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新婚旅行は海辺の街へ
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しおりを挟むマシロは先にもこもこの泡で洗って、お湯でよく流して、温風で乾かしてあげたら、クリスがさっさと浴室の外に出していた。マシロとしてもはやく水場から離れたかったのか、クリスに摘み上げられても、いつもの抵抗はしてなかった。
それから、何度もキスを繰り返して、クリスの膝の上に座ったまま、体も髪も洗われた。
足を開かされて、泡立てた石鹸でぬるぬるとあちこちを洗われる。
硬くなったクリス男根が、腰のあたりにあたる。もうそれが気になってしかたなかった。
少し……て、ほんと、どこまでが少し?って思うくらいに、体中触られた。…けど、感じやすい場所は避けられた。……乳首とか、息子さんとか、クリスを受け入れるそこ、とか。入口を触るだけで、絶対に中に指をいれてこない。
じれったい。
そう思ってしまって、余計顔が熱くなった。
「アキ、壁に手をついて」
「んぅ…」
膝の上から降ろされた。
いわれたとおりに壁に手をついたら、背中にクリスがキスをする。
時々強く吸われてチクリと痛みが走るのは、そこに痕を残しているからだ。
肝心なところに触れられてないのに、俺の息子はもう硬くなっていて、ダラダラと先走りを流していた。
イきたい。
後ろがすごくひくひくしてる感じがする。
入れてほしいって、ねだってるみたい。
でもクリスはそこを触るだけ。
「アキ」
楽しそうな声。
そこを撫でていた指が、下に降りて内股をさぐり始める。
それから、閉じた足の間に、ぬるっとした熱いものが差し込まれた。
「ひぅ」
「熱いな…アキ」
「あ、あ」
足の付け根の微妙な位置で、太腿の間をクリスのガチガチになった男根が出入りしていた。
……素股……、って。前にもされた、けど。でも、なんで、こんなに感じるのかわかんない。
前に出てくるときに、袋とか、竿のところとか、すごく絶妙に擦り上げてくる。後ろに戻って行ったら、尻の、そこを小突いて擦る。
足が震えてしまう。
……きもち、いい。
「あ…あ…、くりす、きも、ち、いい……」
「ああ。気持ちいいな?」
「ん……んっ」
後ろから口の中に指を入れられた。
舐めて唾液を絡めて、吸い付く。
「はぅ……ん」
クリスの腰の動きが早くなった。
「は……はぅ、あ、あ、ん、んっ、イくぅ…」
「イけ」
「んんんんぅぅっ」
口の中をいじられて、素股の刺激が気持ちよくて、びくびく震えてイった。
ぱたぱたと浴室の床に白濁が落ちたけれど、クリスの動きは止まらなかった。むしろ、もっと激しくなって。
「ぃああああっ」
「…っ」
……感じるところ、触られなかったのに、これだけで二回イって、クリスの熱が太腿の間に出されたのを感じて、ふる…って小さくまたイった。
「あ………」
足に力が入らなくてずるずると沈みこみそうになった俺を、クリスが軽々と抱き上げて、お湯で体を流してから湯舟に浸かった。
「少し、だろ?」
「……ん」
もうわかんない。
これ、本当に少し?
ちょっと寝そうになりながらも、お風呂から上がったときに、「乾かして」ってクリスからお願いされて目が覚めた。マシロに使った温風を俺とクリスにも向けてみると、ちゃんと乾いたからこれはやっぱり使える魔法だ。
少し使った魔力は、その後すぐにキスをされて補充された。
「便利だな。生活魔法もこういうものだったんだろうか」
「ん……、そ、だね。……でもね」
「ん?」
「……俺、クリスの髪をタオルで拭くのも……好き」
って、サラサラになったクリスの髪を手で梳きながら言ったら、クリスは嬉しそうに目を細めて笑った。
「俺もだ」
って、頭にキスをしてくれた。
バスローブのようなものを羽織って部屋の方に戻ったら、マシロは寝床の中で丸くなってた。耳は伏せてるし、尻尾は自分を守るように絡みついている。
「マシロ、お水飲もう?」
ソファに下されてから、マシロの頭を撫でた。
クリスポーチからマシロ用のお皿を出して、魔法で冷たい水を少し出す。
俺の魔力を感じたのか、マシロがひょこっと頭をあげて、寝床から起き上がった。
「み」
「ちょっとだから大丈夫でしょ?」
たくさんの水じゃなくて。少しだけ。
今たくさんの水を見せたら、また怖がって丸まっちゃう気がするんだよね。
マシロは寝床からでてくると、ちゃんと水を飲んでくれた。尻尾が機嫌よさそうにぱたぱた揺れている。
俺がマシロを構ってる間に、クリスは用意されていた水差しから、グラスに中身を注いでくれた。こっちは果実水だ。
「アキも飲め」
「ん」
飲めと言われてグラスを渡されるわけでなく。
果実水を口に含んだクリスに、後頭部を引き寄せられて唇を重ねられた。
口移しで飲む果実水には、当然クリスの魔力が混ざってて、甘くて甘くて甘い。
口移し……も、慣れた。なんならねだる。飲ませて、って、言う。
「…もっと」
「ああ」
ソファの上から、クリスの膝の上に移動されて。
マシロは飲み終わったのか、寝床に戻って丸くなって尻尾をゆらゆら揺らして。
口から入るクリスの魔力に、なんだかどんどん頭の中がぽやぽやし始めて。
多分、浴室での熱がおさまりきってなくて。
ローブの合わせからクリスの手が入り込んできても、抵抗らしい抵抗はできなくて、ただただ、身を委ねてた。
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