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王妃様と王子様 ※王妃目線
【1コマ目】ドワーフの寝室で ※
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素朴な部屋の清潔な寝台のうえで目覚めたとき、わたくしは自分がどこにいるのかわかりませんでした。
そしてそのことに衝撃を受けました。
なぜなら、仮の姿こそ王妃であるものの、わたくしはサキュバス(女淫魔)。
殿方の精を搾りとりこそすれ、乱れたあまりに前後不覚に気を失うことなど、あるまじきことだったからです。
わたくしは、すぐに思い出しました。
昨日の、あの長かった一日の全てを。
ああ、この小屋でわたくしは七人のドワーフたちに……。
そう、ここは森の奥のドワーフの一軒家。
白雪姫がここに潜んでいると聞いて、わたくしはちょっとした贈り物を持って訪れたのでした。しかし白雪姫はおらず、わたくしを出迎えたのは、若く美しい七人の男たち。
老ドワーフに世話をされていると聞いていたのに、いったいどうしたことかと思いはしたものの、彼らがまさかあのような狼藉に出るとは、その時は思いもしませんでした。
みな、見目麗しい若者ばかりでした。身なりも清潔できちんとしていましたし、振る舞いも野蛮さは少しもありません。
ですが、彼らはどこかでわたくしを見知っていたらしく、わたくしの正体に気づいてしまいました。
そして驚いて立ちすくむわたくしを、彼らは手篭めにしたのです。
抵抗むなしくマントを剥がれ、ドレスを破られ、あろうことか七人がかりで変わるがわるわたくしを……。
ああ、こうしている今も体が震えます。
七人とも、若い盛りの殿方ばかり。猛る欲はとどまるところを知らず、わたくしは求められるままに、さながら嵐のなかの小舟のよう。
途中からは記憶もありません。ただ断片的に、されたこと、させられたことが脳裏に蘇ります。そして、頭が真っ白になるほどの、衝撃、というか、感覚。
いいえ、快感とは言いますまい。
けれど、考えるだけで身体が震えて、肌がチリチリとしてきます。
もうやめましょう。
忘れましょう。
そう、思い出してはいけない。
忘れてしまわなければ。
そうでないと、わたくしは……。
ギイィッと音がして、静かにドアが開きました。
「おはよう。起きられる? あなたにお客さまだよ」
彼は七人のなかで最年少です。
もっとも激しくわたくしを求めたのが彼でした。
いいえ、忘れられるわけがありません。
彼の飴は誰より熱くて、また憎いほど巧みにわたくしの弱いところを責め続けるものだから、わたくしは恥ずかしい声がこぼれるのを止めることができなかった。
ああ、あの熱い飴。若いくせにあんなにゆっくりと、焦れるわたくしをさらに焦らしてはそれを愉しむように少しずつ入ってきて。そうしておもむろに狙いを定めて、老獪なまでに念入りにぐちゅぐちゅ、ぬぷぬぷ、ごりごりと捏ねてほぐして従わせて。そこからはもう、好き放題にわたくしの中を熱くみっしりと掻き回して……。
「大丈夫?」
思い出すだけで身体が熱くなって、我を忘れていたようでした。
彼の声にハッとして肩を跳ねさせたわたくしの腕に、彼はあろうことか触れてきたのですが、その手が触れたとたん、わたくしの全身にはゾワゾワと震えが走り、不覚にもびくんと痙攣して声を漏らしてしまったのです。
「あんっ」
ああ、なんということ。どうしてこんな恥ずかしい声が出てしまうの。
「朝からかわいいね、王妃さま。あなたにお客さまなんだけど、でもその前にさ」
「え? あっ、嘘、ああっ」
気づけば四つん這いになって、後ろから彼に揺さぶられているわたくしがいました。
「あんっ! あっ、やだ、そこはだめっ、あっ、あっ……」
「かわいい。最高。もうとろっとろだ。ねえ、俺にこうされること想像しただけでこんななっちゃってたの?」
いつしか両腕を後ろに取られていました。
そんなふうにされてしまえば、もう自分で自分の身体を支えることすらできません。
あとは若い欲望のなすがまま、揺さぶられるまま、すべてが彼のしたいようにされてしまうしかないのです。
こわい。
でも、きっと凄い。
ぞくぞくっと震えが走ります。
ああ、もう嘘はつけません。
わたくしの身体は、たしかに悦んでいました。
これから知ることになる快感への期待に打ち震えていました。
欲しくて欲しくて、悶えていました。
「あっ、あっ、あっ、ああんっ!」
「中、すごく熱い。ああ、ふかふかだ。たまんない」
「も、もう、やっ、ああっ、ああああ~っ」
「かわいい。またイッたの? って俺もそろそろかな。熱いの奥に出してあげるね」
「あっ、あんっ、はぁぁんっ」
(続く)
そしてそのことに衝撃を受けました。
なぜなら、仮の姿こそ王妃であるものの、わたくしはサキュバス(女淫魔)。
殿方の精を搾りとりこそすれ、乱れたあまりに前後不覚に気を失うことなど、あるまじきことだったからです。
わたくしは、すぐに思い出しました。
昨日の、あの長かった一日の全てを。
ああ、この小屋でわたくしは七人のドワーフたちに……。
そう、ここは森の奥のドワーフの一軒家。
白雪姫がここに潜んでいると聞いて、わたくしはちょっとした贈り物を持って訪れたのでした。しかし白雪姫はおらず、わたくしを出迎えたのは、若く美しい七人の男たち。
老ドワーフに世話をされていると聞いていたのに、いったいどうしたことかと思いはしたものの、彼らがまさかあのような狼藉に出るとは、その時は思いもしませんでした。
みな、見目麗しい若者ばかりでした。身なりも清潔できちんとしていましたし、振る舞いも野蛮さは少しもありません。
ですが、彼らはどこかでわたくしを見知っていたらしく、わたくしの正体に気づいてしまいました。
そして驚いて立ちすくむわたくしを、彼らは手篭めにしたのです。
抵抗むなしくマントを剥がれ、ドレスを破られ、あろうことか七人がかりで変わるがわるわたくしを……。
ああ、こうしている今も体が震えます。
七人とも、若い盛りの殿方ばかり。猛る欲はとどまるところを知らず、わたくしは求められるままに、さながら嵐のなかの小舟のよう。
途中からは記憶もありません。ただ断片的に、されたこと、させられたことが脳裏に蘇ります。そして、頭が真っ白になるほどの、衝撃、というか、感覚。
いいえ、快感とは言いますまい。
けれど、考えるだけで身体が震えて、肌がチリチリとしてきます。
もうやめましょう。
忘れましょう。
そう、思い出してはいけない。
忘れてしまわなければ。
そうでないと、わたくしは……。
ギイィッと音がして、静かにドアが開きました。
「おはよう。起きられる? あなたにお客さまだよ」
彼は七人のなかで最年少です。
もっとも激しくわたくしを求めたのが彼でした。
いいえ、忘れられるわけがありません。
彼の飴は誰より熱くて、また憎いほど巧みにわたくしの弱いところを責め続けるものだから、わたくしは恥ずかしい声がこぼれるのを止めることができなかった。
ああ、あの熱い飴。若いくせにあんなにゆっくりと、焦れるわたくしをさらに焦らしてはそれを愉しむように少しずつ入ってきて。そうしておもむろに狙いを定めて、老獪なまでに念入りにぐちゅぐちゅ、ぬぷぬぷ、ごりごりと捏ねてほぐして従わせて。そこからはもう、好き放題にわたくしの中を熱くみっしりと掻き回して……。
「大丈夫?」
思い出すだけで身体が熱くなって、我を忘れていたようでした。
彼の声にハッとして肩を跳ねさせたわたくしの腕に、彼はあろうことか触れてきたのですが、その手が触れたとたん、わたくしの全身にはゾワゾワと震えが走り、不覚にもびくんと痙攣して声を漏らしてしまったのです。
「あんっ」
ああ、なんということ。どうしてこんな恥ずかしい声が出てしまうの。
「朝からかわいいね、王妃さま。あなたにお客さまなんだけど、でもその前にさ」
「え? あっ、嘘、ああっ」
気づけば四つん這いになって、後ろから彼に揺さぶられているわたくしがいました。
「あんっ! あっ、やだ、そこはだめっ、あっ、あっ……」
「かわいい。最高。もうとろっとろだ。ねえ、俺にこうされること想像しただけでこんななっちゃってたの?」
いつしか両腕を後ろに取られていました。
そんなふうにされてしまえば、もう自分で自分の身体を支えることすらできません。
あとは若い欲望のなすがまま、揺さぶられるまま、すべてが彼のしたいようにされてしまうしかないのです。
こわい。
でも、きっと凄い。
ぞくぞくっと震えが走ります。
ああ、もう嘘はつけません。
わたくしの身体は、たしかに悦んでいました。
これから知ることになる快感への期待に打ち震えていました。
欲しくて欲しくて、悶えていました。
「あっ、あっ、あっ、ああんっ!」
「中、すごく熱い。ああ、ふかふかだ。たまんない」
「も、もう、やっ、ああっ、ああああ~っ」
「かわいい。またイッたの? って俺もそろそろかな。熱いの奥に出してあげるね」
「あっ、あんっ、はぁぁんっ」
(続く)
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