【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!

桜もふ

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アビーネスへ帰還

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 私の体調も良くなり、アビーネスへ帰ることになった。

 ダンが言ってた『フライ』を試してみようと思い【ミノタウロス】をアイテムボックスから出すと、アリアが震えあがっていた。

「ひぃっ!!」

「アリア、ゴメンね。
 怖かったよね、少しだけ後ろを向いててもらえる?
 直ぐに終わるから」

 『フライ』私が飛んだ瞬間にミノタウロスも一緒に飛んでいる。

「出来た!
 手を繋がなくても飛べるよ」

 下に降り、ミノタウロスをアイテムボックスに入れるとアリアが振り向き。

「あんな怖いのと戦ってたんだね、ミオ……怖がってゴメンね」

「怖くて当たり前だよ。
 私だって同じだよ、だから気にしないで。
 皆、飛ぶ覚悟は良い?」

「ミオ、その言い方だと、何と言うか……怖いんだが……」

 アーサーは困った顔で、私の頭を撫でながら言った。

 イーベルの皆に挨拶をし『フライ』で、アリア、ボブ、ルシア、ゼクス、ダン、バズ、アーサーと一緒に飛んだ。

「うおおぉぉぉっ! 落ちないよな?」

 アーサー、体格の割にビビリ? 慣れたのか、楽しそうに飛び回ってるし、笑える!

 ルシアはアリアとガールズトーク中で、ボブ・ダン・アーサーは私の事を話してる? きっとギルドカードや養女の話なんだろうな。

 ゼクスはバズとミノタウロスの事を話してるけど、何か気になる事があるのかな?

「ミオ、少しスピードを上昇しても大丈夫だぞ」

 スピードを上昇させて、あっという間にアビーネスのギルド前に到着した。

「楽しい空の旅だったでしょ?」

「お前は……俺達を殺す気か?」

 だって、スピードを上昇しても良いって言うから早く帰ってきたのに。

「ミオ、スピードが速くて楽しい空の旅だったわ」

 ルシアとアリアはキャァキャァ言いながら話してた。

【ビッグベアー】な見た目なのに、ちょっと空を飛んだだけで『ピーピー』『ブーブー』言っちゃってさ。

 ギロリッッッ!!

 おぉ~~、怖い怖い。

「今何か言ったか?」

 顔を左右に振り「何も言ってないよ」(思っただけ)

「今、思っただけ! とか聞こえたんだがなぁ」

 ………………。

 私は無視をし、スキップしながらギルドへと入った。

「アイツは……アーサー、ミオは昔からあんな感じだったのか?」

「あぁ、あんな感じで泣き虫、俺の後ばかりついて来て、背中にくっ付いてたよ。
 全く……変わってないな」

 アーサーは苦笑いしながらギルドへ入り、ダン達もギルドへ向かった。
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