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王妃様と王子様 ※王妃目線
【2コマ目】王子の来訪 ※
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身なりを整えたわたくしは、皆のいる居間に出てゆきました。
そして、そこにいる客人を見て、飛び上がるほど驚きました。
「な、なぜそなたがここに?!」
どうしてそんなことがありえるのでしょう。
でも、見間違いでも幻でもありません。
何度見直しても、それはたしかにあの隣国の王子でした。そう、先日客人としてお城を訪れ、王の賓客でありながらわたくしの寝室に忍んでわたくしをほしいままに弄び、わたくしの身体と心に忘れられぬ熱を刻んでいった、あの美貌の王子その人だったのです。
「そ、そんな……」
足に力が入りません。膝がカクカクと震えて、わたくしはその場にへたりこんでしまいました。
崩れ落ちた拍子に、脚の間がくちゅんとなりました。いいえ、濡れてなんかいません。ただちょっと、その……。それに、大丈夫、音はしていないのだから、周りにいる殿方たちに気づかれたりはしていません。わたくしさえしゃんとしていれば、何も知られることなく、王妃としての威厳をもって、なかったことにしてしまえます。
してしまえるはずなのに……。
「美しい王妃よ。可愛いひと。またしてもこのようなところで、そのようにあからさまに濡れた目をして私を求めるのか? 他の男たちに囲まれた中だというのに? なんと素直な。そして、なんと淫らな。ああ、やはりあなたは素晴らしい女性だ。やっぱりあなたしかいない!」
彼は何を言っているの? 意味がわからない。
「王妃さま」
ドワーフがお辞儀をして、わたくしを見つめます。
「王子殿はあなた様を追ってここまでこられたそうです」
「わたくしを?」
どういうこと? だって彼はあの朝、自分の国に帰ったはず。
「国には帰らず、あなたが城を出る機会を伺っていたのだ。あなたを私の妃として拐かして行くために」
そんな。わたくしの後をつけ、変装して森に入っていく一部始終を見ていたなどと。
では、この家に来てからのことも?
「ああ、全て見ていた。群がるドワーフどもに犯されるあなたも美しかった」
なんということでしょう。
「そうだ、お前たちも一緒に来い」
このひとは何を言っているのでしょう?
そもそもわたくしはこの国の王妃。隣国の王子に連れ添えるわけがありません。
「なに、王が邪魔なら、攻め滅ぼそう。もっとも白雪姫をあてがったから、今頃はあの魔性の女に骨抜きにされている頃だろうが」
彼はわたくしの顔を上げさせ、指で顎をくすぐりました。まるで猫にでもするように、かりかりと。
「あ……」
「私の城に来なさい。毎夜、可愛がって差し上げよう。たまにはドワーフ達と遊ぶとよい。何ならそこに私も混じってやろう。あなたがこれまで経験したことがないくらい、夢見心地にして差し上げよう」
思わず、ごくりと喉がなりました。
「だがその前に、まずはその熱を解放してあげねばならぬようだ。おいで」
「あっ」
ひらりと抱え上げられ、あっという間に寝台に沈められていました。
そして有無を言わさずわたくしの中に入ってきます。
「あっ、そんな、嘘、待っ……」
そうして、熱い楔でまたたく間にわたくしをどろどろに掻き回していきます。
「あん、や、あっ、あっ、ああっ、あんっ」
「よさそうですね」
「…あああああああっ!」
両手を押さえつけられ、身体を開かれて、のしかかってくる殿方に抵抗できるわけがありません。
「あんっ、あんっ、あんっ、あっ、おっき……」
彼のものは熱くて硬くて、それなのにうそみたいに繊細な動きをするのです。
抜き差ししながら、出入りのたびにわたくしのとりわけ弱いところを酷く嬲っていくので、怖いくらいに感じてしまいます。
「ああっ、だめっ、そこばっかりぃ」
「だめ? それは申し訳ない」
(何これ、すごい、こないだよりすごいし、ドワーフのよりすごい…)
あの時だって充分に凄かったのですが、それにドワーフ達はそれぞれでも凄いうえに七人がかりでしたからあまりに凄まじかったのですが、この日の王子は、それ以上でした。
彼は悪魔のように巧みにわたくしを責め苛みました。
もどかしいくらいのゆるい抽挿と軽い突き上げは、一度だけだと、少しぞくっとする程度。でも、それを延々と何度も何度も同じ速度で続けられると、まるで水が一滴ずつ溜まっていくように、快感が溜め込まれていくのです。
「あんっ、あんっ、ああんっ」
わたくしはこれまで経験したことのない快楽に押し流され、深く深く溺れてゆくしかありませんでした。
「あっ、あっ、あっ、あんっ、はっ」
こんなの続けられたら……。
予感が長引くほどに期待も高まっていくのが自分でもわかってしまって、ああ、彼の思い通りになんてさせたくないのに。
「ああっ、だめっ、いやぁっ」
「そんなにここがいい?」
彼の動きはずっと変わりません。
もどかしいほど、弱いまま。
でも、それなのに、これは一体どうしたことでしょう。
「だめぇ、そこ、あんっ」
「ん、ここだよね」
「あああああああっ」
全身が熱くて、燃えるようです。
「でもまだまだ、ここからですよ。楽しみましょう?」
「あっ、あっ、あっ、ああっ、ーーー!!!」
「ドワーフにも手伝ってもらいますか?」
いや、むり。
「そう? みんな混ざりたそうだけど」
「っ、ふ、あ、あぁ」
「じゃあ、それはまたにしようか」
そう、彼らは最初から一部始終を見ていたのでした。
その熱い視線が、わたくしをさらにおかしくさせるのです。
「あっ! ああああああああああああああっ!」
ああ、もし本当に彼のもとへ攫われてしまったら。わたくし、毎夜こんなふうにされるのかしら。いずれは本当に、七人のドワーフまで加わって?
そんなことって……。
「ああ、最高だよ」
「あんっ」
「やっぱりあなたはこうしている時が一番いい」
「あんっ」
「かわいい」
「らめぇ」
涙がポロポロとこぼれました。
何の涙か、自分でもわかりません。
でも、胸の奥がほんのり温かくて、やわらかなものでいっぱいです。
王子はなおも同じ間隔でわたくしを嬲りつづけています。
たん、たん、たん、たん、たんーー
「も、らめ……」
溜まりすぎた快感はとっくに限界をこえて、あふれ続けています。
けれどおかまいなしに水は注がれ続けて、注がれたぶんだけまた溢れて、こぼれていきます。
「あっ、ふ、んっ…」
ふわふわと浮遊するようでありながら、際限なく堕ちてゆくようでもありました。
「あぁ」
気持ちいい。
(でも、なんでダメなんだっけ…)
「あっ、はあっ…」
ずっとしてたい。
たん、たん、たんーー
わたくしの頭の中は、もう真っ白でした。
「もっと……」
「仰せのとおりに」
微笑む王子の、なんと美しいことでしょう。
そしてなんと猛々しいことでしょう。
たん、たん、たん、と打たれる律動が、わたくしの身も心も埋め尽くしてゆきます。
そして、これまで経験したことのない大きな波がやってきました。
「あああああああああああああああああああああ……!」
声も尽きるほどの絶頂でした。
熱い精をたっぷりと浴びて、わたくしの子宮は打ち震えています。
けれど、それはまだほんのはじまりでした。
彼はみるみる復活し、再び熱く固くなった楔でわたくしを苛みつづけるのです。
たん、たん、たんっーー
「ひあっ、うそ、もう、あっ……」
「何を言ってるの。これからだよ? たっぷり楽しもう」
たん、たん、たん、たん、たん、たん、たんーー
「あっ、ああっ、う、っ、あっ、ああっ」
「可愛いひと。ずっとイッてるね」
もう何もわかりません。
ほかのことなど何も考えられず、ただ熱い律動に揺らされるまま、遠くへ遠くへと流されてゆくのでした。
了
そして、そこにいる客人を見て、飛び上がるほど驚きました。
「な、なぜそなたがここに?!」
どうしてそんなことがありえるのでしょう。
でも、見間違いでも幻でもありません。
何度見直しても、それはたしかにあの隣国の王子でした。そう、先日客人としてお城を訪れ、王の賓客でありながらわたくしの寝室に忍んでわたくしをほしいままに弄び、わたくしの身体と心に忘れられぬ熱を刻んでいった、あの美貌の王子その人だったのです。
「そ、そんな……」
足に力が入りません。膝がカクカクと震えて、わたくしはその場にへたりこんでしまいました。
崩れ落ちた拍子に、脚の間がくちゅんとなりました。いいえ、濡れてなんかいません。ただちょっと、その……。それに、大丈夫、音はしていないのだから、周りにいる殿方たちに気づかれたりはしていません。わたくしさえしゃんとしていれば、何も知られることなく、王妃としての威厳をもって、なかったことにしてしまえます。
してしまえるはずなのに……。
「美しい王妃よ。可愛いひと。またしてもこのようなところで、そのようにあからさまに濡れた目をして私を求めるのか? 他の男たちに囲まれた中だというのに? なんと素直な。そして、なんと淫らな。ああ、やはりあなたは素晴らしい女性だ。やっぱりあなたしかいない!」
彼は何を言っているの? 意味がわからない。
「王妃さま」
ドワーフがお辞儀をして、わたくしを見つめます。
「王子殿はあなた様を追ってここまでこられたそうです」
「わたくしを?」
どういうこと? だって彼はあの朝、自分の国に帰ったはず。
「国には帰らず、あなたが城を出る機会を伺っていたのだ。あなたを私の妃として拐かして行くために」
そんな。わたくしの後をつけ、変装して森に入っていく一部始終を見ていたなどと。
では、この家に来てからのことも?
「ああ、全て見ていた。群がるドワーフどもに犯されるあなたも美しかった」
なんということでしょう。
「そうだ、お前たちも一緒に来い」
このひとは何を言っているのでしょう?
そもそもわたくしはこの国の王妃。隣国の王子に連れ添えるわけがありません。
「なに、王が邪魔なら、攻め滅ぼそう。もっとも白雪姫をあてがったから、今頃はあの魔性の女に骨抜きにされている頃だろうが」
彼はわたくしの顔を上げさせ、指で顎をくすぐりました。まるで猫にでもするように、かりかりと。
「あ……」
「私の城に来なさい。毎夜、可愛がって差し上げよう。たまにはドワーフ達と遊ぶとよい。何ならそこに私も混じってやろう。あなたがこれまで経験したことがないくらい、夢見心地にして差し上げよう」
思わず、ごくりと喉がなりました。
「だがその前に、まずはその熱を解放してあげねばならぬようだ。おいで」
「あっ」
ひらりと抱え上げられ、あっという間に寝台に沈められていました。
そして有無を言わさずわたくしの中に入ってきます。
「あっ、そんな、嘘、待っ……」
そうして、熱い楔でまたたく間にわたくしをどろどろに掻き回していきます。
「あん、や、あっ、あっ、ああっ、あんっ」
「よさそうですね」
「…あああああああっ!」
両手を押さえつけられ、身体を開かれて、のしかかってくる殿方に抵抗できるわけがありません。
「あんっ、あんっ、あんっ、あっ、おっき……」
彼のものは熱くて硬くて、それなのにうそみたいに繊細な動きをするのです。
抜き差ししながら、出入りのたびにわたくしのとりわけ弱いところを酷く嬲っていくので、怖いくらいに感じてしまいます。
「ああっ、だめっ、そこばっかりぃ」
「だめ? それは申し訳ない」
(何これ、すごい、こないだよりすごいし、ドワーフのよりすごい…)
あの時だって充分に凄かったのですが、それにドワーフ達はそれぞれでも凄いうえに七人がかりでしたからあまりに凄まじかったのですが、この日の王子は、それ以上でした。
彼は悪魔のように巧みにわたくしを責め苛みました。
もどかしいくらいのゆるい抽挿と軽い突き上げは、一度だけだと、少しぞくっとする程度。でも、それを延々と何度も何度も同じ速度で続けられると、まるで水が一滴ずつ溜まっていくように、快感が溜め込まれていくのです。
「あんっ、あんっ、ああんっ」
わたくしはこれまで経験したことのない快楽に押し流され、深く深く溺れてゆくしかありませんでした。
「あっ、あっ、あっ、あんっ、はっ」
こんなの続けられたら……。
予感が長引くほどに期待も高まっていくのが自分でもわかってしまって、ああ、彼の思い通りになんてさせたくないのに。
「ああっ、だめっ、いやぁっ」
「そんなにここがいい?」
彼の動きはずっと変わりません。
もどかしいほど、弱いまま。
でも、それなのに、これは一体どうしたことでしょう。
「だめぇ、そこ、あんっ」
「ん、ここだよね」
「あああああああっ」
全身が熱くて、燃えるようです。
「でもまだまだ、ここからですよ。楽しみましょう?」
「あっ、あっ、あっ、ああっ、ーーー!!!」
「ドワーフにも手伝ってもらいますか?」
いや、むり。
「そう? みんな混ざりたそうだけど」
「っ、ふ、あ、あぁ」
「じゃあ、それはまたにしようか」
そう、彼らは最初から一部始終を見ていたのでした。
その熱い視線が、わたくしをさらにおかしくさせるのです。
「あっ! ああああああああああああああっ!」
ああ、もし本当に彼のもとへ攫われてしまったら。わたくし、毎夜こんなふうにされるのかしら。いずれは本当に、七人のドワーフまで加わって?
そんなことって……。
「ああ、最高だよ」
「あんっ」
「やっぱりあなたはこうしている時が一番いい」
「あんっ」
「かわいい」
「らめぇ」
涙がポロポロとこぼれました。
何の涙か、自分でもわかりません。
でも、胸の奥がほんのり温かくて、やわらかなものでいっぱいです。
王子はなおも同じ間隔でわたくしを嬲りつづけています。
たん、たん、たん、たん、たんーー
「も、らめ……」
溜まりすぎた快感はとっくに限界をこえて、あふれ続けています。
けれどおかまいなしに水は注がれ続けて、注がれたぶんだけまた溢れて、こぼれていきます。
「あっ、ふ、んっ…」
ふわふわと浮遊するようでありながら、際限なく堕ちてゆくようでもありました。
「あぁ」
気持ちいい。
(でも、なんでダメなんだっけ…)
「あっ、はあっ…」
ずっとしてたい。
たん、たん、たんーー
わたくしの頭の中は、もう真っ白でした。
「もっと……」
「仰せのとおりに」
微笑む王子の、なんと美しいことでしょう。
そしてなんと猛々しいことでしょう。
たん、たん、たん、と打たれる律動が、わたくしの身も心も埋め尽くしてゆきます。
そして、これまで経験したことのない大きな波がやってきました。
「あああああああああああああああああああああ……!」
声も尽きるほどの絶頂でした。
熱い精をたっぷりと浴びて、わたくしの子宮は打ち震えています。
けれど、それはまだほんのはじまりでした。
彼はみるみる復活し、再び熱く固くなった楔でわたくしを苛みつづけるのです。
たん、たん、たんっーー
「ひあっ、うそ、もう、あっ……」
「何を言ってるの。これからだよ? たっぷり楽しもう」
たん、たん、たん、たん、たん、たん、たんーー
「あっ、ああっ、う、っ、あっ、ああっ」
「可愛いひと。ずっとイッてるね」
もう何もわかりません。
ほかのことなど何も考えられず、ただ熱い律動に揺らされるまま、遠くへ遠くへと流されてゆくのでした。
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