怖い顔をして私達の前に現れた。
「何の御用ですか?」
「おい、婚約破棄とはどういう事だ!
今朝父上に怒られたんだぞ!!」
「俺もだ!
婚約破棄して困るのはハーティーお前だぞ!
泣いてすがって来ても知らないからなっ!!」
「俺なんて、何もしてないのに婚約破棄されたんだぞ。
ジーナは馬鹿な女だよ。
ルリナ様の様に美しくて優しい女だったら良かったのにな!」
「やぁーーだぁーー、そんなに褒めても何も出ないわよ」
茶番劇か?
レイン様、ハーティー様、ジーナ様が今までどんな気持ちだったか考えもしないし分からないんだわ。
最低のクズだわ。
「貴方達って最低ですわね!
相手の気持ちを考えないから婚約破棄されるんですよ。
自業自得ですわ!!」
「なっ!」
「てめえっ!!」
「っ!」
貴方達が怒っても、もう遅いのよ!
「酷いわ!
私は何もしてないのに、これはイジメよ!
……ぐすん……」
「ルリナ、可哀想に!」
涙出てないじゃん、良く見なさいよ!
第二王子様……大袈裟に言うんじゃないよ。
「お昼は何を食べますか?」
「最近ではホットケーキという柔らかくて甘いパンが有名ですわよね」
「あれは数限定で食べられないのが悲しいですわ」
「そう言うと思ってたわ。
今日のお昼は私の手料理ですのよ。
ご一緒にどうですか?」
「「食べたいですわ!!」」
私達はルリナ様の5人組を無視して、ラウンジのテラスへ行った。
ワクワクしているレイン様とハーティー様の顔を見ながら、ホットケーキが入ってるバスケットを開けた。
中を見て凄く驚いている。
デザートにシュークリームも作って持って来ている。
お皿にホットケーキを入れメープルシロップをかけて、一口!
「「美味しい!!」」
「ふふふっ、良かったですわ。
このホットケーキは私が作ったんです、あとデザートにシュークリームもどうぞ」
「ユア様がここの料理人の方に教えたのですか?」
「ええ、でも数量限定ってところが気になりますわね。
難しい料理ではないのに……」
私達は楽しい昼食を済ませ、午後の授業も終わり。
こちらへ来ているルリナ様達を無視して、私達は馬車へと乗った。
ルリナ様は片足で地団駄を踏んでくやしがっていたが放置して、私達はジーナ様のお屋敷へと向かった。
「見てください、ドラゴンがいますわ!」
「まあ! わたくし初めて拝見しましたわ!!」
私も初めて見た時は驚いたな、レイン様とハーティー様の驚く気持ち分かるわ。
昨日は大丈夫だったらしいですわね」
「ユア様、ハーティー様おはようございます。
そうなんですのよ、即申請してましたわ」
「ユア様、レイン様おはようございます。
わたくしの方もですわ」
私はレイン様とハーティー様に『番』の事を話した。
「レイン様、ハーティー様、昨日お手紙にも書きましたが、ソフィーリアから『番』が来ますが大丈夫ですか?」
「わたくし達の番ですよね?」
「ええ、急なお話ですが……お会いするのは怖いですか?」
「「今直ぐに会いたいですわ!!」」
「そんなに近付かなくても大丈夫ですわよ?」
「興奮してしまいましたわ」
「わたくしもですわ」
私達は休憩時間に談笑していると、またですか!
馬鹿な5人組が怖い顔をして私達の前に現れた。
「何の御用ですか?」
「おい、婚約破棄とはどういう事だ!
今朝父上に怒られたんだぞ!!」
「俺もだ!
婚約破棄して困るのはハーティーお前だぞ!
泣いてすがって来ても知らないからなっ!!」
「俺なんて、何もしてないのに婚約破棄されたんだぞ。
ジーナは馬鹿な女だよ。
ルリナ様の様に美しくて優しい女だったら良かったのにな!」
「やぁーーだぁーー、そんなに褒めても何も出ないわよ」
茶番劇か?
レイン様、ハーティー様、ジーナ様が今までどんな気持ちだったか考えもしないし分からないんだわ。
最低のクズだわ。
「貴方達って最低ですわね!
相手の気持ちを考えないから婚約破棄されるんですよ。
自業自得ですわ!!」
「なっ!」
「てめえっ!!」
「っ!」
貴方達が怒っても、もう遅いのよ!
「酷いわ!
私は何もしてないのに、これはイジメよ!
……ぐすん……」
「ルリナ、可哀想に!」
涙出てないじゃん、良く見なさいよ!
第二王子様……大袈裟に言うんじゃないよ。
「お昼は何を食べますか?」
「最近ではホットケーキという柔らかくて甘いパンが有名ですわよね」
「あれは数限定で食べられないのが悲しいですわ」
「そう言うと思ってたわ。
今日のお昼は私の手料理ですのよ。
ご一緒にどうですか?」
「「食べたいですわ!!」」
私達はルリナ様の5人組を無視して、ラウンジのテラスへ行った。
ワクワクしているレイン様とハーティー様の顔を見ながら、ホットケーキが入ってるバスケットを開けた。
中を見て凄く驚いている。
デザートにシュークリームも作って持って来ている。
お皿にホットケーキを入れメープルシロップをかけて、一口!
「「美味しい!!」」
「ふふふっ、良かったですわ。
このホットケーキは私が作ったんです、あとデザートにシュークリームもどうぞ」
「ユア様がここの料理人の方に教えたのですか?」
「ええ、でも数量限定ってところが気になりますわね。
難しい料理ではないのに……」
私達は楽しい昼食を済ませ、午後の授業も終わり。
こちらへ来ているルリナ様達を無視して、私達は馬車へと乗った。
ルリナ様は片足で地団駄を踏んでくやしがっていたが放置して、私達はジーナ様のお屋敷へと向かった。
「見てください、ドラゴンがいますわ!」
「まあ! わたくし初めて拝見しましたわ!!」
私も初めて見た時は驚いたな、レイン様とハーティー様の驚く気持ち分かるわ。
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