今日イチゴ明日ミルク明後日ココア

旭ガ丘ひつじ

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おかえり、お疲れさま、これ大切

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神父「おかえりなさい。お疲れ様でした」

ミルク「すっかり夜になっちゃったね」

ココア「私へとへとです。大変なことがあって、なのに特別手当も特別報酬も貰えなくて損した気分です」

イチゴ「せっかく骨を拾ったっちゅーのにもったいないことじゃ」

ミルク「あれだけ町が滅茶苦茶になったんだもん。文句言えないよ」

イチゴ「そうじゃ神父さん。おじいちゃんの骨のことは聞いとる?」

神父「聞きました。共同墓地にお骨を納めて、私がきちんと供養致します」

イチゴ「ありがとう」

神父「偉いですね。大人でも難しく辛いことなのに、あなたは勇敢にとても立派な行いをしました」

イチゴ「じゃあ、ご褒美に焼肉をおごって」

神父「え?焼肉?」

イチゴ「うん。パッーと焼肉しよう決めたんじゃ」

ココア「私は反対ですけどね。今はお肉は食べたくありません」

イチゴ「何でじゃ」

ココア「何でって、ヤバい肉をたくさん見た後だからですよ。ついでに骨までしっかり」

イチゴ「肉が食いたい!」

ココア「私はパス。出前でも頼んで部屋でゆっくりさせてもらいます」

イチゴ「ダメじゃ!みんなで行かんと意味がない!」

ココア「巻き込まないでください」

イチゴ「わしらはファミリーじゃ」

ココア「それとこれとは別。プライベートはファミリーじゃありません」

イチゴ「わしらはもう家族みたいなものじゃろう。のうミルク」

ミルク「え、あー、うーん」

ココア「ファミリーになって、まだ一ヶ月も経っていませんわ」

ミルク「じゃあさ、一ヶ月記念を焼肉にして、今日は中華にしよう?」

イチゴ「お昼がホイコーローじゃったけ、焼肉がええ」

ミルク「あー!そうだよ!私ちゃんと食べれてない!」

ココア「それで、頭に中華が浮かんだのですね」

イチゴ「神父さんは何が食べたい?」

神父「え?私?」

イチゴ「何がええ?」

神父「えーと、カレーかな」

イチゴ「話にならん!」

ココア「神父さん抜きで三人で決めましょう」

ミルク「神父さんは急いで出掛ける準備してください」

神父「はーい……」

ミルク「中華!」

イチゴ「焼肉!」

ココア「えーと……」

ミルク「優柔不断はやめて」

ココア「くっ、おまえ」

イチゴ「はよはよ」

ココア「じゃあ寿司」

イチゴ「前に食った!」

ミルク「肉で決めて!」

ココア「さっきから肉は嫌って言ってるだろう!」

イチゴ「じゃあ、隣で野菜だけ食ってりゃええ」

ココア「はあ?海鮮も食べるからね」

ミルク「海鮮か……海鮮チゲとか」

ココア「まあ、ありかも」

イチゴ「あーややこしい!」

ミルク「分かった!ビュッフェにしよう!」

イチゴ「焼肉がない」

ミルク「焼肉は一ヶ月記念。でもビュッフェにも肉はある。というか何でもある」

イチゴ「リーダーには負けた」

ココア「そうですね。ビュッフェにしましょう」

神父「決まった?」

ミルク「神父さんの奢りでビュッフェに決まりました」

神父「あ、奢りも決定なんだ。いいけど。うんそれでいいよ」
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