クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~

はなとすず

文字の大きさ
4 / 47

パーティー結成!

しおりを挟む
翌日……

俺はギルドの三階にある休憩室に泊まり、今日も剣の練習をすることになってる。

「よう。おはようさん。朝飯まだだろ?一緒にどうだ?」

俺が支度をして部屋を出るとちょうど、このギルドのギルド長であるギルアスがそんな提案をしてきた。……『ギ』が多いな……

「お邪魔していいなら…」

「おう。行こうぜ。」



こうして俺達はギルドの食堂に来た。

「おはよう!ヒビキ!私も一緒していい?」

「あ…エレンさん、おはようございます。俺は大丈夫ですよ。」

「ありがとう。」

ギルアスさんと朝食を食べているとエレンさんも合流して、今日の予定について話すことになった。

「とりあえず、今日はこの後ヒビキの訓練に付き合って午後からはエレンと近くの森まで実践訓練でいいか?俺もついて行くからよ。」

「いいんですか?忙しいんじゃ……」

「気にすんなって。」

「なら…よろしくお願いします。」



朝食を食べ終えて、訓練所に場所を移した。

「いいか?今日は剣じゃなく格闘術だ。魔物には剣や魔法で攻撃してもいいが、人間にはできないだろ?だから、これは護身術として覚えたらいい。」

「分かりました。」

「じゃ、とりあえず好きに技入れてみろ。そこから修正をかける感じで教えていく。」

「はい。よろしくお願いします。」

「ヒビキ!頑張って~」

俺はエレンさんの応援の声を聞きながらギルアスさんを見る。ギルアスさんは軽く構えた。

「いつでもいいぞ。」

「はい。」

好きに技を入れてみろって言われたし……柔道でもいいよな?高校に上がってからは行かなくなったけど、中学までは柔道教室に通ってたんだよな。

「どうした?こないのか?」

「いえ。今行きます。」

俺は早歩きでギルアスさんの元に行き、右手でギルアスさんの服の襟の部分を持ち、左手は右腕の袖を持つ。そのままギルアスさんを前方向に体勢を崩しつつ、重心を低くしながら自分の右足をギルアスさんの右足の内側に踏み込む。そして、右肘をギルアスさんの右脇の下に入れ、動きを制する。体を回転させて左足を踏み込み、膝を伸ばすと同時に両手を前方向に振りかざした。……まぁ、簡単に言うなら、背負い投げだな。

「うおっ!」

ギルアスさんは剣すらマトモに振れない俺に投げられるとは思ってなかったのか、受け身もとらずに体を地面に打ち付けた。痛いぞ~畳じゃなくて普通の地面は。

「えっと……こんな感じでいい…ですか?」

「あ、あぁ。十分だ……」

やっぱり、めっちゃビックリしてるな……

「スゴい!スゴいよ!ヒビキ!剣は出来なくても格闘技は出来たんだね!」

「………剣も頑張ります……」

「え?あっ!えと…ごめんね?そういう意味じゃないの!剣を使う職業なのに格闘技も出来てスゴいね!って意味で!剣は今まで持ったことがなかったんでしょ?だったら仕方ないよ!ね?ギルド長?」

「ああ、職業で扱う物だからな。すぐに上達するだろうな。」

「……頑張ります……」



俺は、ギルアスさんに格闘技は十分出来てるからもういいって言われて昼食まで結局剣の練習をした。

「じゃ、昼飯を食いに行くか。」

そうして、俺達は食堂に行った。

「なぁ…これはあくまで、お前達が決めることであって本来ならあまり口を出すべきじゃないんだが……」

「…えっと?」

「お前ら、二人でパーティー組んだらどうだ?」

「「パーティーを?」」

何でだ?

「あぁ、人見知りなお前達も年が近けりゃまだ話しやすいだろ?それに……いや、今は何でもない。」

…?なんだ?何が言いたかったんだ?

「……てことで……どうだ?考えてみないか?二人とも俺が拾ったからな。ちゃんと独立した姿を見ないと安心できねぇ。」

確かに……今さら、新しい人じゃないといけない理由なんてないし、年も同じだし話しやすい……けど……

「……エレンさんって人見知りなんですか?」

「ブフッ!」

俺がつい、そんなことを言うとエレンさんが飲んでいた水を吹き出した。

「ちょっ!エレンさん、大丈夫ですか?」

「う、うん……大丈夫……ありがとう。」

「くくくっ……気付いてなかったか。実は、こう見えてエレンは物凄い人見知りだ。」

「そうだったんですね……てっきり誰とでも仲良くなれるタイプだと思ってました。」 

「う……じ、実は……ヒビキに自己紹介する時も内心めっちゃ焦ってて……」

「全然そんな風に見えませんでした。あまり、態度に出ないタイプですか?」

「そうみたい……」

言われてみたら、最初会った時に受付に知ってる人がいないからギルアスさんの所に来たって言ってたな。

「ま、まぁ…その事は置いといて…私は賛成だよ。パーティー組むの。」

「はい。俺も賛成です。」

「なら、決まりだな。」

「「これからよろしくお願いします。」」

俺とエレンさんは握手して微笑みあった。

こうして、俺とエレンさんはパーティーを組むことになった。一人旅をするつもりだったんだけどなぁ……
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~

日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!  斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。  偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。 「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」  選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった

仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。 そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?

湖畔の賢者

そらまめ
ファンタジー
 秋山透はソロキャンプに向かう途中で突然目の前に現れた次元の裂け目に呑まれ、歪んでゆく視界、そして自分の体までもが波打つように歪み、彼は自然と目を閉じた。目蓋に明るさを感じ、ゆっくりと目を開けると大樹の横で車はエンジンを止めて停まっていた。  ゆっくりと彼は車から降りて側にある大樹に触れた。そのまま上着のポケット中からスマホ取り出し確認すると圏外表示。縋るようにマップアプリで場所を確認するも……位置情報取得出来ずに不明と。  彼は大きく落胆し、大樹にもたれ掛かるように背を預け、そのまま力なく崩れ落ちた。 「あははは、まいったな。どこなんだ、ここは」  そう力なく呟き苦笑いしながら、不安から両手で顔を覆った。  楽しみにしていたキャンプから一転し、ほぼ絶望に近い状況に見舞われた。  目にしたことも聞いたこともない。空間の裂け目に呑まれ、知らない場所へ。  そんな突然の不幸に見舞われた秋山透の物語。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

処理中です...