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時代の進み
第二話 陸軍士官学校
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やあ諸君。先刻の士官の元で学ばせてもらえることとなったエヴァ カラビナーだ。
どうやら彼の名前はフランク リストーニャ クローフォードと言うらしい。階級は中尉だが、これから戦果を積み重ねていくことだろう。なぜなら先程、彼がこの世界の第1次世界大戦で27機も撃墜しているということを彼の友人と彼が話しているところを盗み聞きした。
「中尉殿…少し難しいです」
本当は現代と比べてかなり簡単だが、普通に難しい。いや、厳密には解き方を忘れてしまった。
「これらは覚えるしかないんだ。5×6は30という風にな」
なるほど
「思い出した」
「思い出した…?」
「ああいえ中尉殿!さらに私が幼い頃に父と母が先程御教授頂いた問題を話しており、それを思い出したということです!」
口に出ていたのか!?危なかった…いや焦った!
「そうか…まあ良い。ならばここはこの様に~~~」
とりあえず掛け算を思い出した。国民皆兵制が取られているので士官学校に年齢制限は無い。そして試験は明日
「中尉殿と学んできましたが、どうしても緊張します」
万全の準備を整えても試験というものは怖いものだ。
「これで合格したら直ぐに私の部隊に入れて戦わせてやる。」
「本当ですか!?」
なんということだ…名誉が確実に手に入る!
「あぁ。ま、その為にはしっかり合格してくれよ」
「勿論であります!中尉殿!」
「期待しているぞ」
これは……やるしかない
___________________________
試験日となり、私は試験会場へと向かう。正直、緊張で周りが見えない。くすんで、よどんで見える。
「足が震えているぞ」
「も、申し訳ございません…中尉殿…」
「貴官は周りの者より秀でている。期待しているぞ」
「はっ!っえ…?」(き…貴官?私が?まだ士官候補生にすらなってないのに…いや、期待してくれてるんだろう)
エヴァは1人嬉しく思う。
「勿論であります中尉殿!必ずや吉報を持ち帰ります!」
「期待しているぞ」
無邪気な笑顔を浮かべてクローフォード中尉と別れて、少し歩くとやっぱり不安で振り返る。…が、そんな不安は一瞬のうちに吹き飛ぶ事となる
「クローフォード中尉!!」
「クローフォード中尉!」
(うわー…モテてるー…)
そりゃそうだ。確か中尉殿は20歳丁度だろ?モテるだろうな、って居過ぎだろ。なんだあの人数。1…2…3…4…5…6…それ以上か。
「なんか落ち着いてきたな…」
さて、試験を受けにいくか。
___________________________
試験内容は中尉殿と共に練習したところが出た。偶然か…それとも必然か…
そんな事は構わん。自己採点では満点だった。これ以上の成果は無いだろう。帰ろう…中尉殿を待たせている
「中尉殿、失礼します」
「あぁ、結構。試験はどうだった?」
「不確定情報ではありますが、自己採点では満点でした。しかし、ここから最悪のケースを想定し、20点引くとします。それでも合格ラインは超えているので大丈夫だと思われます」
「そうか、帰ろうか。貴官の合格を信じて、軍の礼儀を叩き込む。厳しくなるが覚悟しておけ」
「勿論です中尉殿!」
エヴァは敬礼をして返答する。
大戦火は未だ消し去っていない。もう一度、もう一度起こる。ならばそれに備えて我々は戦う準備をしよう。
どうやら彼の名前はフランク リストーニャ クローフォードと言うらしい。階級は中尉だが、これから戦果を積み重ねていくことだろう。なぜなら先程、彼がこの世界の第1次世界大戦で27機も撃墜しているということを彼の友人と彼が話しているところを盗み聞きした。
「中尉殿…少し難しいです」
本当は現代と比べてかなり簡単だが、普通に難しい。いや、厳密には解き方を忘れてしまった。
「これらは覚えるしかないんだ。5×6は30という風にな」
なるほど
「思い出した」
「思い出した…?」
「ああいえ中尉殿!さらに私が幼い頃に父と母が先程御教授頂いた問題を話しており、それを思い出したということです!」
口に出ていたのか!?危なかった…いや焦った!
「そうか…まあ良い。ならばここはこの様に~~~」
とりあえず掛け算を思い出した。国民皆兵制が取られているので士官学校に年齢制限は無い。そして試験は明日
「中尉殿と学んできましたが、どうしても緊張します」
万全の準備を整えても試験というものは怖いものだ。
「これで合格したら直ぐに私の部隊に入れて戦わせてやる。」
「本当ですか!?」
なんということだ…名誉が確実に手に入る!
「あぁ。ま、その為にはしっかり合格してくれよ」
「勿論であります!中尉殿!」
「期待しているぞ」
これは……やるしかない
___________________________
試験日となり、私は試験会場へと向かう。正直、緊張で周りが見えない。くすんで、よどんで見える。
「足が震えているぞ」
「も、申し訳ございません…中尉殿…」
「貴官は周りの者より秀でている。期待しているぞ」
「はっ!っえ…?」(き…貴官?私が?まだ士官候補生にすらなってないのに…いや、期待してくれてるんだろう)
エヴァは1人嬉しく思う。
「勿論であります中尉殿!必ずや吉報を持ち帰ります!」
「期待しているぞ」
無邪気な笑顔を浮かべてクローフォード中尉と別れて、少し歩くとやっぱり不安で振り返る。…が、そんな不安は一瞬のうちに吹き飛ぶ事となる
「クローフォード中尉!!」
「クローフォード中尉!」
(うわー…モテてるー…)
そりゃそうだ。確か中尉殿は20歳丁度だろ?モテるだろうな、って居過ぎだろ。なんだあの人数。1…2…3…4…5…6…それ以上か。
「なんか落ち着いてきたな…」
さて、試験を受けにいくか。
___________________________
試験内容は中尉殿と共に練習したところが出た。偶然か…それとも必然か…
そんな事は構わん。自己採点では満点だった。これ以上の成果は無いだろう。帰ろう…中尉殿を待たせている
「中尉殿、失礼します」
「あぁ、結構。試験はどうだった?」
「不確定情報ではありますが、自己採点では満点でした。しかし、ここから最悪のケースを想定し、20点引くとします。それでも合格ラインは超えているので大丈夫だと思われます」
「そうか、帰ろうか。貴官の合格を信じて、軍の礼儀を叩き込む。厳しくなるが覚悟しておけ」
「勿論です中尉殿!」
エヴァは敬礼をして返答する。
大戦火は未だ消し去っていない。もう一度、もう一度起こる。ならばそれに備えて我々は戦う準備をしよう。
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