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家族旅行。【9】
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「──クロエ、どういう事かしら?」
私はクロエを軽く睨んだ。
バーベキューまで時間はあるし、ちょっと休んで愛するダーリンといちゃいちゃでも……等と思ってたら王族が現れやがりました。
「えーと、ジークがね、お仕事で丁度ゲイルロードに行くんだってお話があってね、
それで、『わあクロエたちも旅行でゲイルロード行くから会えたらいいねえ! ゲイルロードグランドホテルに泊まるのよー』ってお返事をしたの」
「いや僕も急だったものでリーシャさん達にご連絡する時間がなくて。
本当はこちらに来るのはもう少し後の予定だったんですけど、何しろクロエが居る時に行くのと居ない時に行くのとじゃ、同じ仕事でもモチベーションが違いますからねえ」
モチベーションが違いますからねえ、じゃねえよ。
護衛2人しか連れてない王子が、しれっとパンピーの滞在するコンドミニアムに遊びに来んな。
けーれけーれ。
ダークがソファーでオンザクロエ状態……クロエを膝の上に乗せて座っているジークラインからクロエをひょいっと抱えて少し離して隣に座らせる。
「父様はそんなお行儀の悪い娘を持った覚えはない。ちゃんと座りなさいちゃんと」
「はぅ……ごめんなさい」
「ああすみません!なかなか会えないのでつい」
「いえ。ジークライン様が悪いのではございません。ウチの娘が子供なもので」
ちげーわ。
いくら嫁候補とは言え、8歳の娘をご機嫌で膝に乗せる27歳の方が節操なしでしょうよ。
まだ年齢的にはロリコン枠なのよ。
……まあでも私の感覚で言うと、現在のジークライン王子は『王子』のテンプレと言ってもいいキラキラのイケメンだ。ダークにはちょっと敵わないが不細工扱いの不遇の御方である。
あと10年、クロエが18歳になるまでは結婚も出来ないので、37歳までは恐らく童貞のままである事も確定している。
ダークより不憫な気もするが、マイソードが朽ちるまで使う予定もないと思って32年間諦めていたダークと、クロエが心変わりしなければ確実にマイソードの出番が訪れるジークラインとではやはり希望のあるなしは多きな違いだと思う。
でも母様は結婚まではちゅーまでしか許しませんよ。
親を飛び越えるのはいけないわベイビー。
「ちなみにジークライン様、お仕事は……?」
「朝イチからさっきまで走り回って終わらせて来ました!明後日までフリータイムですフリータイム♪」
「わあ、そうしたらクロエと一緒にいられる?」
ぽぽぽっ、と頬を紅潮させてクロエがジークラインの方へすり寄る。
「……クロエ」
「ひゃい!」
ダークのたしなめるような声にまたスススッ、と元の場所に戻るクロエ。
「まあそういう訳で帰るまでお世話になれたらなぁ、と思いましてやって来た次第ですお義母……リーシャさん。
シャインベック指揮官ともついでに手合わせをさせて頂ければと。これでも結構鍛えてるんですよ最近は」
「……左様でございますか。私で良ければ喜んで」
ちっとも喜んでるように見えないダークだが、剣術の事になると途端にやる気が出るらしい。
何がそういう訳だ。
本当に王族ってば図々しいんだから。
……でもクロエが嬉しそうだからしゃあないか。
「私どもは宜しいんですが、護衛の方々はどうされますか?今夜は釣り友だちになった方とその娘さんとで一緒にバーベキューをする予定なのですが」
「護衛の事は気になさらずに。適当にうろちょろしてますから。バーベキューいいですね。ありがとうございます是非とも参加させて下さい」
素晴らしく良い笑みを浮かべて礼を述べてくるジークラインに、クロエが喜びを抑えきれず笑顔になるのでダークの眉間にシワが寄りそうになる。
娘を早々に確保されてるような気になるのだろう。
気持ちは分からないでもない。
「時間は夜6時半からですのよ。仕事詰めておられたのなら少しお休みされてはいかがでしょうか?」
「そうですね。じゃあ僕はいったんホテルに戻って荷物整理してから改めますね。
クロエ、また後でね」
「はい!」
護衛と出ていくジークラインに手を振ったクロエは、私に振り返り、
「母様、クロエもバーベキューのお手伝いする。
ジークに食べてもらう魚を切るの」
とキラキラした顔で告げた。
恋する乙女だわねえ。
「はいはい。でもまだ少し早いからクロエも少し寝なさい。後でこき使うから」
朝イチから動いているのだ。大人でもぐったりなのに子供が疲れていない筈はない。
……あらカイル達はどうしたかしら?
私は奥側のソファーを見ると、海岸に打ち上げられた昆布のようにカイルとブレナンとアナが床とソファーに横たわりすぴすぴ寝息を立てていた。
「ダーク、ルーシー、グエンさんもちょっと手伝ってくれる?あそこの行き倒れをベッドに運びたいの。
ほらクロエも行くわよ」
「はあい」
「かしこまりました」
「了解です」
「分かった」
なんで家族旅行にまだ未確定(可能性は高いがあくまで未確定)の王族まで現れるのかしらねえ。
「ルーシーとグエンさんは、一旦戻るついでにアレックとジョニーのところに寄って、ジークが増えたと伝えてくれる?」
「かしこまりました。やはり何か平穏すぎましたね。
シャインベック家が外出して普通に終わった試しがございませんもの」
「え?そうなのルーシー?」
「グエンがまだ知らないのも無理はないですわね。
基本的に遠出すると、拐われるか王族が介入するか拐われるかのミルフィーユ状態なのです」
ルーシーがグエンに言い聞かせるように説明する。
「ちょっとルーシー止めてくれるかしら?そんなしょっちゅう事件が起きてるみたいに言うのは。
この12年で数えるほどの話じゃないの」
「数えるほどしか遠出されてないではありませんか」
「……そうね言われてみれば」
よく考えてみたら、大概何か巻き込まれてるわ。
「ダーク、我が家はお祓いが必要かしらね?」
寝室に運んできた昆布もとい子供たちをベッドにひょいひょいと寝かせて上掛けをかけていたダークに問いかけてみたが、
「多分変わらないと思うぞ。リーシャや子供たちが原因だからな」
と苦笑された。
「リーシャが女神のように美しいのも子供たちがフォアローゼズと呼ばれるのもしょうがない。事実だから。
まーみんな宝石と同じで綺麗なモノは手元に置きたいんだろう。だが俺が絶対に護るから大丈夫だ」
「わたくしもおりますので……ですから誉められて鳥肌立てるのいい加減お止め下さいませ。まだ慣れないんですかリーシャ様」
「一生慣れないわね。……私もちょっと疲れたわね。お昼寝してから支度を始めるわ」
ルーシー達も後で早めに来ると言い戻って行った。
ぼふんっ、と夫婦用の寝室のベッドにダイブした。
「ウチは、どうして穏やかーとかのどかーな感じが続かないのかしらねえ……」
ダークもベッドに横たわり、腕枕をしてくれる。
「うーん、何でだろうなあ?」
頭を撫でながら私を慰めていたダークは、
「俺はリーシャと結婚して子供たちも出来て、毎日が幸せだから、ゴタゴタがあろうが別に気にしない。
こういうのは楽しんだ方が勝ちだ」
「そんなものかしらね……ヒッキーには手に負えない事も多々あるけれど」
「でもリーシャは1人じゃないだろう?俺もルーシーも、屋敷の奴らもみんなリーシャの味方だ。
手に負えないのは投げてしまえばいい。俺が受け止めるから心配するな」
「……ほんと、つくづくいい旦那様捕まえたわあ。
ダークと結婚出来たのが私の一番の功績ね」
私はダークにそっと抱きついた。
「俺もリーシャと結婚出来たのが人生最大の幸運だ」
「……良かったわ……ほん、とに……」
ダークのそばにいると安心して眠くなってきた。
「ほら、また夕方から忙しくなるから少し寝ておけ」
「うん……どこにも、行か、ないでね……」
「行かないさ」
疲れが溜まっていたのか私はすとんと眠りに落ちた。
私はクロエを軽く睨んだ。
バーベキューまで時間はあるし、ちょっと休んで愛するダーリンといちゃいちゃでも……等と思ってたら王族が現れやがりました。
「えーと、ジークがね、お仕事で丁度ゲイルロードに行くんだってお話があってね、
それで、『わあクロエたちも旅行でゲイルロード行くから会えたらいいねえ! ゲイルロードグランドホテルに泊まるのよー』ってお返事をしたの」
「いや僕も急だったものでリーシャさん達にご連絡する時間がなくて。
本当はこちらに来るのはもう少し後の予定だったんですけど、何しろクロエが居る時に行くのと居ない時に行くのとじゃ、同じ仕事でもモチベーションが違いますからねえ」
モチベーションが違いますからねえ、じゃねえよ。
護衛2人しか連れてない王子が、しれっとパンピーの滞在するコンドミニアムに遊びに来んな。
けーれけーれ。
ダークがソファーでオンザクロエ状態……クロエを膝の上に乗せて座っているジークラインからクロエをひょいっと抱えて少し離して隣に座らせる。
「父様はそんなお行儀の悪い娘を持った覚えはない。ちゃんと座りなさいちゃんと」
「はぅ……ごめんなさい」
「ああすみません!なかなか会えないのでつい」
「いえ。ジークライン様が悪いのではございません。ウチの娘が子供なもので」
ちげーわ。
いくら嫁候補とは言え、8歳の娘をご機嫌で膝に乗せる27歳の方が節操なしでしょうよ。
まだ年齢的にはロリコン枠なのよ。
……まあでも私の感覚で言うと、現在のジークライン王子は『王子』のテンプレと言ってもいいキラキラのイケメンだ。ダークにはちょっと敵わないが不細工扱いの不遇の御方である。
あと10年、クロエが18歳になるまでは結婚も出来ないので、37歳までは恐らく童貞のままである事も確定している。
ダークより不憫な気もするが、マイソードが朽ちるまで使う予定もないと思って32年間諦めていたダークと、クロエが心変わりしなければ確実にマイソードの出番が訪れるジークラインとではやはり希望のあるなしは多きな違いだと思う。
でも母様は結婚まではちゅーまでしか許しませんよ。
親を飛び越えるのはいけないわベイビー。
「ちなみにジークライン様、お仕事は……?」
「朝イチからさっきまで走り回って終わらせて来ました!明後日までフリータイムですフリータイム♪」
「わあ、そうしたらクロエと一緒にいられる?」
ぽぽぽっ、と頬を紅潮させてクロエがジークラインの方へすり寄る。
「……クロエ」
「ひゃい!」
ダークのたしなめるような声にまたスススッ、と元の場所に戻るクロエ。
「まあそういう訳で帰るまでお世話になれたらなぁ、と思いましてやって来た次第ですお義母……リーシャさん。
シャインベック指揮官ともついでに手合わせをさせて頂ければと。これでも結構鍛えてるんですよ最近は」
「……左様でございますか。私で良ければ喜んで」
ちっとも喜んでるように見えないダークだが、剣術の事になると途端にやる気が出るらしい。
何がそういう訳だ。
本当に王族ってば図々しいんだから。
……でもクロエが嬉しそうだからしゃあないか。
「私どもは宜しいんですが、護衛の方々はどうされますか?今夜は釣り友だちになった方とその娘さんとで一緒にバーベキューをする予定なのですが」
「護衛の事は気になさらずに。適当にうろちょろしてますから。バーベキューいいですね。ありがとうございます是非とも参加させて下さい」
素晴らしく良い笑みを浮かべて礼を述べてくるジークラインに、クロエが喜びを抑えきれず笑顔になるのでダークの眉間にシワが寄りそうになる。
娘を早々に確保されてるような気になるのだろう。
気持ちは分からないでもない。
「時間は夜6時半からですのよ。仕事詰めておられたのなら少しお休みされてはいかがでしょうか?」
「そうですね。じゃあ僕はいったんホテルに戻って荷物整理してから改めますね。
クロエ、また後でね」
「はい!」
護衛と出ていくジークラインに手を振ったクロエは、私に振り返り、
「母様、クロエもバーベキューのお手伝いする。
ジークに食べてもらう魚を切るの」
とキラキラした顔で告げた。
恋する乙女だわねえ。
「はいはい。でもまだ少し早いからクロエも少し寝なさい。後でこき使うから」
朝イチから動いているのだ。大人でもぐったりなのに子供が疲れていない筈はない。
……あらカイル達はどうしたかしら?
私は奥側のソファーを見ると、海岸に打ち上げられた昆布のようにカイルとブレナンとアナが床とソファーに横たわりすぴすぴ寝息を立てていた。
「ダーク、ルーシー、グエンさんもちょっと手伝ってくれる?あそこの行き倒れをベッドに運びたいの。
ほらクロエも行くわよ」
「はあい」
「かしこまりました」
「了解です」
「分かった」
なんで家族旅行にまだ未確定(可能性は高いがあくまで未確定)の王族まで現れるのかしらねえ。
「ルーシーとグエンさんは、一旦戻るついでにアレックとジョニーのところに寄って、ジークが増えたと伝えてくれる?」
「かしこまりました。やはり何か平穏すぎましたね。
シャインベック家が外出して普通に終わった試しがございませんもの」
「え?そうなのルーシー?」
「グエンがまだ知らないのも無理はないですわね。
基本的に遠出すると、拐われるか王族が介入するか拐われるかのミルフィーユ状態なのです」
ルーシーがグエンに言い聞かせるように説明する。
「ちょっとルーシー止めてくれるかしら?そんなしょっちゅう事件が起きてるみたいに言うのは。
この12年で数えるほどの話じゃないの」
「数えるほどしか遠出されてないではありませんか」
「……そうね言われてみれば」
よく考えてみたら、大概何か巻き込まれてるわ。
「ダーク、我が家はお祓いが必要かしらね?」
寝室に運んできた昆布もとい子供たちをベッドにひょいひょいと寝かせて上掛けをかけていたダークに問いかけてみたが、
「多分変わらないと思うぞ。リーシャや子供たちが原因だからな」
と苦笑された。
「リーシャが女神のように美しいのも子供たちがフォアローゼズと呼ばれるのもしょうがない。事実だから。
まーみんな宝石と同じで綺麗なモノは手元に置きたいんだろう。だが俺が絶対に護るから大丈夫だ」
「わたくしもおりますので……ですから誉められて鳥肌立てるのいい加減お止め下さいませ。まだ慣れないんですかリーシャ様」
「一生慣れないわね。……私もちょっと疲れたわね。お昼寝してから支度を始めるわ」
ルーシー達も後で早めに来ると言い戻って行った。
ぼふんっ、と夫婦用の寝室のベッドにダイブした。
「ウチは、どうして穏やかーとかのどかーな感じが続かないのかしらねえ……」
ダークもベッドに横たわり、腕枕をしてくれる。
「うーん、何でだろうなあ?」
頭を撫でながら私を慰めていたダークは、
「俺はリーシャと結婚して子供たちも出来て、毎日が幸せだから、ゴタゴタがあろうが別に気にしない。
こういうのは楽しんだ方が勝ちだ」
「そんなものかしらね……ヒッキーには手に負えない事も多々あるけれど」
「でもリーシャは1人じゃないだろう?俺もルーシーも、屋敷の奴らもみんなリーシャの味方だ。
手に負えないのは投げてしまえばいい。俺が受け止めるから心配するな」
「……ほんと、つくづくいい旦那様捕まえたわあ。
ダークと結婚出来たのが私の一番の功績ね」
私はダークにそっと抱きついた。
「俺もリーシャと結婚出来たのが人生最大の幸運だ」
「……良かったわ……ほん、とに……」
ダークのそばにいると安心して眠くなってきた。
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