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腐れ息子の攻撃
しおりを挟む「…何してんの。あんた」
やっと絞り出した声は喉がカラカラしてるからかとても掠れているように感じる。
それもこれもこの腐れ息子のせいだ!
何だこいつブスッと見やがって
おいその目は飾りもんかよ!?
わたしの上半身はブラのみ装着
おい!変態腐れ息子がお願いしますだからその目を閉じろぉぉぉ
腐れ息子は私をじっと見つめてるから私は着替えようにも着替えられない
…ことはなくサッサッと腐れ息子がいても難なく着替えた。
別にこいつがいてもいなくても
こいつじゃなくても私は着替えられるけど、常識的な問題であって、少し動揺した。
こんな近くに変態予備軍がいるなんて…
真紀さんかわいそうに…
待って!変態予備軍なのか?
変態に予備なんてあるの?変態に順序なんてなくない?じゃあ変態予備軍はもう変態なんじゃないか?
腐れ息子は変態なんだ。
ちょっとこんな近くに犯罪者がおると思うと…いや犯罪は犯してないっぽいけど、いつするかわかったもんじゃない。
もしかしたら、私のパンティーを見てハスハスしていたのかしら
もしかしたら、私の胸を見てムラムラしていたのかしら
それを想像してみると耐え難い何かが私の背筋をゾッとさせる
なにそれ気持ち悪いなぁ
「…何してんの。あんた」からけっこう時間が経っているのにも関わらず、腐れ息子は私をジーと見つめるだけで何もアクションをとらない。
だから!それが怖いんだっテェ!
ついでに気持ち悪い!
「…る…かっ」
「…はっ?ルカ?」
何を言ってるんだ
それに腐れ息子は微妙にイジイジしている雰囲気を出していて逆にこっちがイライラする
「何言ってんのか分かんない。」
ついつい、本音で喋っちゃったわ
これは殴られるかなぁ~もう一回血祭りにしたろう、そうすれば床の絨毯の件で何か解決するかなぁ~
それとも私の床の絨毯は魔「悪かったって言ったんだ!!」
密室の空間に突然の叫びの声はビリビリと響くし正直
「うるさい!!」
「お前もな!?」
何だこいついきなり、
「謝るなんて気持ち悪いよ(わかった。)」
やばっ本音と建前が逆になっちゃった
「…テメェ…やっぱりそっちが本性だったんか」
何をこいつ悔しそうに言ってんだか
やっぱ猿の言うことは人間には理解ができない
ッ!?
瞬きをした瞬間、腐れ息子が座っていた椅子には誰もいない
私の前から腐れ息子が居なくなった
「ガァッ」
突然の圧迫感
首が痛い…
ついでにドンっと音を立てたのは体が痛みを感じた瞬間だった
背中が痛いしお腹が圧迫されてる…
胃液吐きそっ
おもわずブラックアウトしそうな視界から黒い髪が見えた
「…テッメェ…く…サレム…すこめ」
はぁはぁと息が荒くなる私は腐れ息子と言ったけど続きがもちろんある
テメェ腐れ息子死ねぇ!
何て言っていたつもりだけどさらに首にかけられた両手がついに力を込められたため言えなかった。
腐れ息子が私を後ろから首をつかんで体を一気に倒して私の上に乗り、首をつかんだことに気づいたのは腐れ息子が首に力を入れている時
つまり今!!
「…テメェは本当に人間か?」
冷たい声が私の部屋に響く
おいっさっきまでゴメンて謝ってたのに…相手に対して酷くないか
真紀さんからどういう教育されてきたんだ!この変態
暴力オートーコー
絶対に根に持ってやる
一生忘れてなるもんか!?
そう強く決心して私は…
「…最初は人間だったのに、何でいきなり吸血鬼になってんだ?おいっ
純血様に噛まれたかぁ…チッ…意識失ってやがる」
意識をダウンさせた
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