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受難の淫魔〜王妃様は快楽に抗えない
【1コマ目】王妃様と淫魔 ※
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※王妃サイドのお話。時系列は「白雪姫と魔女の館」の後です。
じつは王妃様は、かけだしの淫魔でした。
まだまだ魔力が弱く、淫魔としてはへなちょこです。
ですが、へなちょこにもかかわらず、うっかりこの国の王様をたぶらかすことに成功してしまいました。
そのまま王妃の座におさまったまではよかったのですが、何せへなちょこですから、いろんな魔物がやってくるたびに負かされてしまいます。
そしてその度に、快楽に抗えず淫楽に溺れ、さんざんに弄ばれて、グズグズになるまで啼かされるのでした。
しかし、仮にも一国の王妃です。
それが下級の使い魔に遊ばれてあんあん悦ばされているのでは、国の沽券にかかわります。
「威厳をもたねば。妾は強くならねばならぬ。男を手玉に取れる立派な淫魔にならねば」
王妃様は、鏡のエルフを呼び出しました。
鏡のエルフは、精霊として力があり、かつ性技に長けていることで有名でした。
そうして鏡のエルフの特訓を受け、淫魔として着実に力をつけていっていたのでしたがーー。
ある日、お城に客人が来ました。
となりの国の王子様でした。
その青年は、王妃様が見たこともないほど美しく、身震いするほどの色気にあふれていました。
国王様の隣に侍って王子様の謁見を受けた王妃様は、そのわずかな時間で王子様のフェロモンにすっかりまいってしまいました。
すぐ横に夫である国王がいるにもかかわらず、かけだし淫魔の王妃様は、体の昂ぶりを抑えることができません。
(ああ、ならぬならぬ。せっかく白雪を、あの魔性の女を追い払えたというのに)
王妃様は、胎の奥を火照らせながら、ふらふらと自室に帰っていきました。
その危うげな細い背中を王子様がじっと見つめているなどとは露ほども知らずにーー。
その日の夜のことです。
コン、コン……。
王妃様は驚きました。
ノックの音が、扉ではなく、バルコニーの窓からしたからです。
ですが、人を呼ぶことはできませんでした。
窓の外にいたのは、客人のあの王子様だったのです。
「しっ」
と指を当てた唇が、小さく笑っています。
ああ、なんと色っぽく微笑むのでしょう。
王妃様がうっかり見惚れているうちに、王子様はするすると部屋の中に入ってきて、王妃様の腰を抱き取ってしまいました。
「ほら、またそんな目をなさる」
「あっ」
「野暮は言いっこなしですよ」
あっというまに、スカートの中に手が入っていました。
触れられた途端、くちゅ、と濡れた音がします。
「ひあっ」
「かわいい声だ」
「な、何を無礼な。妾は王妃ぞ」
「存じておりますとも。でもあなたは大胆にもずっと私を誘惑していたではないか。あんなに人のいる場で、あんなあからさまに情欲に濡れた目をなさって。あれでは王もお気づきになるのでは?」
「あの男は愚鈍ゆえ気づかぬ。いや、そうではなくて、ならぬ、いけません!およしなさい! 妾はそんなつもりは」
「ないと? こんなにしとどに濡れているのに? ほう?」
悪戯っぽくニヤリと片笑む男の顔の、にくいこと。
「声、聞かせていただきたいな」
くちゅ、くちゅ、くちゅんーー
「あっ、あっ、あっ…!」
「そうそう、ほら、素直に」
かりかり、かりかりーー
「ああああんっ」
「私にお任せなさい。気持ちよくして差し上げよう」
「あっ」
「私は、すごいですよ」
「あぁ……」
王妃様はもうふらふらです。
やすやすとベッドに運ばれ、抵抗を封じられてしまいました。
じつは王妃様は、かけだしの淫魔でした。
まだまだ魔力が弱く、淫魔としてはへなちょこです。
ですが、へなちょこにもかかわらず、うっかりこの国の王様をたぶらかすことに成功してしまいました。
そのまま王妃の座におさまったまではよかったのですが、何せへなちょこですから、いろんな魔物がやってくるたびに負かされてしまいます。
そしてその度に、快楽に抗えず淫楽に溺れ、さんざんに弄ばれて、グズグズになるまで啼かされるのでした。
しかし、仮にも一国の王妃です。
それが下級の使い魔に遊ばれてあんあん悦ばされているのでは、国の沽券にかかわります。
「威厳をもたねば。妾は強くならねばならぬ。男を手玉に取れる立派な淫魔にならねば」
王妃様は、鏡のエルフを呼び出しました。
鏡のエルフは、精霊として力があり、かつ性技に長けていることで有名でした。
そうして鏡のエルフの特訓を受け、淫魔として着実に力をつけていっていたのでしたがーー。
ある日、お城に客人が来ました。
となりの国の王子様でした。
その青年は、王妃様が見たこともないほど美しく、身震いするほどの色気にあふれていました。
国王様の隣に侍って王子様の謁見を受けた王妃様は、そのわずかな時間で王子様のフェロモンにすっかりまいってしまいました。
すぐ横に夫である国王がいるにもかかわらず、かけだし淫魔の王妃様は、体の昂ぶりを抑えることができません。
(ああ、ならぬならぬ。せっかく白雪を、あの魔性の女を追い払えたというのに)
王妃様は、胎の奥を火照らせながら、ふらふらと自室に帰っていきました。
その危うげな細い背中を王子様がじっと見つめているなどとは露ほども知らずにーー。
その日の夜のことです。
コン、コン……。
王妃様は驚きました。
ノックの音が、扉ではなく、バルコニーの窓からしたからです。
ですが、人を呼ぶことはできませんでした。
窓の外にいたのは、客人のあの王子様だったのです。
「しっ」
と指を当てた唇が、小さく笑っています。
ああ、なんと色っぽく微笑むのでしょう。
王妃様がうっかり見惚れているうちに、王子様はするすると部屋の中に入ってきて、王妃様の腰を抱き取ってしまいました。
「ほら、またそんな目をなさる」
「あっ」
「野暮は言いっこなしですよ」
あっというまに、スカートの中に手が入っていました。
触れられた途端、くちゅ、と濡れた音がします。
「ひあっ」
「かわいい声だ」
「な、何を無礼な。妾は王妃ぞ」
「存じておりますとも。でもあなたは大胆にもずっと私を誘惑していたではないか。あんなに人のいる場で、あんなあからさまに情欲に濡れた目をなさって。あれでは王もお気づきになるのでは?」
「あの男は愚鈍ゆえ気づかぬ。いや、そうではなくて、ならぬ、いけません!およしなさい! 妾はそんなつもりは」
「ないと? こんなにしとどに濡れているのに? ほう?」
悪戯っぽくニヤリと片笑む男の顔の、にくいこと。
「声、聞かせていただきたいな」
くちゅ、くちゅ、くちゅんーー
「あっ、あっ、あっ…!」
「そうそう、ほら、素直に」
かりかり、かりかりーー
「ああああんっ」
「私にお任せなさい。気持ちよくして差し上げよう」
「あっ」
「私は、すごいですよ」
「あぁ……」
王妃様はもうふらふらです。
やすやすとベッドに運ばれ、抵抗を封じられてしまいました。
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