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「私のこと嫌いにならないでね?」
「どうしてそんなことを聞くの?」
彼女は少し間を空けてから続けた。
「あなた、放課後はいつも あの自動販売機でブラックコーヒーを買ってから帰ってるでしょう?」
「知ってたんだね。」
「そう。私も毎日、帰りにはあの自動販売機でカフェオレを買っていたから。それであなたを見かけたのよ。」
「そういうことだったのか。」
それからしばらく、お互いに黙ってコーヒーを飲んだり外を眺めたりしていた。
彼女は先ほどの続きを話し始めた。
「それでカフェオレを買った後はね、私は近くの静かな公園に行くの。ただベンチに座って雲を眺めたり、風を感じたりしてるのよ。」
それは僕が毎日帰りに寄っている公園で、僕もまた同じように過ごしていた。
「僕と同じだ。」
「そう。そこで私と同じように“ただ座って世界を眺めている”あなたを見かけたの。」
彼女は少し黙った。
「怒らずに聞いてね。」
「どうしてそんなことを聞くの?」
彼女は少し間を空けてから続けた。
「あなた、放課後はいつも あの自動販売機でブラックコーヒーを買ってから帰ってるでしょう?」
「知ってたんだね。」
「そう。私も毎日、帰りにはあの自動販売機でカフェオレを買っていたから。それであなたを見かけたのよ。」
「そういうことだったのか。」
それからしばらく、お互いに黙ってコーヒーを飲んだり外を眺めたりしていた。
彼女は先ほどの続きを話し始めた。
「それでカフェオレを買った後はね、私は近くの静かな公園に行くの。ただベンチに座って雲を眺めたり、風を感じたりしてるのよ。」
それは僕が毎日帰りに寄っている公園で、僕もまた同じように過ごしていた。
「僕と同じだ。」
「そう。そこで私と同じように“ただ座って世界を眺めている”あなたを見かけたの。」
彼女は少し黙った。
「怒らずに聞いてね。」
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