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1章 始まりの高2編
皆で清めて······
しおりを挟む八千代の家に着くと、皆の醸し出す雰囲気が揺らいだ気がした。また少し、怒気を含んだ空気だ。
空気が鉛のように重い。それを少しでも解消すべく、僕が帰るまでの数時間、お清めのえっちが敢行されることになった。
まずはお風呂。八千代に、ガラス細工のように慎重に洗われた。
「八千代? 僕、本当に大丈夫だよ。どこも痛くないよ?」
「お前に擦り傷ひとつねぇか確認してぇ。····マジで悪かったな。完全に油断してた。まさか、俺らが居んのにやらかすとは思ってなかった····」
そんなに苦しそうな顔をしないでほしい。皆、僕よりも本気で怒るし、僕よりも辛そうな顔をする。それが何よりも、僕の心を締めつける。
「ううん。ノコノコついてった僕が馬鹿だったんだよ」
「怒鳴ったんも、悪かったな」
「あれはビックリした。けど、怒られて当然だもん。····よく、あの瞬間に手あげなかったね」
「お前に汚ぇもん見せらんねぇからな」
「あははっ。本当に過保護なんだから····。んっ」
八千代が僕のおデコをそっと撫でる。
「あとここも、悪かったな。タンコブできてんじゃねぇか。そもそもコレなんだよな。痛くねぇか?」
「全然痛くないよ。タンコブもちっちゃいし、殆どわかんないでしょ?」
八千代がずっと暗い顔をしている。そりゃ、身内の蛮行だから仕方ないんだけど、どうにかしてあげたい。
「ねぇ、八千代。今····、挿れてくれる?」
「ん? もう欲しいんか? 部屋まで我慢できねぇ?」
「できない。今すぐ八千代のが欲しい」
「そんじゃ、寒ぃから中でな」
湯船に浸かると、八千代は僕を対面で膝に乗せた。ゆっくりとお尻を弄り、僕が嫌がらないか確認しながら挿入する。
「大丈夫か? あー、違ぇな····。挿れられんの、嫌じゃねぇか?」
八千代は、僕が何でも大丈夫と言うのを見越し、聞き方を変えてきた。
「んっ····。僕が、挿れてって言ったんだよ?」
「わかってっけど、あんな事の後だからな。挿れたらやっぱ嫌だとかってなる事もあんだろ。そん時は絶対言えよ。我慢はすんな」
そう言いながら、八千代はそぅっと僕の頬を撫でた。
「うん。ありがと」
八千代からの愛情に絆され、少し心が軽くなった僕は八千代にキスをした。
「····っ!?」
酔ってもいないのに僕からキスするなんて、自分でも驚いている。恥ずかしくて顔を見れなくなってしまうけど、無性にしたくなったのだ。皆、いつもこんな気持ちでキスしてくれるのかなって思うと、物凄く照れくさい。
僕のキスに応えて、八千代は舌を絡めるえっちなキスをしてくれる。
「お前はすぐトロントロンになんな。そんなだと、また何かあった時勘違いされんぞ」
やはり僕はえっちな事に弱いらしく、そういう事をされるとすぐにトロンとしてしまう。チョロ過ぎるとは思っているのだが、これがなんとも心地良くて抗えない。
「そんな事言われたってぇ····。皆が触れてくれたら気持ち良くなっちゃうんだもん。あっ、でもねぇ、千鶴さんにされた時は、あんまりトロンってならなかったよ?」
「“あんまり”かよ····」
「だって····千鶴さん、顔も声も仕草も、八千代に似てるんだもん······」
「······っはぁぁぁぁぁ。そうかよ。そんであの有様か。ふざけやがって····」
「えっと、ごめんね? いくら八千代に似てるからって、ダメなのはわかってるんだよ」
「それはまぁ····、しゃーねぇとして。お前、マジで俺らの顔好きだよな」
「ぅえ!? 違っ、なっ、す、好きだけど····それがなに?」
「俺らに似たヤツとか、俺らくらいのが相手だったら、簡単にトロンてすんじゃねぇかって心配になんだよ」
「··········しないよ」
「すげぇ間あったぞ。マジで大丈夫か? いや、大丈夫じゃねぇな。もう、秒も1人にしねぇからな」
「秒もって····、今と変わらないんじゃないの?」
「いや、外ではお前を1人にしねぇ。絶対だ。二度とこんな事起こさせねぇ。灰田の奴ん時にそう決めてたはずなのにな····。油断も二度としねぇ」
八千代は僕の頬を指で撫で、僕を映すその瞳に決意を宿した。
「僕も、もっとしっかりする。皆に心配掛けてばっかりだもん。んぅ····それに、傷つくのは僕だけじゃないもんね」
目を伏せると、八千代に顎をクイッと持ち上げられ、軽いキスをされた。
「わかってんじゃねぇか。そういやお前、あん時“嫌い”つってたな。言ったって、千鶴には通じねぇのに」
「ヤダって思ったら、口が勝手にね。八千代たちに聞こえたら、助けに来てくれるかなって、んあっ、思ったのかも····」
時々、八千代がゆっくりナカを掻き回す。おかげで話すのも一苦労だ。
「咄嗟に出んのはいい事だな。忘れてんのかと思ってたから安心した」
「ちゃんと覚えてるよ。んんっ、八千代、奥気持ちぃ」
「俺も。奥、押し当てんの気持ちぃ」
「八千代····好き。大好きだよ。あのね····僕、汚されちゃったけど、んぁっ····嫌いにならないの? き、汚いとか、もう抱きたくないとか思わないの?」
「アホか。嫌いになんかなんねぇし、汚くねぇ。お前が汚れたって思ってんなら、今から綺麗にしてやっから。俺は、お前を抱きたいから抱いてんだ。アイツらも同じだろ。じゃなかったら、今こうしてねぇよ」
八千代と繋がって、静かに互いの温もりを感じ合う。優しくて暖かい心地良さが、僕の傷ついた心を癒してゆく。それと同時に、八千代の表情も少し和らいだ気がした。
「長かったな。結人、逆上せてねぇか?」
僕を迎えに来た朔が、心配して水を持ってきてくれていた。
「ありがと、朔。大丈夫だよ」
「そうか。そんじゃ、水飲んだら部屋戻んぞ」
あの後、何度もイかされ足腰の立たなくなっていた僕は、いつも通り抱えられて部屋に戻る。
「風呂でヤってたのか? お前も場野も、大丈夫か?」
「うん。僕はもう大丈夫。お風呂でいっぱい話した。八千代も、たぶん大丈夫だと思う。もしまだダメだったら、僕が大丈夫にする」
「····そうか。結人はちょっとずつだけど、強くなってるな」
「そう?」
「俺たちに愛されてるって自信がついてきた感じだ」
「えぇ····。なんか恥ずかしいよぉ」
朔が恥ずかしい事を言うから、顔が熱くて仕方ない。ベッドに降ろされるまで、朔の顔を見る事ができなかった。
朔は、僕をベッドに寝かせるとそのまま覆い被さり、浅めのキスを沢山してくれた。ずっと、僕を食べるようなキスを繰り返す。口端から、僕たちの混じりあった唾液が溢れるけれど、止まないキスで気にする余裕などない。
「ん、ふぁ····ぇ゙····んぅ゙っ」
キスは段々と激しさを増し、徐々に舌が奥へと入ってくる。同時に耳と胸を弄られ、また“気持ち良い”以外考えられなくなる。そして、朔のえっちな息遣いが何よりお尻をキュンとさせる。
「朔ぅ····朔のおちんちん、欲しい····」
「ん。挿れていいのか?」
「朔こそ、嫌じゃない? 」
「嫌じゃねぇ。嫌なわけねぇだろ。お前が安心できるまで優しくシてやるからな」
朔も、僕への愛情を惜しみなく注いでくれる。この上なく優しい眼差しを向けて、僕の前髪をサラッと下ろし額のタンコブにそっとキスをした。
「結人さ、俺らがもう抱かないと思ってた?」
「ん····っとね。抱いてもらえなくても、仕方ないなって思ってた」
「俺らがゆいぴを抱かなくなる事なんかないよ。誰に何されても、俺らが綺麗にしてあげるから。でも、もう絶対誰にも触らせないけどね」
「八千代もね、そう言ってくれたんだ。でもね、やっぱりね····、抱いてもらえなくなったり、嫌われたらどうしようって······」
「大丈夫だ。俺らがお前を守ってやるから。今回も、守れなかった俺らが悪いんだ。お前は、何も不安にならなくていい」
朔は僕を膝に乗せると、力強く抱き締めてくれた。僕は涙が溢れ、朔の大きな背中を抱き返した。
そして、横に座った啓吾が僕の頭を撫でて言った。
「結人さ、千鶴さんの事許したけど、抱かれて嫌じゃなかった?」
「凄く嫌だった。でもね、千鶴さん、八千代に似ててね、ふわふわしてきたらなんかわかんなくなっちゃったの」
「あはは····、結人らしいな。そうやって素直にホントの事言ってくれるから、俺らはちょっと安心できるよ。嘘ついて、全然気持ちくなかった~とか言われる方が、俺ら色々と不安になっちゃうかんね?」
「そうなの? 僕、皆に嘘つかないよ。絶対嘘つかない!」
「知ってる。結人は、俺と一緒で嘘下手だもんな~?」
「ゆいぴが、嘘つかなきゃいけない状況を作り出さないように、俺らは全力で頑張るから安心して。ゆいぴは自分に正直でいてね」
「うん。りっくんは····たまに嘘つくよね」
「えっ!? 俺、ゆいぴに嘘つかないよ!?」
「つくでしょ。元カノの事とか」
「それは····嘘って言うか····誤魔化しただけって言うか······」
「あははっ。冗談だよ。ちゃんとわかってるよ」
「も、もぉ~。酷いなぁ。マジで焦ったんだけど····」
「皆、もし嘘ついたとしても、僕の為なんだろうなって思う。僕を傷つけるような事はしないって信じてるよ。だからね、僕も皆を傷つけないように、皆が傷つかないように頑張る」
「一応聞くけど、何をどう頑張んだ? 無茶はすんなよ」
「えっとね、僕、もっとしっかりするから。具体的にはねぇ····1人で、みんな以外の人について行かないよ。危ない時は逃げる。ダメな時は、おっきい声で皆を呼ぶ。どう? 完璧じゃない?」
おや、皆が顔を伏せて肩を震わせている。廊下からは笑い声が聞こえた。八千代だ。
「え、何か変だった? 違う?」
「いや、大正解だ。ん゙ふっ····それ、絶対守ってくれよ。あと、防犯ブザーは絶対持たせるからな」
「小学校の時さ、そんなん書いたプリント貰ったよな」
「「「ブフゥッ!」」」
りっくんと朔、廊下で八千代が耐え切れず吹き出した。
「啓吾、マジでやめて。ゆいぴが真剣に言ってんだから」
「結人にはスタンガンくらい持たせてもいいかもな」
八千代が部屋に入るなり、物騒な事を言い出した。
「スタンガンなんて人に向けて使えないよ。て言うか、皆なんで笑うの? 対策間違ってるの?」
「ごめんごめん。間違えてねぇけど、内容が小学校で習った不審者対策まんまだからさ。可愛すぎて笑っちゃっただけ」
「真剣に考えたのに····」
「あ~、ゆいぴ拗ねないでね? 笑ってごめんね? 揉みくちゃに抱き締めたいくらい可愛かったよ。間違ってはないから、ホントに絶対守ってね」
「うん、守るよ。もう、皆が僕の為に怒るのも、僕の所為で傷つくのも見たくないもん」
皆が、とても優しい表情で僕を見る。八千代が再び部屋を出て、温かいココアを入れてきてくれた。
「飲め。あんま思い詰めんなよ」
「ありがと、八千代。大丈夫だよ。思い詰めてるわけじゃないよ。ずっとね、守られてるだけじゃダメだって思ってたから。今回で本当に、僕自身が自衛できるようにならなくちゃって痛感したの」
「お前が覚悟決めた目、カッコイイな」
なんて、朔がふいに言うから、ココアが変なところに入って噎せた。
「ゴホッゴホッ····」
「大丈夫か?」
「大丈夫····。急にカッコイイって言われてビックリしちゃった」
「初詣ん時言っただろ? これからは俺らがカッコイイって言ってやるって。他の奴には言わせねぇって」
と、言いながら朔はココアを取り上げると、僕を四つ這いにしてお尻を弄り始めた。
「ふはっ。結人、顔真っ赤~」
「だって、朔が恥ずかしい事ばっかり言うからぁ····」
「お前が喜んでくれんなら何でも言うぞ。何か言って欲しい事あるか?」
「そんなの急に言われても····。もう、これ以上熱くなるの困るから、何も言わなくていいよぉ」
「····可愛いな。挿れていいか?」
「うん。僕のこと、綺麗にしてください····」
柔らかく解された穴を、それでも押し拡げて朔が入ってくる。
「んぁ····朔の、おっきぃ····あぁっ····」
「千鶴くんのと、どっちがデカい?」
「んぇ? ひあぁっ! 朔のっ····朔のおちんちんの方がっ、おっきいよぉ」
「そうか」
(朔って、そういうの気にするんだ····)
朔は勝ち誇った顔で、薄らと笑みを浮かべた。満足したのか、僕を半回転させて仰向けにすると、腰を持ち上げて激しく腰を振り始める。
長さは変わらないかもしれないが、太さが全然違う。朔の太いおちんちんで貫かれると、奥へと送り込まれる快感が背中から頭へと抜け、甘い声や涙になって逃げてゆく。
「朔のより、おっきぃのなんかぁ、入んないよぉ」
「お前がそんなんに出会わねぇように、しっかり囲わねぇとな。ずっと、閉じ込めておきてぇな」
りっくんみたいな事を、狂気的な笑顔を浮かべて言う。勿論、耳元で。やっぱり僕、将来的に囲われるんだ。
少し前なら、僕だって社会に出てやっていけるよ、なんて強がりも言えた。だが今は、囲われるのもいいかもなんて、皆に浸蝕された考えが過ぎってしまう。
「ひゃぁんっ····僕のこと、ずっと囲ってて。絶対、離れないようにぃ、やんっ、手、繋いでてね」
「ん? あぁ、ちゃんと繋いでてやるから安心しろ」
「うんっ····もう、皆から、離れないからね、ずっと一緒に居るぅ」
強く抱き締め合って、朔は僕のナカで深く達した。愛情に満ち満ちたえっちで、僕はもう眠くて目を開けていられなくなっていた。
しかし、お清めなのだから、ここで終わるはずがない。まだ、ねちっこく責めてくる2人が待っている。
「さ、ゆいぴ。次は俺ね。今日はもう、時間もないし寝かせてあげらんないよ。起~き~て~、ねっ」
「ん゙あ゙ぁぁっ」
ウトウトしていた僕に、容赦なく突っ込んでくるりっくん。
「朔とのえっち、気持ち良さそうだったね。俺とも、心まで気持ち良いセックスしようね。心も身体も、俺たちで満たしてあげるからね」
「んっ、やぁっ、りっくん····耳に声、流し込まないでぇ····」
僕は両手で、支配されていた耳を覆い隠した。
「あっは····。可愛いことして····」
片手でその両手を掴み押さえられ、反対の耳を食べられる。
「ん、耳好きだねぇ。なのに、千鶴さんには嫌って言ったんだって? て事はぁ、俺らにされんのが好きって事だよね?」
吐息の様な声で、耳を食べながら喋る。ゾワゾワするのが止まらない。
「やぁんっ····あ、当たり前でしょ····」
「でもさ、俺ら以外にもこういうの、無理矢理されたら感じちゃうんじゃないの? 試しに、誰かにやってもらう?」
「やだぁっ! 皆じゃなきゃヤだぁ」
「嘘だよ。意地悪言ってごめんね? 大丈夫だよ。もう誰にも触らせないって言ったでしょ?」
「うん。もう、皆以外に触られるのやだ····」
「俺らが本気出したら、ゆいぴに怖がられちゃうかもしれないけど、いいの?」
「なんで? 怒っちゃうの?」
「そうじゃないよ。束縛しちゃうよって事。それも、首輪つけて鎖で繋いで、ぜぇーったい離さないやつ」
りっくんならやりかねないのが怖い。でも、それでもいいやと思ってしまう僕も重症だ。
「ん。それでいいよ。怖くない。皆が居てくれるんだったら、大丈夫」
「なぁ、結人ヤバくない? 莉久の影響か知んないけど、病んでない?」
「病んでるって言うか····。今は、俺らに擦り寄りてぇんだろ。前もあんな感じで、俺らから離れようとしなかったしな」
「アイツ、変なとこメンタル強ぇけど、俺らの事になるとクッソ脆いもんな」
「そうだなぁ。俺らの事好きなん認めてからだよな。かなり甘えるようになったし、できる事も増えたし、感度もやべぇし、お強請りとか覚えてさ······ん? 結人が狙われやすくなったのって、俺らの所為じゃねぇ?」
「「んな事····」」
「やべぇな。あるんじゃねぇか?」
「あるな。俺たちと付き合う前からふわふわした感じはあったけど、あそこまで可愛いとは思わなかったぞ。何より、犯したくなるような笑顔は振り撒いてなかった。おい、確実に俺らの所為だぞ」
「マジかぁ····。俺ら好みになってんなとは思ってたけど、これはマズいよなぁ。そう考えたらさ、普段から甘えっぱなしだし、ヤってる時なんかドM全開になってる気がするんだけど。やべぇな。マージで危ねぇわ」
3人で何を真剣に話しているのかと思えば、バカな事を····。
「僕、ドMじゃないもん。けど、僕····んっ、そんなに甘えっぱなし?」
「付き合う前より気を許してくれてるって感じだね。ゆいぴは間違いなくドMだけど。て言うか、外野と喋る余裕あるんだぁ」
「んぐぅっ······はぁっ、ん゙ぅ゙っ····あっ、ゔあっ、やぁぁっ!! ダ、メ····イッちゃ······」
僕が余所見をしたから、機嫌を損ねたりっくんが激しさを増した。奥を強く突かれ、しつこくグリグリされる。
「ねぇ、千鶴さんにどこまで挿れられたの? 奥、抜かれた?」
「奥、のダメなとこ、入っちゃった····」
正直に話したら、皆の雰囲気が変わった。そこから数十分、りっくんの激しい責めに耐える時間が続いた。
「ここね、ゆいぴ覚えた? 結腸。俺らしか知ってちゃダメな、ゆいぴの大事な所。他の男に知られちゃダメな所だからね」
「ひぐぅっ····結腸、も、らめぇ····ん゙ぇ゙ぇぇ····お腹、変になる····けっちょ、ぐぽぐぽ、したゃ····イ゙グぅぅあ゙ぁ゙ぁっ」
りっくんは、朔や八千代のように甘くはなかった。だが、お仕置というわけでもなく、一つ一つ僕に教え込んでいるという感じだ。
「いつも俺らで一杯にしてあげてるトコだよ。ここに千鶴さんも入ったんだ?」
「ごめっ、なさ····」
「で? ナカに出されたの?」
「ううん。ナカじゃないっ、違っ、ん゙あ゙ぁぁぁ」
「どこに出されたの? 背中? お腹? 顔?」
「りっくん、待っで、むぃ、もぉイケないぃ!!」
「どこに出されたの?」
「喉っ、喉に、奥にっ、流し込まっんえ゙ぇ゙ぇぇ····」
「はぁ? ゆいぴ、それ飲んだの?」
「飲まされ、たのっ····飲みたくなかったもん!」
なんだか誤解をされたようで、焦ったのか腹が立ったのか、感情をぶつけてしまった。
「······そう。じゃ、俺らのも流し込もっか。もう千鶴さんの吐けたよね? 暫く、俺らのいっぱい飲ませてあげるね。俺らの以外、身体が受け付けないようにしたいなぁ♡」
語尾のハートが、僕の背筋を凍らせた。そして、りっくんは啓吾を呼び、喉を使わせた。
「時間ないし、今日はこっちだけで我慢するわ。結人、今度俺が甘~く抱いたげるからね。ほんっと莉久は鬼畜だし、何よりなっげぇんだもんなぁ」
「ごめんねぇ、啓吾。色々聞いてたら、久々にキレちゃった」
「いや、莉久はしょっちゅうキレてんじゃねぇの? よく結人めちゃくちゃにしてんじゃん」
「えー? ちゃんと加減してるよ?」
2人は悠長に喋っているが、僕の方はとうに限界を超えている。
「結人の意識飛びそうだな。俺、そろそろイクよぉ」
「俺も、奥にぶっ放してあげる」
2人は思い思いに僕のナカにぶち撒けた。今は、その熱が僕を安心させてくれる。
こうして今日は、えっちの間ずっと質問攻めにあった。足腰も立たない。仕方ないんだけど、これから帰るのにどうしてくれるんだろう。
ほんの数分だけ啓吾の腕の中で眠って、朔がお風呂に入れてくれて、りっくんが家まで送り届けてくれた。これは、甘えていると言われても致し方ない。
予想外の事だらけで、とんでもない事件まで起こってしまったが、新しい年の幕が開けたのだ。心新たに、今年も皆ともっと仲良くなりたいと思う。
そして、僕の今年の抱負が決まった。『百錬成鋼』心も身体も、もっと強くなって、皆に心配を掛けないようにするんだ。
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