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マシロが養女(仮)になりました

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 一眠りしたら少しスッキリしてた。
 クリスに起こされて、メリダさんにお茶を入れてもらって、甘めのパウンドケーキをマシロと食べてる間に、陛下が手配したらしい仕立て屋さんが来たりとばたばた忙しい午後を過ごした。
 その合間にクリスから魔力を貰った。体にあっさりと馴染んでいくクリスの魔力に、俺の心も落ちついた。

「マシロちゃんのお部屋を用意しないといけませんね」

 メリダさんがそういったのは、夕食を終えたとき。
 マシロは俺の膝の上に座りながら、きょとんとした顔をメリダさんに向けた。

「ましろ、ぉへや?」

 いつものマシロ籠を指さして、不思議そうに首をかしげる。……その仕草、とっても可愛い。

「そこは子猫のマシロちゃん用のベッドですからね。この姿で眠るわけにいかないでしょう?」
「あきと、っしょ、ねぅの」

 俺の服を握ってくるマシロ。
 俺もそれでいい…って言おうとしたら、クリスがマシロをひょいっと抱き上げた。

「夜は駄目だ」
「ぅぃす、や」
「子猫の姿になっても夜はここから出すからな」
「や!」
「駄目だ」

 少しきつめのクリスの声音に、瞳をうるうるさせたマシロが俺を見た。

「マシロ」

 …その悲しそうな顔が可哀想で、つい、ここにいていい……って言いそうになったんだけど、

「マシロちゃん、ご夫婦だけの夜の時間を邪魔しちゃいけませんよ?」

 と、やんわりとだけどクリスとのアレコレをメリダさんに指摘されて、口を噤むと同時に顔が熱くなった。
 た、確かに、子猫のときは、まだあまり気にならなかったけど、この姿になれるとわかった以上、マシロの目の前で致すことは……無理。駄目。羞恥でマシロと目を合わせられなくなる。

「ぁき、ましろ、…ぃらい?」
「嫌いじゃないよ。大好き、って言ってるでしょ?」
「ぅ……」

 口を尖らせて震わせて、目元には涙をためて、それでも頷いたマシロ。

「じゃあ、マシロちゃん、ばあばとお風呂に入って寝ましょうね」
「……ぉふろ、や」
「ちゃんと綺麗にしましょう」
「ぅ……」

 メリダさんの手をぎゅっと握ったマシロが、涙で潤んだ瞳を俺に向けてきた。離れるのも、お風呂に入るのも嫌なんだろうな…って顔。

「マシロ、おやすみなさい」
「……ゃしゅぃ、ぁさい」

 お茶のセットを載せたワゴンを片手で押すメリダさんと一緒に、マシロが部屋からとぼとぼと出ていった。

「クリス、凄い罪悪感が――――」
「気にするな」

 それは無理だよ。どうしたって気にしてしまう。
 そんな簡単じゃないのに……って若干ムスッとしていたら、あっさりと抱き上げられて唇を塞がれた。

「んっ」

 舌がすぐに入り込んできて、上顎を擽って舌を吸う。くちゅくちゅ音を立てながら舌と舌を絡めてるうちに、頭の中がぼぅっとしてくる。

「夜の間、子供は乳母と別室で過ごすことが当たり前のことだ。マシロはなれるべきだ。だからアキが気にすることはなにもない」

 それって、マシロを、俺たちの子供として迎えるってこと、だよね…?
 そう聞きたくても聞けない。
 お風呂場についてすぐに服を剥かれて、浴室に連れて行かれた。

「あ、ん、んんっ」
「…好きなときにアキを抱けないのは苦痛だな」

 壁に手をついて立たされて、後ろから覆うようにクリスに抱きつかれた。石鹸でぬるっとしたクリスの手が全身を撫で回していって、他のことを考えられなくなった。
 胸のとこを後ろからつままれれば高い声が出て、もっと…ってねだるように胸を突き出してしまう。
 くす…って笑い声が聞こえた気がしたけど、気にしてる余裕はもうない。
 お尻の中もその手で洗われた。石鹸じゃない匂いは香油のものかな。

「アキ」

 俺を呼ぶ声、好き。
 浴室の床に胡座座りをしたクリスの上に、促されるまま腰を下ろす。
 張り詰めたクリスの男根が、しっかり解れてひくついてたそこにあてがわれて、なんの抵抗もなく俺の中に沈んでいく。

「ぁん、ぁ…んんっ、んっ、は……ぁ…っ、くりす、くりす…っ」
「熱いな」
「ん、んんぅ、くりすのが、あつい…っ」
「違いない」

 笑ったクリスが腰を突き上げてきて、ぐぷりと奥まで嵌ってしまう。

「――――っ!!」

 声も出ないくらい感じてしまって、背中をクリスの腕が支えてくれなかったら倒れていたかもしれない。

「ひ………ひぁ……っ、あ、あぅ」

 一瞬で意識まで飛びそうになってたのに、俺の息子は震えてじわりと体液をこぼしただけ。
 イった余韻が抜けなくて、ずっとびくびくと内側が痙攣して、クリスの男根を締め付けてる。でもそれにも感じてしまって……、抜け出せない。

「あ、あふ……っ、や、ぁ、あっ」
「アキ、髪を洗うぞ」

 この状況を楽しんでる声。
 クリスはまだ…イってない。俺の中の男根がより硬くなった…気がする。

「何も気にせず抱かれていろ」
「あ…、きもち、いぃ、くりす、うごいて、おく、こすって…っ」
「いくらでもしてやるから」

 髪を洗われながら、時々腰を突き上げられて、全部終わってホッとしたら繋がったまま立ち上がったクリスはそのまま浴槽に入って。
 頭がくらくらする。
 何度もキスを繰り返して、クリスの魔力をもらう。それが俺の中に馴染んでいくと、自然と腰が揺れてしまって、クリスの男根を締め上げる。
 ……なんか、俺の体がはやくクリスの魔力がほしい…って、勝手にねだってるみたい。












*****
長くなったので次回もいちゃ……多分
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