うちのダンナはぽっちゃり男子

つづれ しういち

文字の大きさ
上 下
235 / 267

241 これ嗅いどきとはなんぞや

しおりを挟む

 はいこんにちは~。
 3月だというのに妙に寒い日が続いておりますね。
 みなさまご体調などくずされていませんでしょうか。
 なにをするにも、まずはなにより体が資本。ともに日々のメンテナンスに気を遣ってまいりましょう~。

 さてさて。
 今回の話題はこちら。

 このところ、とにかくずーっと家でリモートワークの日々なダンナ。
 先日、お風呂の湯舟で目の前が暗くなって危なくなったのでしたが、そちらもすぐにお医者さんにかかって「問題ないよ」とお墨付きをいただきました。ひとまずは安心しております。はあ、びっくりしたわ……。
 てなわけで、ひきつづきつづれ家はのんきにやっております。

 んで。
 わたくし昨日はたまたま、早めに出るかわりに早めに帰宅する日でした。
 眠いときは帰りに交通機関の中で半分寝そうになったりすることも多いんで、昨日はもう「帰ったらゼッタイに寝る!」と心に決めて帰宅しました。

 ダンナに作ってもらったお弁当の弁当箱を洗ったりなんだりして、仕事中やけどときどきこちらに突き出してくるダンナの頭をスペーンてしてみたり、なでなでゴシゴシしてみたりしてから「さ、ちょいと寝よっかな~」とこたつから立ち上がりかけたところ。
 なんやいきなり、ギュッと服に重みがかかった。
 いやすぐわかりましたけどね。
 こたつで仕事中のダンナが私の服のすそをひっぱってることは!

 なさけない声で「いかないでぇ~」って言うし。
 いや、わざとやけども。

「いややぁ! 寝るぅ!」と叫ぶわたくし。
 でもダンナが服をつかんどるもんで、動くに動けへん。
 しょーがないので、ひっぱられていたもこもこのちゃんちゃんこ(っていうんかなアレ?)をスルッと脱いで、ダンナの顔にむぎゅっと押し付けました。

「コレでニオイでも嗅いどきや!」
「うええ~ん。くすんくすん」

 と泣きマネしつつも、それを私の言うたとおりにくんかくんかして、また仕事に戻るダンナでございました……。
 なんなんや、まったく。

 え、わたくしですか?
 もちろん寝室へいって寝ましたともさ! うはははは。

 そういえば、なんやありましたね、平安貴族の恋愛で……源氏物語かな?
 男が恋する女性に言い寄るも、女性がそれを避けて上の衣をするりと脱いで男の手に残して去る、みたいなシーンが。

 ま、わが家はそんな奥ゆかしくもみやびな雰囲気とは縁もゆかりもございませんけどもね(苦笑)。

 あ、そうそう。
 ついでにもうひとつ。
 夕方にやっと起きていったら、そろそろ仕事が終わるダンナがこれ見よがしにメソメソしつつ、私の残した上着をスンスン嗅ぐマネをしてましたとさ!
 ちゃんちゃん。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

運営に【通報】したけどスルーされてしまった件

蒼 飛雲
エッセイ・ノンフィクション
運営に不正を「通報」すれども、しかしそれを取り合ってもらえない底辺作者の悲哀と歯ぎしり。 このままだと、ほんとヤバいんだけど。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

子供って難解だ〜2児の母の笑える小話〜

珊瑚やよい(にん)
エッセイ・ノンフィクション
10秒で読める笑えるエッセイ集です。 2匹の怪獣さんの母です。11歳の娘と5歳の息子がいます。子供はネタの宝庫だと思います。クスッと笑えるエピソードをどうぞ。 毎日毎日ネタが絶えなくて更新しながら楽しんでいます(笑)

地獄の業火に焚べるのは……

緑谷めい
恋愛
 伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。  やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。  ※ 全5話完結予定  

処理中です...