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「まあ、ウチも国のガイドラインとは関係ないから、希望する患者さんにはホルモン投与とかは行ってはいるけど、十七歳の子はいないね。
そんなに女性ホルモンを打ちたいの?」
辰巳の質問に、零は深く頷いた。
「はい。
ホルモンもそうですけど、先にタマを取りたいです。
タマがあるとないとでは大違いだって聞いたことがあります。」
「えーっ去勢手術を?」
「はい。
ワタシ、少しでも女性らしいカラダになりたいって、いつも思ってるんです。
是非お願いします。」
いつも明るく朗らかな零が、今日は深刻な顔をして懇願した。
「まあまあ、レイちゃん
あなた若いんだから、よーく考えてからでも遅くはないわよ。
ね、辰巳センセイ」
「あ、うん。
まだ高二だし、高校出てからでも全然遅くないよ。」
辰巳もミエコの言葉に同調した。
「わかりました。
センセイ、変な事言ってごめんなさい。」
零は気を取り直し、いつもの調子に戻り、笑顔で切り替えた。
しかし、その翌日
辰巳クリニックに零が現れた。
「レイちゃん!
どうしたの?」
「センセイ
昨日の今日で、ホントに申し訳ないんですけど、やっぱりタマ抜きの手術をしてもらえませんか。」
「えーっ!」
「お願いします。
あれからずっと考えたんですけど、どうしても諦められなくて。
それと、一日も早く手術を受けときたくて。」
「そんなに思い詰めてたの?」
「はい…
コレって絶対しとかないとダメだって、なんでかわからないけど、そう思うんです。」
「そう言われてもなあ…」
「気持ちはもう固まっています。
決して後悔しませんので。」
「…」
あまりにも強い意思を示す零に、辰巳は言葉を失った。
辰巳自身、ニューハーフ好きで、零の将来を期待していた。
それには一日も早い女性ホルモンの投与と去勢手術が有効だということも重々承知していた。
結局は、零の熱意に負けてしまい手術を行う辰巳だった…
そんなに女性ホルモンを打ちたいの?」
辰巳の質問に、零は深く頷いた。
「はい。
ホルモンもそうですけど、先にタマを取りたいです。
タマがあるとないとでは大違いだって聞いたことがあります。」
「えーっ去勢手術を?」
「はい。
ワタシ、少しでも女性らしいカラダになりたいって、いつも思ってるんです。
是非お願いします。」
いつも明るく朗らかな零が、今日は深刻な顔をして懇願した。
「まあまあ、レイちゃん
あなた若いんだから、よーく考えてからでも遅くはないわよ。
ね、辰巳センセイ」
「あ、うん。
まだ高二だし、高校出てからでも全然遅くないよ。」
辰巳もミエコの言葉に同調した。
「わかりました。
センセイ、変な事言ってごめんなさい。」
零は気を取り直し、いつもの調子に戻り、笑顔で切り替えた。
しかし、その翌日
辰巳クリニックに零が現れた。
「レイちゃん!
どうしたの?」
「センセイ
昨日の今日で、ホントに申し訳ないんですけど、やっぱりタマ抜きの手術をしてもらえませんか。」
「えーっ!」
「お願いします。
あれからずっと考えたんですけど、どうしても諦められなくて。
それと、一日も早く手術を受けときたくて。」
「そんなに思い詰めてたの?」
「はい…
コレって絶対しとかないとダメだって、なんでかわからないけど、そう思うんです。」
「そう言われてもなあ…」
「気持ちはもう固まっています。
決して後悔しませんので。」
「…」
あまりにも強い意思を示す零に、辰巳は言葉を失った。
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