【短編集】気ままにショートストーリー

黒子猫

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「彼女にモカシンをプレゼントしてみた」

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彼女の誕生日にプレゼントを贈ろうと思い、聞いてみた。
オレ「誕生日プレゼント何が欲しい?」
彼女「えーとね……、モカシン♪」
オレ「……モカシン……?」
彼女「うん♪黒がいいなー♪」
オレ「……黒の……モカシン……?」
彼女「フワッフワのが良いんだよねー♪♪」
オレ「フワッフワの……モカシン……?」
彼女「……もしかして、モカシン知らないの……?」
オレ「知ってるよ!モカシンだよね?黒のフワッフワのヤツで良いんだよね!?」
彼女「うん♪」
オレ「誕生日までに準備しとくね!」
彼女「楽しみにしてる💕」

《誕生日当日。待ち合わせ場所にて》

彼女「遅いなぁ……」
オレ「ごめん!遅くなって!!」
彼女「……それ、何……!?」



オレ「あ、ごめん!頑張ったんだけど、髪が短くてあんまりフワッフワに出来なかった!モカシン!」
彼女「……それはモカシンじゃなくて……モヒカンだよ……」
オレ「……えっ?」
彼女「……ちょっとごめん……今日は帰るねね……」
オレ「え……っ?……やっぱり……もうちょっとフワッフワの方が良かったのかな……?」
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