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獣人族の皆さんが優しすぎです
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朝食後、配膳のお手伝いしようと思っていると、皆さんに止められてしまい、今は自室のソファーの上なんだけど、オールの膝の上のシチュエーションはグッジョブ!
なのに、超イケメンのオールに「朝食美味しかった、俺の妻は最高だ!」なんて言われたら恥ずかしくて両手で顔を覆ってしまう私。
そのうち慣れるんだろうなぁ。
自室の窓から見える青い綺麗な空を見上げて、昼食は何にしようかな? と考えていた。
調理室に入って食材を見ながら何にしようか考えていた。
「ブルーノさん、この肉って食べれるんですよね?」
「はい、こちらは新鮮で上質な大トカゲの肉です。
こっちの肉は大蛇、こっちのは……。
この箱は、アイテムボックスになっているので全て食べられますよ?」
お昼は大トカゲの肉のステーキと野菜は、昨日と同じ物しかないのか、小麦粉をボウルに入れて卵と一緒に手で混ぜる。
良い感じになったから生地を伸ばして一口大の大きさに切る。
沸騰した鍋に全て入れた。
よし、ザルに流し入れマカロニをそのままにして冷ます。
大トカゲの肉を適度な大きさに切り塩と胡椒、ローズマリーで味付けをし肉を焼く。
醤油・柑橘汁(酢の代用)・砂糖・塩・ワイン(酒の代用)・みじん切りにしたネギを混ぜ合わせてステーキソースの出来上がり。
マカロニと一口大に切った野菜と塩・胡椒・マヨネーズを入れ混ぜる。
パンは明日まで無理だから油で焼くホットケーキで我慢してもらおう。
「ユア様、ありがとうございます。
この料理の作り方を書き留め覚えたので、後はゆっくりと休んで下さい」
「でも使った物を洗わないと……」
言い終わる前に王妃様に連れ出された私。
ニコニコして私を連れ去った王妃様は、メイドさん達に「採寸を!」っとひと声で服を剥ぎ取られ。
「ヒャアアァァッ」って悲鳴を上げてるうちに、シュシュッと素早い動きで測られた。
………。
「これでドレスがいつでも作れるわ!
今のところは、まだ成長期ですもの、休暇の度に採寸をしなくてはいけませんわね」
コンコンコン!
「王妃様、ユア様、昼食の御用意が整いました」
メイドさんと王妃様の後ろを歩きながら、メイドさんの可愛い尻尾を眺めた。
「ユアよ、この料理も美味しい!
これは世界中で革命が起きてもおかしくないぞ!」
王様は皆さんがどんな意見するのかを待った。
「お父様、わたくし達は身の危険も回避も出来ますがユアは護身が出来ません、それが心配なのです」
涙を溜めて言ってくれるリリーティア様の言葉に感動して「ありがとうございます」と蚊の鳴くような小さい声で泣きながら言った。
「そうですわよ。
ユアはもう、わたくしの妹ですし家族なんですのよ!
ディロールでの生活が心配で胸が張り裂けてしまいそうですわ!」
「そうですわね。
ユアはもう、わたくしの娘。
リリーとローズの心配もわかるわ、でもね育った場所が違うでしょ?
いきなり違う世界へ連れ込まれたら2人はずっと籠の中に居たいと思う?
思わないわよね? 今はまだ16歳で成長する大切な時だからこそ、こちらの世界の知識とマナーを得る為に行くのよ。
だから応援してあげましょう」
2人は頷き、私にギュウっと抱き付いていた。
「ユアの事は俺が守るよ。
向こうの屋敷で政務しようと思っているから、ユアに危険がある気配がしたら即駆けつけるつもりだ」
王様の許可は速攻で下りた。
オールが居てくれるなら大丈夫だよね。
今日の夜は何にしよう? っと夕食の事を考えていた。
なのに、超イケメンのオールに「朝食美味しかった、俺の妻は最高だ!」なんて言われたら恥ずかしくて両手で顔を覆ってしまう私。
そのうち慣れるんだろうなぁ。
自室の窓から見える青い綺麗な空を見上げて、昼食は何にしようかな? と考えていた。
調理室に入って食材を見ながら何にしようか考えていた。
「ブルーノさん、この肉って食べれるんですよね?」
「はい、こちらは新鮮で上質な大トカゲの肉です。
こっちの肉は大蛇、こっちのは……。
この箱は、アイテムボックスになっているので全て食べられますよ?」
お昼は大トカゲの肉のステーキと野菜は、昨日と同じ物しかないのか、小麦粉をボウルに入れて卵と一緒に手で混ぜる。
良い感じになったから生地を伸ばして一口大の大きさに切る。
沸騰した鍋に全て入れた。
よし、ザルに流し入れマカロニをそのままにして冷ます。
大トカゲの肉を適度な大きさに切り塩と胡椒、ローズマリーで味付けをし肉を焼く。
醤油・柑橘汁(酢の代用)・砂糖・塩・ワイン(酒の代用)・みじん切りにしたネギを混ぜ合わせてステーキソースの出来上がり。
マカロニと一口大に切った野菜と塩・胡椒・マヨネーズを入れ混ぜる。
パンは明日まで無理だから油で焼くホットケーキで我慢してもらおう。
「ユア様、ありがとうございます。
この料理の作り方を書き留め覚えたので、後はゆっくりと休んで下さい」
「でも使った物を洗わないと……」
言い終わる前に王妃様に連れ出された私。
ニコニコして私を連れ去った王妃様は、メイドさん達に「採寸を!」っとひと声で服を剥ぎ取られ。
「ヒャアアァァッ」って悲鳴を上げてるうちに、シュシュッと素早い動きで測られた。
………。
「これでドレスがいつでも作れるわ!
今のところは、まだ成長期ですもの、休暇の度に採寸をしなくてはいけませんわね」
コンコンコン!
「王妃様、ユア様、昼食の御用意が整いました」
メイドさんと王妃様の後ろを歩きながら、メイドさんの可愛い尻尾を眺めた。
「ユアよ、この料理も美味しい!
これは世界中で革命が起きてもおかしくないぞ!」
王様は皆さんがどんな意見するのかを待った。
「お父様、わたくし達は身の危険も回避も出来ますがユアは護身が出来ません、それが心配なのです」
涙を溜めて言ってくれるリリーティア様の言葉に感動して「ありがとうございます」と蚊の鳴くような小さい声で泣きながら言った。
「そうですわよ。
ユアはもう、わたくしの妹ですし家族なんですのよ!
ディロールでの生活が心配で胸が張り裂けてしまいそうですわ!」
「そうですわね。
ユアはもう、わたくしの娘。
リリーとローズの心配もわかるわ、でもね育った場所が違うでしょ?
いきなり違う世界へ連れ込まれたら2人はずっと籠の中に居たいと思う?
思わないわよね? 今はまだ16歳で成長する大切な時だからこそ、こちらの世界の知識とマナーを得る為に行くのよ。
だから応援してあげましょう」
2人は頷き、私にギュウっと抱き付いていた。
「ユアの事は俺が守るよ。
向こうの屋敷で政務しようと思っているから、ユアに危険がある気配がしたら即駆けつけるつもりだ」
王様の許可は速攻で下りた。
オールが居てくれるなら大丈夫だよね。
今日の夜は何にしよう? っと夕食の事を考えていた。
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