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飯マズでした!
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お妃様も皇女様方もみんな笑顔だ。
「凄く綺麗なカーテシーだったわ。
ユアさんが居た世界でも挨拶はカーテシーなのね」
お妃様は笑顔で話してくれていたけれど。
いいえ、カーテシーは初めてだ。
日本の挨拶は握手かお辞儀だ。
初めてだと伝えておかないと。
「王族の皆様、少し発言宜しいでしょうか?」
「うむ、許可しよう」
「ありがとうございます。
お話失礼致します。
わたくしが居た日本での挨拶は握手かお辞儀なのです。
カーテシーは初めて致しました」
………。
………。
皆様、目が点になってる。
「紛らわしい挨拶をしてしまい、申し訳ありません!
カーテシーは日本にあった漫画、書物? で見ただけなのです」
「書物を見ただけで、あんなに綺麗に出来るなんて、素晴らしいわ!
ティアもローズも思いますでしょう?」
「えぇ、わたくしもそう思いますわ」
「はい、わたくしもお母様とお姉様と同意見ですわ」
オールの家族に好印象を得られた事に内心ガッツポーズ! な私。
「ユア、凄いぞ!
さすが俺の愛しの番だ!」
………。
だよね、お決まりのオールのハグ。
家族の前ですよ、お~い。オールさ~ん。
皆さんは微笑ましく私達を見ていた。
「疲れたであろう?
今日はゆるりと休んでくれ」
王様は窓際で待機しているメイドへ目配せをし。
メイドさんは会釈をし、こちらへ来た。
「ユア様、お部屋へ御案内致します。
どうぞ此方へ」
「ユアは俺の部屋でも……」
オールが言いかけた時に、お妃様に「貴方がいるとユアさんの気が休めないでしょ!」と小言を言われたオールだった。
うん、超イケメンが隣にいると思ったら休めないより眠れないよ。
だから私が慣れるまでベットは別々でお願いしよう。
そうだ、学校? 学園? に通う事になるのかな?
他の事はオールに後で聞こう。
歩きながら考える私。
「こちらがユア様のお部屋です。
何かあれば扉の前で待機してる者に仰って下さい。
それでは、晩餐の御時間までごゆるりとお休み下さいませ。
失礼致します」
メイドさんはニッコリ笑顔で扉を閉めた。
晩餐かぁ。
パンは同じ、他の食事は世界で一番って話だったよね?
きっと大丈夫だよね。
ベットに寝転がっていると、いつの間にか寝ってしまったみたいで、気付けばオールが部屋に居た。
ソファーに座ったまま寝ている。
その時。
コンコンコン!
「ユア様、晩餐の御時間で御座います」
あっ、オールが起きた。
目が合って二人で笑いあった。
「ユア、行こう」
「うん。
晩餐楽しみ!」
ルンルン気分だったのに。
それなのに、味が全部塩味って、無いわーー。
完全消沈している私。
水煮よりマシだけど、言いたい。
言わなきゃ皆さんの健康面が心配だわ!
悶々と考えているとオールと王様が、これからの事を話してくれた。
「ユア、皆と話し合いして決まった事を父上が話してくれる。
嫌なら断ってくれて大丈夫だ。
俺的には断って欲しい、だがこれからの事を考えた上での結論なんだ」
「うん、聞いて判断するね。
王様、お話を聞かせて下さい」
「あい分かった。
獣人族だけなら今のまま生活してくれて構わない。
だが、人間側の意見が厳しくてな、いつもならこんな頑固な返答はせんのだが。
ディロールの王が良しとしないんだ。
ユアにはすまないが、ディロールのバールナ公爵の養女として籍をおきフォーリン学園へ通ってほしい」
本当にすまない、と王族の皆さんが暗い表情になった。
この世界の事を知るにはディロールにも行かなきゃだし、学園で貴族の勉強するのは当たり前。
この世界へ来る前は普通に学校に行ってたしね。
この世界の為、自分自信の為でもある。
「そんな御顔なさらないで下さい。
わたくしは泣き虫で、気も弱くて落ち込みやすい性格です。
怖いですけど、ディロール側の要求なら仕方ない事です。
なので、わたくしユアはディロールのバールナ公爵の元へ行きフォーリン学園へ行く事に致します!
この世界へ来る前は普通に学校、学園で学んでいました。
長期休暇の時はソフィーリアで過ごす事を許していただきたいです」
そう言って椅子から立ちお辞儀をした。
オールは寂しそうな顔してるけど、王様達は「すまない、そしてありがとう」と言ってくれた。
今は学園が休暇中だから、出発は1週間後。
その間、食事を作らせてもらえるように頼もうかなぁ。
頼もう!
「あの王様、お願いしたい事が1つあります」
「何でも申してみよ」
「はい、食事を作らせてもらえませんか?
作る事がわたくしの生き甲斐なんです。
お願い致します、作らせて下さい!」
もう一度深くお辞儀をした。
「あい分かった。
明日の朝からユアが作れるよう手配しよう。
メイド長、料理長に直ぐ伝えてくれ!」
「はい、畏まりました」
メイド長は二つ返事で調理室へと向かい料理長に伝えた。
「ユアの料理か。
明日が楽しみだ!」
王様もお妃様も皇女様達も笑顔で談笑し、私は今もお腹を空かせたまま朝を迎えた。
「凄く綺麗なカーテシーだったわ。
ユアさんが居た世界でも挨拶はカーテシーなのね」
お妃様は笑顔で話してくれていたけれど。
いいえ、カーテシーは初めてだ。
日本の挨拶は握手かお辞儀だ。
初めてだと伝えておかないと。
「王族の皆様、少し発言宜しいでしょうか?」
「うむ、許可しよう」
「ありがとうございます。
お話失礼致します。
わたくしが居た日本での挨拶は握手かお辞儀なのです。
カーテシーは初めて致しました」
………。
………。
皆様、目が点になってる。
「紛らわしい挨拶をしてしまい、申し訳ありません!
カーテシーは日本にあった漫画、書物? で見ただけなのです」
「書物を見ただけで、あんなに綺麗に出来るなんて、素晴らしいわ!
ティアもローズも思いますでしょう?」
「えぇ、わたくしもそう思いますわ」
「はい、わたくしもお母様とお姉様と同意見ですわ」
オールの家族に好印象を得られた事に内心ガッツポーズ! な私。
「ユア、凄いぞ!
さすが俺の愛しの番だ!」
………。
だよね、お決まりのオールのハグ。
家族の前ですよ、お~い。オールさ~ん。
皆さんは微笑ましく私達を見ていた。
「疲れたであろう?
今日はゆるりと休んでくれ」
王様は窓際で待機しているメイドへ目配せをし。
メイドさんは会釈をし、こちらへ来た。
「ユア様、お部屋へ御案内致します。
どうぞ此方へ」
「ユアは俺の部屋でも……」
オールが言いかけた時に、お妃様に「貴方がいるとユアさんの気が休めないでしょ!」と小言を言われたオールだった。
うん、超イケメンが隣にいると思ったら休めないより眠れないよ。
だから私が慣れるまでベットは別々でお願いしよう。
そうだ、学校? 学園? に通う事になるのかな?
他の事はオールに後で聞こう。
歩きながら考える私。
「こちらがユア様のお部屋です。
何かあれば扉の前で待機してる者に仰って下さい。
それでは、晩餐の御時間までごゆるりとお休み下さいませ。
失礼致します」
メイドさんはニッコリ笑顔で扉を閉めた。
晩餐かぁ。
パンは同じ、他の食事は世界で一番って話だったよね?
きっと大丈夫だよね。
ベットに寝転がっていると、いつの間にか寝ってしまったみたいで、気付けばオールが部屋に居た。
ソファーに座ったまま寝ている。
その時。
コンコンコン!
「ユア様、晩餐の御時間で御座います」
あっ、オールが起きた。
目が合って二人で笑いあった。
「ユア、行こう」
「うん。
晩餐楽しみ!」
ルンルン気分だったのに。
それなのに、味が全部塩味って、無いわーー。
完全消沈している私。
水煮よりマシだけど、言いたい。
言わなきゃ皆さんの健康面が心配だわ!
悶々と考えているとオールと王様が、これからの事を話してくれた。
「ユア、皆と話し合いして決まった事を父上が話してくれる。
嫌なら断ってくれて大丈夫だ。
俺的には断って欲しい、だがこれからの事を考えた上での結論なんだ」
「うん、聞いて判断するね。
王様、お話を聞かせて下さい」
「あい分かった。
獣人族だけなら今のまま生活してくれて構わない。
だが、人間側の意見が厳しくてな、いつもならこんな頑固な返答はせんのだが。
ディロールの王が良しとしないんだ。
ユアにはすまないが、ディロールのバールナ公爵の養女として籍をおきフォーリン学園へ通ってほしい」
本当にすまない、と王族の皆さんが暗い表情になった。
この世界の事を知るにはディロールにも行かなきゃだし、学園で貴族の勉強するのは当たり前。
この世界へ来る前は普通に学校に行ってたしね。
この世界の為、自分自信の為でもある。
「そんな御顔なさらないで下さい。
わたくしは泣き虫で、気も弱くて落ち込みやすい性格です。
怖いですけど、ディロール側の要求なら仕方ない事です。
なので、わたくしユアはディロールのバールナ公爵の元へ行きフォーリン学園へ行く事に致します!
この世界へ来る前は普通に学校、学園で学んでいました。
長期休暇の時はソフィーリアで過ごす事を許していただきたいです」
そう言って椅子から立ちお辞儀をした。
オールは寂しそうな顔してるけど、王様達は「すまない、そしてありがとう」と言ってくれた。
今は学園が休暇中だから、出発は1週間後。
その間、食事を作らせてもらえるように頼もうかなぁ。
頼もう!
「あの王様、お願いしたい事が1つあります」
「何でも申してみよ」
「はい、食事を作らせてもらえませんか?
作る事がわたくしの生き甲斐なんです。
お願い致します、作らせて下さい!」
もう一度深くお辞儀をした。
「あい分かった。
明日の朝からユアが作れるよう手配しよう。
メイド長、料理長に直ぐ伝えてくれ!」
「はい、畏まりました」
メイド長は二つ返事で調理室へと向かい料理長に伝えた。
「ユアの料理か。
明日が楽しみだ!」
王様もお妃様も皇女様達も笑顔で談笑し、私は今もお腹を空かせたまま朝を迎えた。
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