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元老院
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ふわりと香るあの甘い花の匂い。
その匂いを嗅いだ瞬間、何時も何百年前に出会ったあの男の顔を鮮明に思い出す。
エルフを彷彿とさせるような美しい顔立ちに魔族を彷彿とさせるような黒い髪と瞳。
その男は生前も死後もこの世界に何度も確変の種を蒔く。生前は選帝の剣をこの世にもたらし、この世界に一人の偉大なる王を生み出した。死後は人族の召喚陣にとある仕掛けを施す。
「成程。たかがゴブリンを魔王に選帝したのはあの獣か。」
夜空のように黒い瞳に髪を持つまるであの男の生き写しのような一人の青年。その青年からはあの男の匂いを帯びていて、それこそ、その青年があの男の蒔いた一粒の種である事の証拠。
これまで何度も蒔かれた種を回収してきたが花開く前に皆、枯れてしまった。今度こそはあの一粒の種を枯れないように洗脳して正しき王を選ばせる。
そうニンマリと嗤いながらザビエルのような格好をした老人は自身が仕えるべき、魔王の部屋に無理矢理突入しようとしていた。だが…。
魔法で扉を破壊しようとした瞬間、バチッと白い光が上がり、老人が放とうとした魔法を反射した。魔法を放とうとした老人の手は黒炭のように焦げ、老人は舌打ちした。
「パレスめ。また邪魔をしおるか。」
治癒魔法を即座に展開して焦げた手を治すと老人は苛立たしげにその場を後にした。
◇
(ミドリ視点)
「陛下ッ。お待たして申し訳ございません。」
そう少し焦げ臭いアヴァリスが席につき、ようやく幹部が揃った頃に元老院議長は黒いローブを優雅にはためかせ、悠然と席につく。
その姿にシャルマンが「陛下よりも遅れてやって来るとは不敬ぞ。」と怒りに身を任せて魔法を展開する。それを止まれと御し、議長に抗議を入れる。
「例え、私に助言する権利のある元老院であるとしてもこの国の王は私です。王より遅れて入り、謝罪もなしとは些か傲慢が過ぎるのでは?」
釘を刺すが、議長の表情に反省の色はなく、怒りの琴線に触れたラ・モールが抜刀しようとするのをなんとか諌めた。再度議長に抗議すると議長はやれやれといった表情で言い訳を始める。
「火急の用がありましてな。少し遅れた次第です…が、些か陛下の部下は血の気が多いというか…器が小さいのではありませんかな?魔王としてお立ちになるなら部下くらいきちんと御してみてはどうです?これでは陛下の魔王としての器もその程度と言わざるおえませんな。」
その言葉に今度はアヴァリスが殺意を議長に向ける。それを頭を軽く叩き、黙らせて溜息をつきたいのを我慢する。
この老人は常に私に敵意剥き出しで、断る毎にこうして煽ってくる。話を進めようにも議長がラ・モール達を煽るものだから話が進まない。
「火急の用があったとしても、それを部下に伝言しておかなかった貴方にも問題があると思いますが。」
「火急が故に伝えるのが遅くなり、今こうして伝えているのですよ、陛下。陛下は元ゴブリンであらせられるから理解出来ぬのもしょうがない事ではありますが。」
「その元ゴブリンが魔王の座にいるのが許せぬのであれば実力で奪ってみせればいい。私は貴方からの挑戦を何時でもお待ちしていると何度も申していますが。」
「流石、野蛮な元ゴブリンと言ったところでしょうか。貴方がそうして強気でいられるのは権力を振りかざして自由を奪い囲っているあの獣のお陰でしょう? 」
ー あの獣?
何を言っているのか分からず、言葉に詰まるとそれを肯定と取ったのか、勝ち誇ったような笑みを浮かべ、私を見下す。
「夜空色の髪と瞳の陛下が寝室に囲っている情夫ですよ。本当に陛下が自身の力のみでその座に座す事が出来るお方だと言うのであれば、あの獣を我々にお預けください。」
つらつらと続けたその言葉に絶句する。
出てこない言葉の代わりに拳が今すぐこの老人を殴れと力がこもる。
『ゆびきりげんまんだ。俺はお前を孤独にするような真似はしねぇ。約束破ったら腹に三発。手加減すんなよ。』
私を孤独にしないと優しく絡められたあの小指の感触。向けられた優しい眼差し。
それはあの人が知性ある生き物だからこそ向けてくれる優しさで、私はあの優しくて何処までも綺麗な人を性を発散する道具として側に置いているのでは決してない。
囲う気もない。本当はずっと側にいて欲しいけど、あの人に不自由は似合わないから元気になったら存分に喧嘩だってしても構わない。
「彼は獣でも情夫でもない。彼は大切なっ…。」
「陛下の実力は陛下自身のものですッ。そんな男、煮るなり焼くなりどうとでもすればいいんですよッ!! 」
暴力はいけないとなけなしの理性で紡いだ私の言葉を遮り、アヴァリスが身を乗り出して、言ってやったと言わんばかりの顔で議長を見やる。そんな忠誠心が空回りしているアヴァリスの姿に胃が痛くなり、胃の辺りをさする。
「アヴァリス…。」
「そんな情夫如き、陛下に必要などありません。」
「「アヴァリスッ!!! 」」
意気揚々と相手の思惑に乗った上にコタを侮辱するアヴァリスに怒声をあげるとパレスも同時に声を上げ、瞬時にアヴァリスを転移魔法で何処かへと飛ばした。
「全く…。」と溜息を吐き、わしわしと乱雑に頭をかくとこちらを冷たい目で睨むと議長に視線を戻し、また溜息をついた。
「駄目ですよー。幾ら、美人な子だからって手を出しちゃあ。年寄りの冷や水も大概にしないと。」
やれやれと首を振り、おちゃらけてみせるパレス。しかし、そのおちゃらけた態度の奥底からじわりと滲むプレッシャーにごくりと思わず唾を飲んだ。
その緊張感は議長にも伝わっているようでその表情は私と対峙していた時よりも固い。
「パレス。我々は陛下を案じて言っておるのだ。そのようなふざけた理由では。」
「言っとくけど、コタちゃんはかなーり強情な上に頑固よ?お爺ちゃんがどんなに洗脳しても従順に首を縦に振るタイプじゃないからね。」
ニッコリと酔い時のような陽気な笑みを浮かべながらもその奥底の本心は一切みせない。何時も会議中に、瞼に目の絵を描いて起きているフリをするという幼稚なサボり方をする人とは思えない。
私の言葉を聞こうとしない議長を言葉とそのプレッシャーだけで自身のペースへと引き摺り込む。
その姿に純粋に凄いと思っているとパレスとパチリと視線が交わり、その瞬間、鼻で笑われた気がした。実際には何時もと変わらない表情だったのだが、「守りたいならこれくらいやってみせろ。」と言われた気がした。
「おじさん、コタちゃんのファンだから簡単に手を出させる気はないよ? 」
それでも良いならどうぞ、そう付け加えて、パレスはクワっと欠伸をした。パレスの牽制に議長は苦虫を噛み潰したような表情で睨んでいた。
その後の会議はいつも通り平行線だった。
私の話を一切取り合わない議長に従う意志はあるが足並み揃わない幹部達。
へとへとに疲れて部屋に戻った頃には深夜。
寝る事の好きなコタはもう既に寝ているだろうと扉を開けるとパチリッと魔法の光が走った。どうやら結界魔法が掛けられていたようで開けた瞬間砕け、光が飛び散った。
ー この魔力は…パレス?
何故、パレスが私の部屋に結界を掛けただろうと思考して議長とパレスとのやり取りを思い出す。
『貴方がそうして強気でいられるのは権力を振りかざして自由を奪い囲っているあの獣のお陰でしょう? 』
『駄目ですよー。幾ら、美人な子だからって、手を出しちゃあ。』
コタを侮辱された怒りにばかり気を取られていた。私の所為でコタまであの議長に侮辱されたのだと思っていた。あの老人はコタを私の弱みだと判断して脅しの材料にでもする気なのだと思っていた。
しかし、もう一度思い返してみると、議長がコタを欲しがっているように聞こえる。そしてパレスの言葉から推測するにもう既に手を…出してる?
『火急が故に伝えるのが遅くなり…』
そもそも火急の用事とは何だ?
この結界はもう既に何かあったからパレスが張ったものではないだろうか?
ドアノブに掛けた手が震える。
血に濡れて泥に汚れて冷たくなっていくコタの姿を思い出し、恐怖が身体を駆け巡る。
「コタッ!! 」
バタンッと勢いよく扉を開けると大きな窓には満月が静かに輝き、暗い部屋を照らしていた。
その匂いを嗅いだ瞬間、何時も何百年前に出会ったあの男の顔を鮮明に思い出す。
エルフを彷彿とさせるような美しい顔立ちに魔族を彷彿とさせるような黒い髪と瞳。
その男は生前も死後もこの世界に何度も確変の種を蒔く。生前は選帝の剣をこの世にもたらし、この世界に一人の偉大なる王を生み出した。死後は人族の召喚陣にとある仕掛けを施す。
「成程。たかがゴブリンを魔王に選帝したのはあの獣か。」
夜空のように黒い瞳に髪を持つまるであの男の生き写しのような一人の青年。その青年からはあの男の匂いを帯びていて、それこそ、その青年があの男の蒔いた一粒の種である事の証拠。
これまで何度も蒔かれた種を回収してきたが花開く前に皆、枯れてしまった。今度こそはあの一粒の種を枯れないように洗脳して正しき王を選ばせる。
そうニンマリと嗤いながらザビエルのような格好をした老人は自身が仕えるべき、魔王の部屋に無理矢理突入しようとしていた。だが…。
魔法で扉を破壊しようとした瞬間、バチッと白い光が上がり、老人が放とうとした魔法を反射した。魔法を放とうとした老人の手は黒炭のように焦げ、老人は舌打ちした。
「パレスめ。また邪魔をしおるか。」
治癒魔法を即座に展開して焦げた手を治すと老人は苛立たしげにその場を後にした。
◇
(ミドリ視点)
「陛下ッ。お待たして申し訳ございません。」
そう少し焦げ臭いアヴァリスが席につき、ようやく幹部が揃った頃に元老院議長は黒いローブを優雅にはためかせ、悠然と席につく。
その姿にシャルマンが「陛下よりも遅れてやって来るとは不敬ぞ。」と怒りに身を任せて魔法を展開する。それを止まれと御し、議長に抗議を入れる。
「例え、私に助言する権利のある元老院であるとしてもこの国の王は私です。王より遅れて入り、謝罪もなしとは些か傲慢が過ぎるのでは?」
釘を刺すが、議長の表情に反省の色はなく、怒りの琴線に触れたラ・モールが抜刀しようとするのをなんとか諌めた。再度議長に抗議すると議長はやれやれといった表情で言い訳を始める。
「火急の用がありましてな。少し遅れた次第です…が、些か陛下の部下は血の気が多いというか…器が小さいのではありませんかな?魔王としてお立ちになるなら部下くらいきちんと御してみてはどうです?これでは陛下の魔王としての器もその程度と言わざるおえませんな。」
その言葉に今度はアヴァリスが殺意を議長に向ける。それを頭を軽く叩き、黙らせて溜息をつきたいのを我慢する。
この老人は常に私に敵意剥き出しで、断る毎にこうして煽ってくる。話を進めようにも議長がラ・モール達を煽るものだから話が進まない。
「火急の用があったとしても、それを部下に伝言しておかなかった貴方にも問題があると思いますが。」
「火急が故に伝えるのが遅くなり、今こうして伝えているのですよ、陛下。陛下は元ゴブリンであらせられるから理解出来ぬのもしょうがない事ではありますが。」
「その元ゴブリンが魔王の座にいるのが許せぬのであれば実力で奪ってみせればいい。私は貴方からの挑戦を何時でもお待ちしていると何度も申していますが。」
「流石、野蛮な元ゴブリンと言ったところでしょうか。貴方がそうして強気でいられるのは権力を振りかざして自由を奪い囲っているあの獣のお陰でしょう? 」
ー あの獣?
何を言っているのか分からず、言葉に詰まるとそれを肯定と取ったのか、勝ち誇ったような笑みを浮かべ、私を見下す。
「夜空色の髪と瞳の陛下が寝室に囲っている情夫ですよ。本当に陛下が自身の力のみでその座に座す事が出来るお方だと言うのであれば、あの獣を我々にお預けください。」
つらつらと続けたその言葉に絶句する。
出てこない言葉の代わりに拳が今すぐこの老人を殴れと力がこもる。
『ゆびきりげんまんだ。俺はお前を孤独にするような真似はしねぇ。約束破ったら腹に三発。手加減すんなよ。』
私を孤独にしないと優しく絡められたあの小指の感触。向けられた優しい眼差し。
それはあの人が知性ある生き物だからこそ向けてくれる優しさで、私はあの優しくて何処までも綺麗な人を性を発散する道具として側に置いているのでは決してない。
囲う気もない。本当はずっと側にいて欲しいけど、あの人に不自由は似合わないから元気になったら存分に喧嘩だってしても構わない。
「彼は獣でも情夫でもない。彼は大切なっ…。」
「陛下の実力は陛下自身のものですッ。そんな男、煮るなり焼くなりどうとでもすればいいんですよッ!! 」
暴力はいけないとなけなしの理性で紡いだ私の言葉を遮り、アヴァリスが身を乗り出して、言ってやったと言わんばかりの顔で議長を見やる。そんな忠誠心が空回りしているアヴァリスの姿に胃が痛くなり、胃の辺りをさする。
「アヴァリス…。」
「そんな情夫如き、陛下に必要などありません。」
「「アヴァリスッ!!! 」」
意気揚々と相手の思惑に乗った上にコタを侮辱するアヴァリスに怒声をあげるとパレスも同時に声を上げ、瞬時にアヴァリスを転移魔法で何処かへと飛ばした。
「全く…。」と溜息を吐き、わしわしと乱雑に頭をかくとこちらを冷たい目で睨むと議長に視線を戻し、また溜息をついた。
「駄目ですよー。幾ら、美人な子だからって手を出しちゃあ。年寄りの冷や水も大概にしないと。」
やれやれと首を振り、おちゃらけてみせるパレス。しかし、そのおちゃらけた態度の奥底からじわりと滲むプレッシャーにごくりと思わず唾を飲んだ。
その緊張感は議長にも伝わっているようでその表情は私と対峙していた時よりも固い。
「パレス。我々は陛下を案じて言っておるのだ。そのようなふざけた理由では。」
「言っとくけど、コタちゃんはかなーり強情な上に頑固よ?お爺ちゃんがどんなに洗脳しても従順に首を縦に振るタイプじゃないからね。」
ニッコリと酔い時のような陽気な笑みを浮かべながらもその奥底の本心は一切みせない。何時も会議中に、瞼に目の絵を描いて起きているフリをするという幼稚なサボり方をする人とは思えない。
私の言葉を聞こうとしない議長を言葉とそのプレッシャーだけで自身のペースへと引き摺り込む。
その姿に純粋に凄いと思っているとパレスとパチリと視線が交わり、その瞬間、鼻で笑われた気がした。実際には何時もと変わらない表情だったのだが、「守りたいならこれくらいやってみせろ。」と言われた気がした。
「おじさん、コタちゃんのファンだから簡単に手を出させる気はないよ? 」
それでも良いならどうぞ、そう付け加えて、パレスはクワっと欠伸をした。パレスの牽制に議長は苦虫を噛み潰したような表情で睨んでいた。
その後の会議はいつも通り平行線だった。
私の話を一切取り合わない議長に従う意志はあるが足並み揃わない幹部達。
へとへとに疲れて部屋に戻った頃には深夜。
寝る事の好きなコタはもう既に寝ているだろうと扉を開けるとパチリッと魔法の光が走った。どうやら結界魔法が掛けられていたようで開けた瞬間砕け、光が飛び散った。
ー この魔力は…パレス?
何故、パレスが私の部屋に結界を掛けただろうと思考して議長とパレスとのやり取りを思い出す。
『貴方がそうして強気でいられるのは権力を振りかざして自由を奪い囲っているあの獣のお陰でしょう? 』
『駄目ですよー。幾ら、美人な子だからって、手を出しちゃあ。』
コタを侮辱された怒りにばかり気を取られていた。私の所為でコタまであの議長に侮辱されたのだと思っていた。あの老人はコタを私の弱みだと判断して脅しの材料にでもする気なのだと思っていた。
しかし、もう一度思い返してみると、議長がコタを欲しがっているように聞こえる。そしてパレスの言葉から推測するにもう既に手を…出してる?
『火急が故に伝えるのが遅くなり…』
そもそも火急の用事とは何だ?
この結界はもう既に何かあったからパレスが張ったものではないだろうか?
ドアノブに掛けた手が震える。
血に濡れて泥に汚れて冷たくなっていくコタの姿を思い出し、恐怖が身体を駆け巡る。
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