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本編
友兄…酷い…!
しおりを挟む俺の中から引き抜いた指は、すごく濡れてて、てらてらしてていやらしい。
友兄はなにかのボトルを開けると、その中身を手のひらに出して、ぬちぬちともみ始めた。
それから、三本添えた指を、俺のお尻にあてて、ぬりゅ…って入り込んでくる。
「ひう……っ」
さっきまでと違う圧迫感だった。
指が一本増えただけで、こんなに違うのか。
痛みは全然ないけど。
ちらりと友兄の体を見る。
友兄の体は汗ばんでいて男っぽくて、反り返ったそこは、もう濡れてるように見えた。
……指よりも、太くて、長い。指が三本入っても、ほんとに俺のお尻にあれが入るんだろうか。
目が釘付けになってたら、俺のそこがヌルヌルした手に握られた。
「やぁ…っ!?」
「そんなに熱い目で見られたら増々我慢効かなくなるからね?ちょっとこっちに集中して」
「ひゃっ、ひゃっ」
ぬるぬるしたまま上下に扱かれる。
ぬるぬるしたまま俺の中を擦られる。
両方……気持ちいい。
「とも…ゆ、き、また、なんか、でる…っ、イく…っ」
「たくさんイっていいよ。でも、イきすぎて意識飛ばしたら無理やり起こすからね?」
多分怖いこと言われてる気がするんだけど、深く考えることができない。
俺のそこをヌルヌルの手で扱かれて、俺の中のその場所を何度もぐりぐりされて、熱が溜まってく。お腹の奥が熱くて熱くてたまらない。
「イく、とも、ゆき、イっちゃ……っ」
「いいよ」
「ひ、ひぁっ、あ、ああー…!!」
ビクンビクンって体が震えて、びゅくびゅくって俺のそこから何かが出た。
全身がだるくなるような気持ちよさ。
口で息をついていたけど、友兄の手は止まらなくて、体が大きく跳ねてしまうし、気持ち良すぎて苦しくなる。
「や、やっ、ともに、ぃ、て、やら、はな、しれ…っ」
「駄目」
「やらぁ…っ」
駄目ってなに。
おかしい。
いったばかりで擦られ続けてるせいか、すごく、すごく、別のものがせり上がってきてる。
「や、やめれ…っ、もれちゃう…やら、やらっ」
「いいよ。そのまま」
ニヤリ…って笑う友兄。
爪が、敏感になってる俺のそこの先端をカリっと引っ掻いた瞬間――――
「あ゛、あ゛、あ゛」
背中が弓なりに反って、友兄の手の中でぷしゅ、ぷしゅ、って、漏らしてた。
「も……やらぁ……」
勝手に腰が跳ねる。
友兄の手は俺のそこからは離れたけど、中の指はそのままだ。ぎゅうぎゅうって、体が勝手に締め付けちゃってるから、三本の指をよく感じてしまってる。
「ともにぃ……ひろぃ…っ、やら、っれ」
高校三年生にもなってベッドの上で漏らしてしまった。恥ずかしすぎて涙が出てくる。
「理玖は可愛いな」
「ひろぃっ」
「お漏らしじゃないよ?」
友兄は俺の非難の言葉なんて全く気にしない様子で、濡れた俺のお腹を撫で回した。
「これは潮。気持ちよくなりすぎると噴くことがあるんだ。理玖が俺で気持ちよくなってる証拠だから、恥ずかしがることないんだよ?……むしろ、もっと見たい」
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