【短編集】気ままにショートストーリー

黒子猫

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「転校生田中さんの微笑み」

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【休み時間、クラスの女子達が田中さんに話しかけていた】

女①「ねぇねぇ、田中さん、眠いの~?」
女②「え、違うよ~。元からこういう目なんだよ~」
女③「も~、かわいそうだから言うのやめな~」
女①「え?全力で開けてそれくらいなの?ヤバくない?」
女②「アイプチ貸してあげよっか?」
女③「せめて、もうちょっと笑った方がいいんじゃない?クラスのみんな、田中さん何考えてるか分からなくて怖いって言ってるよ~」
田中「私はあんた達なんて見たくないからこうしてるだけなんだけど」
女①「は?元からのくせに何言ってんの?」
田中「転校してきたばっかりで、何言ってもどうせ言い返さないと思って、好き勝手なこと言ってんじゃねーよ」
女②「こわっ。ヤンキーじゃん」
田中「下らないことで私に話しかけんな。暇人ども」
女③「えっ、私すごい傷ついたんだけどっ。絶対先生に言おう!田中さん酷いこと言われたって言おう!」
田中「あのさ、人の容姿のことからかうってことは人を傷つけることもあるって分かってる?被害者ぶってるけどあんた達も同じだから」
女②「絶対先生に言うから!!!」
(女子生徒三人立ち去る)
神木「あの……大丈夫だった……?」
田中「神木さん……。あいつら、加藤さんにも、前あんな感じで絡んでたじゃん?相手が何も言わないと思って調子に乗ってんだよね。たまには、言い返す人間もいるって教えてやらないと」
神木「仕返しとか怖くないんですか……?」
田中「怖くないって言ったらウソだな……。でも、言われっぱなしも悔しいじゃん?本当は聞き流した方が賢いのかもしれないけど、お分かりの通り、私、そんなに性格良くないし」
(そう言って田中さんは、にっこり笑った)。
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