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第二章 お師匠様がやってきた
“異常者”の扱い方
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「カズン様の手紙で知ってはいたが、よりによって“聖女”を虐げて普通でいられたというのは、並の力の持ち主ではない。決して侮れなかったものと思う」
いつも淀みなく言葉を発するルシウスには珍しく、考え考え、きちんと自分の中で言葉を選びながら慎重に説明してくれた。
「人間の力量を考えたとき、我らは魔力使いだから魔力を基準に考えてしまうだろう? だが魔力だけが人間の力ではない。その王子や国王その他のアイシャを虐げたという者たちも含めて、個としての“力”はかなり強かったのではないだろうか?」
アイシャとトオンの師匠となるに当たって、ルシウスは問題の『聖女投稿』をすべて読んでいる。
「聖女投稿に書かれていた内容が実際に起きたことなら、よほど……。よく生きていてくれた、アイシャ」
思い出すと泣きそうになるほど酷い内容だった。
実際、最初に目を通したときは滝のような涙が止まらなかったルシウスだ。
そこへカズンから『ルシウス様、僕の大事な友人たちを助けてやってくれませんか』と手紙で頼まれてトドメを刺された。
(私で良ければ全力でやらせていただこう! 環使いとして弟子を持つのは初めての経験だが、頑張れば私にもできるはず!)
そんなわけで、今まさにカーナ王国で頑張っている真っ最中のルシウスなのである。
「実際にあのように虐げられ、地獄の苦しみを味わったお前に言うのは躊躇われるのだが」
と口ごもり、しばらく考え込んだ後で、覚悟を決めたようにひとつ頷いて、ルシウスはアイシャとトオン、それぞれの両目をしっかりと見つめた。
そして自分の周りに環を出した。それにつられて、アイシャとトオンの身体の周りにも環が出現する。
アイシャはよく練られた飴のような茶色の瞳だ。
そこには荒れ狂う激情をよく統制した者特有の雰囲気がある。
トオンは蛍石のような、明るい薄緑色の瞳をしている。
環を出せている今は、とても落ち着いて穏やかな雰囲気だ。
これが普段から出せていれば文句なしだが、まだしばらく時間がかかるだろう。
「聖女を虐げることができるほど力を持った人間を扱えるようになれば、魔力使い……環を使う新世代の魔力使いにとっては特に、実力をアップさせるまたとない好機だ。滅多にない宝の山を目の前にしたかのような幸運。……正直、羨ましいぞ。聖女アイシャ」
「……は?」
間抜けな声をあげてしまったのはトオンのほうだ。
アイシャのほうは、眉間に皺を寄せてはいるが、特にルシウスの言葉を否定はしなかった。
「日常生活の中で、自分をイラつかせる人間を殴り飛ばしてざまを見ろと言ったところで、たかが知れている。それができる相手などただの雑魚だ」
「………………」
確かに、物語の中でならそのような悪役を断罪する勧善懲悪ものを、今も昔も人々は好む。
しかし、現実的かといえばそうでもない。お話の中と現実とはやはり違うことも多い。
「だが、力のある暴君たちを本当の意味で潰せたら、その分の“力”を得ることができる。すべて終わった今となっては言っても仕方のないことだが、……本当ならアイシャは己を虐げる者たちを攻略するのが最適の道だった」
ルシウスが言うには、話を聞く限りではクーツ王子などアイシャを虐げた者たちは、魔力使いではないというだけで、相当に力の強い者たちだったと思えるそうだ。
「人間として力が強く、かつプライドが高くてそれを拗らせていくと、そういう狂人スレスレの“異常者”が出来上がるのさ」
この手の異常者に関して、実は新世代の環使いたち、特に本家本元ともいえる魔術師フリーダヤと聖女ロータス系列の環使いは、扱いに関するアドバンテージを持っている。
執着やエゴ、要するに“自分勝手”を拗らせるから歪んだ“異常者”と化す。
その元となる執着を落とさねば環は使えない。
結果として、人間社会の中の癌ともいえる者たちの扱いに習熟していくことになった。
ただし、この手の異常者は力が強く、並の者では被害を受けるばかりで逆に潰されることも多い。
だからこそ、既に異常者の扱い方法をマスターした者が、新しい弟子たちの師匠として保護者を兼ねながら、必要な知識と技術を教えていく。
「新世代は環を使えることがすべてだ。小難しい理屈は後からでも、いくらでも間に合う。だからこそ、己の執着にも、執着を拗らせた異常者についても、深く学んで扱い方を覚える必要がある」
結果的に大量の教訓を教え諭すことになるのは、そのせいだ。
弟子を持つ師匠たちは、それぞれが同じように自分の人生に深刻な影響を及ぼす異常者たちとの対決を経て魔力使いとして完成している。
その経験値と叡智を、自分なりのアレンジで「執着の克服法」として弟子たちに授けるために徒弟制度を採用しているのが魔術師フリーダヤと聖女ロータスの系列だ。
ちなみに同系列以外でも、環使いでさえあるなら、これらの叡智を教えたり、教えられたりは可能である。
ただし、系列の異なる魔力使いへの指導は、労力に見合った報酬が設定されることが多いらしい。
「……じゃあさ、アイシャの聖女投稿をもう一回読み直して、本当ならそのとき何をどう対処するのがベストだったか議論しろってこと?」
トオンの疑問には、それは半々だ、とルシウスが答えた。
「ひとつひとつ検討し直すことで、アイシャの中の感情整理の役には立つ」
では残り半分は?
「もう過ぎ去った過去の出来事だから、次に似たような異常者と遭遇したときの参考になるかはわからない。体験とは常に最新の“今”がすべてだろう?」
ただ知識としてノウハウを頭に詰め込めばいいわけではないのは、結局は自分が体験しない限り体得できないからだった。
「普通の人間なら、力といってもたかが知れているから、ちょっと嫌なやつ、イラッとさせるやつ程度で済むんだ」
ただ、その手の人間が力を持っていくと、どんどん被害が重篤なものになっていく。
その結果が、よりにもよって聖女アイシャを虐げるなどという、信じられない悪行となった。
一通りルシウスの話を聞いて、トオンは馬車の木の床を見つめながら呟いた。
「……カーナ王国の王家は、俺が身代わりで国王になって退位しなくても、もう終わりだったんだ」
クーツ王太子やその恋人ドロテア嬢、そして王城内でアイシャを虐げていた者たちの蛮行は、隠れて行われていたわけではない。
アイシャが婚約破棄され、王城を追放される頃には城の使用人たちや、あるいは教会の信徒たちの目にも留まるほどあからさまになっていた。
これが、人々の目を避ける悪知恵を持った者たちだったなら、アイシャはとっくに今ここにはいないだろう。
彼らは賢くない異常者だったようだ。
そういうのは、実は難易度は高くない。ルシウスは言った。
「聖女投稿が国外にまで流れて、聖女を虐げていた所業が知れ渡った。もう、カーナ王族や関係する貴族たちは、どんな魔力使いたちからも助力を得られない。聖女を虐げるとはそういうことだ」
そしてカーナ王国は既に王政国家から共和国制へと舵を切った。
カーナ王族と王家の親戚、そして聖女アイシャを虐げた貴族や人々の居場所が新たな共和国内にあるかは、わからない。
いつも淀みなく言葉を発するルシウスには珍しく、考え考え、きちんと自分の中で言葉を選びながら慎重に説明してくれた。
「人間の力量を考えたとき、我らは魔力使いだから魔力を基準に考えてしまうだろう? だが魔力だけが人間の力ではない。その王子や国王その他のアイシャを虐げたという者たちも含めて、個としての“力”はかなり強かったのではないだろうか?」
アイシャとトオンの師匠となるに当たって、ルシウスは問題の『聖女投稿』をすべて読んでいる。
「聖女投稿に書かれていた内容が実際に起きたことなら、よほど……。よく生きていてくれた、アイシャ」
思い出すと泣きそうになるほど酷い内容だった。
実際、最初に目を通したときは滝のような涙が止まらなかったルシウスだ。
そこへカズンから『ルシウス様、僕の大事な友人たちを助けてやってくれませんか』と手紙で頼まれてトドメを刺された。
(私で良ければ全力でやらせていただこう! 環使いとして弟子を持つのは初めての経験だが、頑張れば私にもできるはず!)
そんなわけで、今まさにカーナ王国で頑張っている真っ最中のルシウスなのである。
「実際にあのように虐げられ、地獄の苦しみを味わったお前に言うのは躊躇われるのだが」
と口ごもり、しばらく考え込んだ後で、覚悟を決めたようにひとつ頷いて、ルシウスはアイシャとトオン、それぞれの両目をしっかりと見つめた。
そして自分の周りに環を出した。それにつられて、アイシャとトオンの身体の周りにも環が出現する。
アイシャはよく練られた飴のような茶色の瞳だ。
そこには荒れ狂う激情をよく統制した者特有の雰囲気がある。
トオンは蛍石のような、明るい薄緑色の瞳をしている。
環を出せている今は、とても落ち着いて穏やかな雰囲気だ。
これが普段から出せていれば文句なしだが、まだしばらく時間がかかるだろう。
「聖女を虐げることができるほど力を持った人間を扱えるようになれば、魔力使い……環を使う新世代の魔力使いにとっては特に、実力をアップさせるまたとない好機だ。滅多にない宝の山を目の前にしたかのような幸運。……正直、羨ましいぞ。聖女アイシャ」
「……は?」
間抜けな声をあげてしまったのはトオンのほうだ。
アイシャのほうは、眉間に皺を寄せてはいるが、特にルシウスの言葉を否定はしなかった。
「日常生活の中で、自分をイラつかせる人間を殴り飛ばしてざまを見ろと言ったところで、たかが知れている。それができる相手などただの雑魚だ」
「………………」
確かに、物語の中でならそのような悪役を断罪する勧善懲悪ものを、今も昔も人々は好む。
しかし、現実的かといえばそうでもない。お話の中と現実とはやはり違うことも多い。
「だが、力のある暴君たちを本当の意味で潰せたら、その分の“力”を得ることができる。すべて終わった今となっては言っても仕方のないことだが、……本当ならアイシャは己を虐げる者たちを攻略するのが最適の道だった」
ルシウスが言うには、話を聞く限りではクーツ王子などアイシャを虐げた者たちは、魔力使いではないというだけで、相当に力の強い者たちだったと思えるそうだ。
「人間として力が強く、かつプライドが高くてそれを拗らせていくと、そういう狂人スレスレの“異常者”が出来上がるのさ」
この手の異常者に関して、実は新世代の環使いたち、特に本家本元ともいえる魔術師フリーダヤと聖女ロータス系列の環使いは、扱いに関するアドバンテージを持っている。
執着やエゴ、要するに“自分勝手”を拗らせるから歪んだ“異常者”と化す。
その元となる執着を落とさねば環は使えない。
結果として、人間社会の中の癌ともいえる者たちの扱いに習熟していくことになった。
ただし、この手の異常者は力が強く、並の者では被害を受けるばかりで逆に潰されることも多い。
だからこそ、既に異常者の扱い方法をマスターした者が、新しい弟子たちの師匠として保護者を兼ねながら、必要な知識と技術を教えていく。
「新世代は環を使えることがすべてだ。小難しい理屈は後からでも、いくらでも間に合う。だからこそ、己の執着にも、執着を拗らせた異常者についても、深く学んで扱い方を覚える必要がある」
結果的に大量の教訓を教え諭すことになるのは、そのせいだ。
弟子を持つ師匠たちは、それぞれが同じように自分の人生に深刻な影響を及ぼす異常者たちとの対決を経て魔力使いとして完成している。
その経験値と叡智を、自分なりのアレンジで「執着の克服法」として弟子たちに授けるために徒弟制度を採用しているのが魔術師フリーダヤと聖女ロータスの系列だ。
ちなみに同系列以外でも、環使いでさえあるなら、これらの叡智を教えたり、教えられたりは可能である。
ただし、系列の異なる魔力使いへの指導は、労力に見合った報酬が設定されることが多いらしい。
「……じゃあさ、アイシャの聖女投稿をもう一回読み直して、本当ならそのとき何をどう対処するのがベストだったか議論しろってこと?」
トオンの疑問には、それは半々だ、とルシウスが答えた。
「ひとつひとつ検討し直すことで、アイシャの中の感情整理の役には立つ」
では残り半分は?
「もう過ぎ去った過去の出来事だから、次に似たような異常者と遭遇したときの参考になるかはわからない。体験とは常に最新の“今”がすべてだろう?」
ただ知識としてノウハウを頭に詰め込めばいいわけではないのは、結局は自分が体験しない限り体得できないからだった。
「普通の人間なら、力といってもたかが知れているから、ちょっと嫌なやつ、イラッとさせるやつ程度で済むんだ」
ただ、その手の人間が力を持っていくと、どんどん被害が重篤なものになっていく。
その結果が、よりにもよって聖女アイシャを虐げるなどという、信じられない悪行となった。
一通りルシウスの話を聞いて、トオンは馬車の木の床を見つめながら呟いた。
「……カーナ王国の王家は、俺が身代わりで国王になって退位しなくても、もう終わりだったんだ」
クーツ王太子やその恋人ドロテア嬢、そして王城内でアイシャを虐げていた者たちの蛮行は、隠れて行われていたわけではない。
アイシャが婚約破棄され、王城を追放される頃には城の使用人たちや、あるいは教会の信徒たちの目にも留まるほどあからさまになっていた。
これが、人々の目を避ける悪知恵を持った者たちだったなら、アイシャはとっくに今ここにはいないだろう。
彼らは賢くない異常者だったようだ。
そういうのは、実は難易度は高くない。ルシウスは言った。
「聖女投稿が国外にまで流れて、聖女を虐げていた所業が知れ渡った。もう、カーナ王族や関係する貴族たちは、どんな魔力使いたちからも助力を得られない。聖女を虐げるとはそういうことだ」
そしてカーナ王国は既に王政国家から共和国制へと舵を切った。
カーナ王族と王家の親戚、そして聖女アイシャを虐げた貴族や人々の居場所が新たな共和国内にあるかは、わからない。
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