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3章 希う大学生編
甘々だなんて、嘘つき
しおりを挟む八千代のおちんちんをごっくんすると同時に、プラグが勢いよく引っこ抜かれた。
「··っふ、にぁっ!!?」
お尻からどぷっと、物凄い勢いで大量に噴射してしまった。えっと、僕が出したのって間違いなくローションだよね? 噴出と同時に爆ぜた羞恥心。涙も噴き出すように溢れて止まらない。
「んーわっ、え~っろ♡ なっ、なぁ? 洗浄ん時とは違ぇだろ?」
「あぁ、確かにな。これはこれでエロい。けど、結人がガン泣きしてるぞ」
「そりゃもうゆいぴだからね。泣くとは思ってたよ。ねぇ、それより上からのアングルもヤバかったんだけど! 場野、寄ってくれてありがと。マジでグッジョブ。めっちゃイイ感じに撮れた。後で送るからもっと出させて」
八千代の後ろから、興奮したりっくんが珍しく素直にお礼を言った。それに、『もっと』だって? 恥ずかしい事この上ないんだから勘弁してよ····。
自分の中で、グルグル巡っている感情が何か分からない。羞恥心なのか怒りなのか、それとも悦楽なのか。
僕が泣きながら戸惑っているのに、八千代は『もっとかよ』とほくそ笑んで遠慮なく喉奥を犯し続ける。嗚咽を漏らす度に、お尻から残りをぶぴゅっと噴いてしまう。
凄くふわふわするなぁ。口をイジめられて、羞恥に塗れた排泄感でイキ続けるんだもん。恥ずかしいのと気持ちぃのが止め処ない。涙も止まらないや。
りっくんと啓吾は、僕の痴態をずっと撮っている。
(その撮ったやつって、後でどうしてるんだろ。観て1人でするのかな。だったら、なんか寂しいな····)
「ねぇ、撮ってないでおちんちん挿ぇてぇ」
「寂しんぼかよ♡ あっ、なぁ朔、場野と串刺しやって。たぶん今めっちゃ緩んでっから奥挿れ安いと思うよ」
「めっちゃいい。ボコってさせて」
「え、大丈夫なのか? けど、また挿れ過ぎたら····」
「ビビってんじゃねぇよ。ンな事言って一生抱かねぇ気か? 完勃ちしてねぇんなら大丈夫だろ。ぉら来いよ」
(朔··不安そうだなぁ。トラウマになっちゃったのかな。僕が受け止められるところを見せて、安心させてあげなくちゃ!)
八千代のおちんちんを一旦離し、朔への言葉を選ぶ。と言っても、ふわふわした頭でだが。
「朔、僕ね、ちゃんと全部受け入れれぅよ。あのね、ダメな時はちゃんと言うから。らからね、朔が気持ちぃトコまれ挿ぇて?」
「ん゙····分かった。本当にちゃんと言ってくれよ? 俺も、暴走しないように気は抜かねぇ。お前を気持ち良くさせてぇだけだからな」
そう言って、朔は亀頭を押し当てながら、耳に軽いキスをした。
「ひぁぁ··、朔甘いぃ♡」
「チッ、いちいち妬かせてくれんのな。お前がドM過ぎて最近できてなかったけどよぉ、デロッデロに甘やかすつったの忘れてねぇだろうな」
八千代が肉厚なおちんちんを、僕の顔面にべチッと乗せて言った。なんて重量だ。早く口に戻してくれないかな。
「わ、忘れてにゃい····」
「だったらもっと素直に我儘言え。溶けちまうくらい甘やかしてやっからよぉ」
なんて甘い八千代。既に、耳が溶けてしまいそうだ。
素直にと言うが、これまででも充分、我儘を通してきてるんだけどな。もっとだなんて、バチが当たりそうだよ。
そう言おうとしたら、重厚なおちんちんを口にねじ込まれた。
朔と八千代の串刺しは、兎にも角にもキツい。2人の雄みが強すぎて、完全に雌と化した僕には刺激が強すぎる。
ローションでぐちょぐちょのお尻に、ぶじゅぶじゅ音を立てながら腰を打ちつける朔。奥を突かれる度に、八千代のおちんちんが喉を抉る。
朔が奥を抜こうと腰を強く持つ。すると、八千代が朔にある指示を出した。
2人とも一旦おちんちんを抜き、八千代が抱き寄せた僕を後ろから抱えた。そうして、足とお尻を広げ、朔のおちんちんを迎え挿れる。
まさか、2人で一緒に挿れる気なのかな。流石にお尻が死んじゃうよ。と、恐怖で背筋に冷たい汗が伝う。けれど、僕の予想はまたも外れた。
朔が僕の腰を支え、八千代はゆっくり後退って僕の上体を支える。そして、『俺の腰持て』と言うので従う。
フッとしたり顔を覗かせ、口におちんちんを突っ込んできた。そして、八千代が少し腰を下ろした所為で、僕はブリッジの様な体勢で串刺しにされている。
朔が膝立ちのまま突き上げるから、僕の足はベッドに着かない。こんな体勢だから、突き上げられた先がいつもよりボコッと浮き上がる。りっくんが大喜びだ。
八千代は、逃げられない僕の喉を上から押さえ、おバカだから根元までねじ込んじゃった。本当に死んじゃうよ····。
足をバタつかせると、朔のおちんちんがナカで暴れてしまう。パニクった僕は、朔の腰に足でしがみつき、ギュッと抱き寄せてしまった。
最悪だ。自ら奥を抉り、噴き上げた潮が自分に掛かって溺れそう。なのに八千代は、ねじ込んだまま思い切り射精する。ほぼ同時に、朔も奥にぶち撒けた。
なんだか、さっきより酷い気がするんだけどな。本当に死ぬかと思った。それに、あの状態だと限界も伝えられない。あれ? 結構危なかったんじゃないのかな。
「も··ばかぁ····どこがデロ甘なのぉ····」
「わり。お前見てたら泣かしたくなった」
悪びれた様子もなく、噎せて零れた精液をおちんちんで集め、しれっと口に押し込んでくる八千代。本当にバカだ。
それに対して、悪びれた様子はあるものの、満足そうな顔で謝る朔。
「すまねぇ。結人が可愛いから、ついヤリすぎちまった」
まるで僕が悪いかのような言い草だ。甘々を期待して、キュンとしていた僕の心を返してほしい。
けどまぁ、好き放題に求められて悪い気はしないんだけどね。
「結人、怒ってんのか?」
朔が僕を抱き起こし、胡座に納める。まだ挿入ってるんだけどな。
「んぁっ····朔の、まだおっきぃ」
「もうそんなに勃ってねぇぞ。抜くか?」
「やだ。僕怒ってる。からね、このまま甘やかして」
(言えた! 我儘言えたもんね! すっっっごく恥ずかしいけど!!)
恥ずかしさのあまり、朔に抱きついて首筋へ顔を埋める。抱き返してくれるのは嬉しいが痛い。朔も八千代も、抱き締める時の加減ができないのは難点だ。
けど、それくらい僕のことが好きなんだと思うと、背骨が折れたっていいやと思ってしまう。
僕が『苦しいよ』とはにかんで言うと、朔は『わりぃ』と慌てる。八千代だったら、少しだけ緩めて『しょうがねぇだろ』と言うだろう。
八千代の強引な所も好きだけど、朔の思い遣りや優しさも好きだ。愛されてるなぁって、心がお腹いっぱいになる。
朔にコアラ状態の僕。まだおちんちんは抜けていない。時々、少し突き上げるのが意地悪い。
前に思い知ったのだが、朔のおちんちんは勃っていなくても抜けないんだ。しみじみ『そんなにおっきぃのが入ってるんだ····』と思うと顔が熱くなる。
朔は、僕の赤く染まった耳を見て満足そうに微笑む。そして、耳輪に軽くキスをして『苦しくねぇか?』と気に掛けてくれる。僕が『大丈夫だよ』と返すと、小さく一息吐いて安心してくれるんだ。
慈愛に満ち溢れた朔。いつも僕の心を、じんわりと温めてくれる。朔の腕の中に居るとつい、時間を忘れて安らいでしまう。
「あぁ! そうだ、ゆいぴお腹空いてない?」
もうお昼を過ぎているらしい。どうりで、僕のお腹がずーっとグルグル唸っているわけだ。皆のでお腹いっぱいだったから、ご飯の事なんて考えていなかった。
それを伝えると、この僕が食欲を忘れるほどの蕩けっぷりに、りっくんと啓吾が感動していた。八千代と朔は信じられないって顔で、食欲がないのかと心配された。そういうワケじゃないんだけどね。
「りっくんが作ってくれたサンドイッチ食べたい」
「おっけ。んじゃ持ってくるね」
「いいよ。僕がリビングに行くから」
「そう? じゃ、立てたら行こっか」
「····え?」
りっくんの言葉の意味が分からず、言われるがまま朔のおちんちんを抜いて立ち上が────
「····あれ? た··立てない····」
足に力が入らず踏ん張れない。ベッドがバインバインするから余計に。バランスも取れず、よたって転げてしまった。朔が助けてくれなければ、ベッドから転がり落ちるところだった。
「でしょ? 危ないからそこで待っててね」
「はい。お願いします」
情けないやらなんやら、僕は大人しく座って待つ事にした。
サンドイッチを持ってきてくれたりっくんは、僕の隣に腰掛け食べさせてくれる。僕はと言うと、朔を背もたれに胡座に収まって口を開けて、優雅にもぐもぐしているだけ。
至れり尽くせりが過ぎるよ。なんて、今更な事はもう言わないけれど。
食べながら、この後少し出掛けようと八千代が言い出した。流石に、僕の体力を鑑みてえっちは一旦終了。長い3日間だったなぁ。まだお昼だけど。
いつも通り、どこへ行くのかは内緒なんだそうだ。本当に皆、僕を驚かせるのが好きだなぁ。
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