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第27話 壁を越え、戦え!
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ついに、この時が訪れようとしていた――
「この光景を見るのも、実に二度目だな」
壁の上に立つ聖騎士ダイフォス。少数の護衛を従え、静かに東リウを見下ろしていた。
「人間もどきのやつら、少しは学習したか?」
「そうですね、防衛線が敷かれているようですが――」
「はっ、実に弱そうな守りだ! こちらは本国からの援軍を加えた大軍。勝てるはずがない!」
この戦いの目的は単純だ。異種族を完全に支配し、リウを占領すること。
ダイフォスの耳に微かに届く、教会兵たちの準備が整いつつある音。
やがて、一人の兵士がダイフォスに近づいてきた。
「ダイフォス様、兵の布陣が完了いたしました。ご命令をお待ちしております」
「よし」
ダイフォスは兵士たちを一瞥し、ゆっくりと剣を掲げた。
「――さあ、偉大なる聖戦士たちよ! 忌まわしき異種族を断ち切るために立ち上がった勇者たちよ! ついに時が来た! 出撃っっ!!」
「「「うおおおおおおっ!!!」」」
――ゴゴゴゴゴッッッ!!
一千を超える教会兵は、一斉に轟音と共に歩みを進めた!
戦いの、始まりだ。
~~
――ゴゴゴゴゴッッ……
轟音と砂埃をあげながら迫ってくる教会兵。バルフォードもそれはしっかりと見えていた。
「……今だ! 投石器、はっしゃぁっっ!!」
「「「せーのっ!」」」
空高く打ち上げられた巨大な岩が、教会兵にふり注ぐ!
――ドドドドドッッ!!
「ぐわぁっ!!」
「うぐっ!」
「クソッ! 次が撃たれる前にあれを壊せ!」
「「うおぉぉっ!!」」
障害物となった岩々のすきまを通り抜けた兵士たちが、さらに近づこうとしてくるが……
「あ、この地面。何かがおかしい! う、うわぁぁっ!!」
「落とし穴だとっ!」
教会兵は、次々と落とし穴にはまってしまった。
彼らの動揺が段々と大きなものになっていく……
「いいぞっ! よし、落とし穴の中に火炎瓶をお見舞いしてやれ!」
すると、落とし穴の近くで隠れていた獣人たちが現れた。
「いってぇ…… わらがあって助かったぜ。おーい、助けてくれ……って、まさか!」
――ボワッッ
「熱い! 熱いっっ!! 助け……デッ!!」
「……恨むな。これも勝利のためだ」
落とし穴の中から次々と火が噴きあがり、落とし穴の間と間を通り抜けようとしていた兵士もどんどん落ちていった。
「火あぶりだと……! なんて奴らだ! こんなむごい殺し方を……!」
「お前らがいつもやっていることだ! よし、エルフ! やっちまえ!」
すると建物の影などから、弓を持ったエルフが現れ矢を放ち始めた!
「弓兵だ! 魔導士、やってくれ!」
「チッ…… 烈火の魂よ、灼熱の力を……グハッ!」
負けじと応戦してくる教会兵だったが、やはりエルフの卓越した技術による弾幕には勝てない。次々と倒れていく。
この頃には、教会兵の統制も崩れてきた。
「もう嫌だ! 知らない土地で死にたくないっ!!」
「何が弱いだ! こんなの勝てないじゃないか!」
ついに逃げ始める教会兵もいたが……
後ろには、ダイフォスが来ていた。
「軟弱者が……」
「ひっ、ダイフォス……! ウガァッ!!」
「……逃亡兵は皆こうだ。死ぬ気で戦え!」
逃亡をしようとした兵は、もうこの世にはいない。
ダイフォスの一喝により統制が戻った兵たちは、本陣にめがけ突撃を再開した!
戦っても死ぬ、退いても死ぬ。やつらは、必死だ。
「「「うぉぉぉぉっ!!」」」
「来るぞ! 自警団、相手をしろ!」
「「「おう!」」」
ついに正面衝突が始まった!
しかし、そこにダイフォスの姿はない。
(どこだ……? 上か!)
ダイフォスは持ち前の怪力で飛び上がり、そのままバルフォードに突撃してくる!
「フンッ!」
「危ねぇ!」
「避けられたか…… 我が名はダイフォス。さあ、死んでもらおうか」
「やれやれ、こっちに来るなよ。……自警団団長バルフォードだ。もう容赦はしない」
(俺はこいつとやれるのか? いや、やらなければ。だからそっちは頼んだぞ。シュベルト!)
バルフォードは背負っていた戦斧を手に取ったのだった……
~~
その頃、アリアはまた別の場所にいた。
戦いの中心から外れた、人気のない場所だ。
彼女は数人の精鋭を連れ、東リウに侵入している。
「いいか? 私たちの目的は、背後からの敵中核への奇襲だ。決してむやみに民間人を殺すな」
「分かっていますよ。アリア様」
(こいつら、どうも信用できないな……)
アリアの部隊は、同じリウ出身の教会兵からなっている。
しかし、今日は何とも言えない違和感があった。
「……! 止まれ!」
アリアたちの前には人影がひとつ。
「……やっぱりのう。リウのことを知っておるお主らなら、やっぱりここを通ると思ったわい」
「お前は……何者だ?」
「ただのしがない老人じゃよ」
ハンスは鉄の兜をかぶり、手には一本の槍を持っていた。
逆に言うと、それだけの装備だ。
「ははっ、ジジイが調子にのるなよ! こんなの一瞬で……」
「待て! むやみに挑むな!」
教会兵のひとりがハンスに切りかかろうとしたが……
「……フンッ。その程度の攻撃、当たらんわい」
「そんな、バカな……っ、グハ……ッ」
「……!」
次の瞬間には、あの教会兵は倒れてしまっていた。
「久しぶりじゃのう、アリア。こんなにも大きくなって、嬉しいのか、悲しいのか」
「……ハンスさん。生きていたのですか」
「……ワシはまだ後悔しておる。あの時、剣を持たせなかったらな、と」
ハンスはアリアの方に向けて槍を差し向けた。
「だから。ここで終わらせる、お主の殺戮……をな」
「……」
アリアは黙ったまま目をつむり、そして……
剣を抜いた。
「燃えよ、烈火よ! 我が剣に宿りし炎よ、力を与えたまえ、烈火剣!」
――キィィィン……!
アリアがそう詠唱を唱えると、剣のガード部分に埋め込まれた赤い魔石が光り、剣身が燃え上がった!
けたたましく燃えるその剣は、誰も近づけさせまい威圧を放っている。
「これが、烈火剣……!」
「ハンスさん。……いや、師匠。一度選んだ道はもう戻れないのです。たとえそれが、間違っていたとしても……」
「……この頑固者が! 思い知らせてやるわい!」
ハンスとアリアの戦いが、始まった。
「この光景を見るのも、実に二度目だな」
壁の上に立つ聖騎士ダイフォス。少数の護衛を従え、静かに東リウを見下ろしていた。
「人間もどきのやつら、少しは学習したか?」
「そうですね、防衛線が敷かれているようですが――」
「はっ、実に弱そうな守りだ! こちらは本国からの援軍を加えた大軍。勝てるはずがない!」
この戦いの目的は単純だ。異種族を完全に支配し、リウを占領すること。
ダイフォスの耳に微かに届く、教会兵たちの準備が整いつつある音。
やがて、一人の兵士がダイフォスに近づいてきた。
「ダイフォス様、兵の布陣が完了いたしました。ご命令をお待ちしております」
「よし」
ダイフォスは兵士たちを一瞥し、ゆっくりと剣を掲げた。
「――さあ、偉大なる聖戦士たちよ! 忌まわしき異種族を断ち切るために立ち上がった勇者たちよ! ついに時が来た! 出撃っっ!!」
「「「うおおおおおおっ!!!」」」
――ゴゴゴゴゴッッッ!!
一千を超える教会兵は、一斉に轟音と共に歩みを進めた!
戦いの、始まりだ。
~~
――ゴゴゴゴゴッッ……
轟音と砂埃をあげながら迫ってくる教会兵。バルフォードもそれはしっかりと見えていた。
「……今だ! 投石器、はっしゃぁっっ!!」
「「「せーのっ!」」」
空高く打ち上げられた巨大な岩が、教会兵にふり注ぐ!
――ドドドドドッッ!!
「ぐわぁっ!!」
「うぐっ!」
「クソッ! 次が撃たれる前にあれを壊せ!」
「「うおぉぉっ!!」」
障害物となった岩々のすきまを通り抜けた兵士たちが、さらに近づこうとしてくるが……
「あ、この地面。何かがおかしい! う、うわぁぁっ!!」
「落とし穴だとっ!」
教会兵は、次々と落とし穴にはまってしまった。
彼らの動揺が段々と大きなものになっていく……
「いいぞっ! よし、落とし穴の中に火炎瓶をお見舞いしてやれ!」
すると、落とし穴の近くで隠れていた獣人たちが現れた。
「いってぇ…… わらがあって助かったぜ。おーい、助けてくれ……って、まさか!」
――ボワッッ
「熱い! 熱いっっ!! 助け……デッ!!」
「……恨むな。これも勝利のためだ」
落とし穴の中から次々と火が噴きあがり、落とし穴の間と間を通り抜けようとしていた兵士もどんどん落ちていった。
「火あぶりだと……! なんて奴らだ! こんなむごい殺し方を……!」
「お前らがいつもやっていることだ! よし、エルフ! やっちまえ!」
すると建物の影などから、弓を持ったエルフが現れ矢を放ち始めた!
「弓兵だ! 魔導士、やってくれ!」
「チッ…… 烈火の魂よ、灼熱の力を……グハッ!」
負けじと応戦してくる教会兵だったが、やはりエルフの卓越した技術による弾幕には勝てない。次々と倒れていく。
この頃には、教会兵の統制も崩れてきた。
「もう嫌だ! 知らない土地で死にたくないっ!!」
「何が弱いだ! こんなの勝てないじゃないか!」
ついに逃げ始める教会兵もいたが……
後ろには、ダイフォスが来ていた。
「軟弱者が……」
「ひっ、ダイフォス……! ウガァッ!!」
「……逃亡兵は皆こうだ。死ぬ気で戦え!」
逃亡をしようとした兵は、もうこの世にはいない。
ダイフォスの一喝により統制が戻った兵たちは、本陣にめがけ突撃を再開した!
戦っても死ぬ、退いても死ぬ。やつらは、必死だ。
「「「うぉぉぉぉっ!!」」」
「来るぞ! 自警団、相手をしろ!」
「「「おう!」」」
ついに正面衝突が始まった!
しかし、そこにダイフォスの姿はない。
(どこだ……? 上か!)
ダイフォスは持ち前の怪力で飛び上がり、そのままバルフォードに突撃してくる!
「フンッ!」
「危ねぇ!」
「避けられたか…… 我が名はダイフォス。さあ、死んでもらおうか」
「やれやれ、こっちに来るなよ。……自警団団長バルフォードだ。もう容赦はしない」
(俺はこいつとやれるのか? いや、やらなければ。だからそっちは頼んだぞ。シュベルト!)
バルフォードは背負っていた戦斧を手に取ったのだった……
~~
その頃、アリアはまた別の場所にいた。
戦いの中心から外れた、人気のない場所だ。
彼女は数人の精鋭を連れ、東リウに侵入している。
「いいか? 私たちの目的は、背後からの敵中核への奇襲だ。決してむやみに民間人を殺すな」
「分かっていますよ。アリア様」
(こいつら、どうも信用できないな……)
アリアの部隊は、同じリウ出身の教会兵からなっている。
しかし、今日は何とも言えない違和感があった。
「……! 止まれ!」
アリアたちの前には人影がひとつ。
「……やっぱりのう。リウのことを知っておるお主らなら、やっぱりここを通ると思ったわい」
「お前は……何者だ?」
「ただのしがない老人じゃよ」
ハンスは鉄の兜をかぶり、手には一本の槍を持っていた。
逆に言うと、それだけの装備だ。
「ははっ、ジジイが調子にのるなよ! こんなの一瞬で……」
「待て! むやみに挑むな!」
教会兵のひとりがハンスに切りかかろうとしたが……
「……フンッ。その程度の攻撃、当たらんわい」
「そんな、バカな……っ、グハ……ッ」
「……!」
次の瞬間には、あの教会兵は倒れてしまっていた。
「久しぶりじゃのう、アリア。こんなにも大きくなって、嬉しいのか、悲しいのか」
「……ハンスさん。生きていたのですか」
「……ワシはまだ後悔しておる。あの時、剣を持たせなかったらな、と」
ハンスはアリアの方に向けて槍を差し向けた。
「だから。ここで終わらせる、お主の殺戮……をな」
「……」
アリアは黙ったまま目をつむり、そして……
剣を抜いた。
「燃えよ、烈火よ! 我が剣に宿りし炎よ、力を与えたまえ、烈火剣!」
――キィィィン……!
アリアがそう詠唱を唱えると、剣のガード部分に埋め込まれた赤い魔石が光り、剣身が燃え上がった!
けたたましく燃えるその剣は、誰も近づけさせまい威圧を放っている。
「これが、烈火剣……!」
「ハンスさん。……いや、師匠。一度選んだ道はもう戻れないのです。たとえそれが、間違っていたとしても……」
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