支配された町

 オレはこの物語の主人公である工藤新一だ。
特に学生時代は特に何にもないただの青年だった。
だがある日、ふがいないオレにある知らせが届く。

『町長選挙の立候補兼配布のお知らせ』

だった。

 それは、以前この町の町長を務めあげていた秘書からの通達であった。
その内容によれば、この町長選挙で見事、当選した暁にはこの町をオレの自由に出来るらしい。

 まさか、そんな常識を覆すような話がある訳がない!!
そう思っていた、しかし現実は違ったのだ。

これは、ふとしたことから町長になった若きサラリーマンのお話である。
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