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28歳
裕子との再会。そして、手術。
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日赤病院はとても混んでいた。それにしても古い病院だった。
クダを取れるようにするための手術を受けに新しい主治医に紹介状を渡すためにやってきた。
胆管を切除し、十二指腸を肝臓に直結。胆汁が正常に腸に落ちていくようにすること。
3時間以上待たされたが、ようやく主治医と会えた。
「再来週から手術入院してください。」
日赤から帰ってきた私はどっと疲れていた。
手術入院は来週からの予定となった。入院期間は1ヶ月。
このクダが寝ている間に一度抜けてしまったこともあった。市民病院の先生にまた入れ直してもらったが。
下船して3ヶ月以上。温かくなってきていた。来月から愛・地球博は開催されるらしい。
夜になりセブンイレブンへやって来た。
女性客がプリンの成分表示をじっくり読んでいた。女性の肩までの長さの髪は、明るい茶色だった。
私はその横顔で誰だか気づいた。
「もしかしてYちゃんかね?」
「え?Z?」
「久しぶりだな🎵」
茶色く大きな目。忘れもしなかった。
Yの自然な笑顔はとてもきれいだった。
「本当に久しぶりだね🎵」
「中学卒業以来だから13年ぶりか🎵」
「そんなになるんだねぇ。🎵」
中学まで小さかったYだったが160㌢くらいになっていた。そして、都会にもまれた美しい女性となっていた。
Yは電話番号の交換にすぐ応じてくれた。
家に帰ってきてから早速Yに電話した。
「もしもし。」
Yの高く可愛い声は昔のままだ。
照れていた私はいつものようにダジャレを言っていた。
「はあ??」
どうやらダジャレに付き合いたがらない性分だけは今も昔も変わらないようだ。
Yには今良い相手がいるのだろうか?
「私。来月、結婚する予定なの。」
あらら。またか。。
やれやれ。Hぴょんに続きYまで。
「そうか🎵おめでとう🎵」
祝福するしかなかった。
そして、私はまた何やらダジャレを言っていた。
「はあ??」
「ああ。まあな。🎵(笑)」
「あの。メルアド教えて🎵」
私はそれを口頭で伝えた。
「またメールするね🎵」
「おう🎵」
電話の後、Yから早速メールが。
[13年ぶり?もうお互い28歳だよね。(^^)。身体気をつけてね。いつから手術入院なの?]
[ありがとう🎵来週から1ヶ月だよ、🎵]
[そっか。またメールするね。おやすみ。(^o^)]
Yはこんなコだったかな?
私は親友の平と喫茶店『灯』に来ていた。
「Yに偶然会ったんだわ。先日あそこのセブンイレブンでよ。」
「Yって剣道部のあのコ?」
平はあまりYのことを知らなかったようだ。
「来月、結婚するんだとよっ。やれやれ。まったく。」
「ははは🎵」
「笑うな。(笑)だがな。メールは俺と続いとる🎵」
「え?何それ?婚約相手いるのにか?おかしくないか?」
「まあな。たしかに。で、お前の可愛い娘ちゃんは元気か?」
「ああ🎵可愛くて仕方ない🎵」
日赤入院中だった。
源が見舞いに来てくれた。
「世界の車窓からのCDあるね🎵」
こないだネットで買った。
「源。Yを覚えとるか?」
源は一歳違いだがYを知っていた。
Yとのいきさつを話した。
「Zちゃんのことが気になるのではないかな?」
「だとええわなぁ🎵」
いや。Yはまもなく他の男と結婚だ。
手術当日。私はオペ室に運ばれた。
執刀医の先生がきた。
理知的なようでどこか好感が持てる外科医だった。
麻酔を入れられた。酸素マスクをかぶせられた。
ベテランのナースが子供を寝かしつけるように私の肩を優しくたたき続けた。
[俺は安らぎに飢えてきたのだな。]
私は眠っていった。
「Zさん。Zさん。」
執刀医の先生の声が聞こえた。
目覚めた時は全身麻酔のためか身体は重たく苦しかった。
「手術は無事だったからね🎵」
「ありがとうございます。」
次の日からすぐ歩くことを課せられた。
1週間後には3ヶ月ぶりに無事クダは取れた。
そのまた1週間後には退院できた。
クダを取れるようにするための手術を受けに新しい主治医に紹介状を渡すためにやってきた。
胆管を切除し、十二指腸を肝臓に直結。胆汁が正常に腸に落ちていくようにすること。
3時間以上待たされたが、ようやく主治医と会えた。
「再来週から手術入院してください。」
日赤から帰ってきた私はどっと疲れていた。
手術入院は来週からの予定となった。入院期間は1ヶ月。
このクダが寝ている間に一度抜けてしまったこともあった。市民病院の先生にまた入れ直してもらったが。
下船して3ヶ月以上。温かくなってきていた。来月から愛・地球博は開催されるらしい。
夜になりセブンイレブンへやって来た。
女性客がプリンの成分表示をじっくり読んでいた。女性の肩までの長さの髪は、明るい茶色だった。
私はその横顔で誰だか気づいた。
「もしかしてYちゃんかね?」
「え?Z?」
「久しぶりだな🎵」
茶色く大きな目。忘れもしなかった。
Yの自然な笑顔はとてもきれいだった。
「本当に久しぶりだね🎵」
「中学卒業以来だから13年ぶりか🎵」
「そんなになるんだねぇ。🎵」
中学まで小さかったYだったが160㌢くらいになっていた。そして、都会にもまれた美しい女性となっていた。
Yは電話番号の交換にすぐ応じてくれた。
家に帰ってきてから早速Yに電話した。
「もしもし。」
Yの高く可愛い声は昔のままだ。
照れていた私はいつものようにダジャレを言っていた。
「はあ??」
どうやらダジャレに付き合いたがらない性分だけは今も昔も変わらないようだ。
Yには今良い相手がいるのだろうか?
「私。来月、結婚する予定なの。」
あらら。またか。。
やれやれ。Hぴょんに続きYまで。
「そうか🎵おめでとう🎵」
祝福するしかなかった。
そして、私はまた何やらダジャレを言っていた。
「はあ??」
「ああ。まあな。🎵(笑)」
「あの。メルアド教えて🎵」
私はそれを口頭で伝えた。
「またメールするね🎵」
「おう🎵」
電話の後、Yから早速メールが。
[13年ぶり?もうお互い28歳だよね。(^^)。身体気をつけてね。いつから手術入院なの?]
[ありがとう🎵来週から1ヶ月だよ、🎵]
[そっか。またメールするね。おやすみ。(^o^)]
Yはこんなコだったかな?
私は親友の平と喫茶店『灯』に来ていた。
「Yに偶然会ったんだわ。先日あそこのセブンイレブンでよ。」
「Yって剣道部のあのコ?」
平はあまりYのことを知らなかったようだ。
「来月、結婚するんだとよっ。やれやれ。まったく。」
「ははは🎵」
「笑うな。(笑)だがな。メールは俺と続いとる🎵」
「え?何それ?婚約相手いるのにか?おかしくないか?」
「まあな。たしかに。で、お前の可愛い娘ちゃんは元気か?」
「ああ🎵可愛くて仕方ない🎵」
日赤入院中だった。
源が見舞いに来てくれた。
「世界の車窓からのCDあるね🎵」
こないだネットで買った。
「源。Yを覚えとるか?」
源は一歳違いだがYを知っていた。
Yとのいきさつを話した。
「Zちゃんのことが気になるのではないかな?」
「だとええわなぁ🎵」
いや。Yはまもなく他の男と結婚だ。
手術当日。私はオペ室に運ばれた。
執刀医の先生がきた。
理知的なようでどこか好感が持てる外科医だった。
麻酔を入れられた。酸素マスクをかぶせられた。
ベテランのナースが子供を寝かしつけるように私の肩を優しくたたき続けた。
[俺は安らぎに飢えてきたのだな。]
私は眠っていった。
「Zさん。Zさん。」
執刀医の先生の声が聞こえた。
目覚めた時は全身麻酔のためか身体は重たく苦しかった。
「手術は無事だったからね🎵」
「ありがとうございます。」
次の日からすぐ歩くことを課せられた。
1週間後には3ヶ月ぶりに無事クダは取れた。
そのまた1週間後には退院できた。
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