今日イチゴ明日ミルク明後日ココア

旭ガ丘ひつじ

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ビュッフェ式バイキング型食べ放題

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神父「料金は大人が一万で子供が五千ですか。ほう、これは中々やりおる」

イチゴ「高いところの飯は美味いってホストの兄ちゃんが言うとった」

神父「ホスト?ビルのほぼ最上階ですし、高いのに間違いはありませんけど」

イチゴ「あと教会のアプリにポイント付くけ」

神父「なるほど」

イチゴ「あんね、見て」

神父「これはポイント交換の景品ですね」

イチゴ「この食パンの目覚まし時計が欲しい。やけえ、ポイントはわしが貰ってええ?」

神父「いいですよ」

イチゴ「やった!」

ココア「目覚まし時計ならスマホがあるじゃないですか」

イチゴ「ダメじゃ。これがええ」

ミルク「イチゴの目覚まし時計のリベンジだね」

イチゴ「楽しみじゃ!」

ミルク「私は料理が楽しみ。はやく入ろう」

ウエイトレスさん「いらっしゃいませ」

神父「大人一人と子供三人で」

ウエイトレスさん「こちらへどうぞ」

ココア「雰囲気は、まあまあですね」

イチゴ「姉ちゃん!わし窓のとこがええ!」

ウエイトレスさん「かしこまりました。では、こちらへどうぞ」

イチゴ「ええ景色じゃ!ここにする!」

ウエイトレスさん「コースはどのように?」

神父「えっとですね」

イチゴ「見てみミルク。町がピカピカじゃ」

ミルク「あそこが教会かな?」

ココア「ええ」

イチゴ「そっちのキラキラしちょるネオン街にわしの家があるぞ」

ミルク「え?ネオン街て何?」

イチゴ「ネオン街は、大人が行くお店ばっかりで子供には退屈なところじゃ。そこにあるマンションがわしの家」

ココア「だからイチゴは変な子なのですね」

イチゴ「何じゃと!」

ミルク「私の家はネオン街の近くの駅の近くの自然公園の近くの三階建ての家。ここから見えないけど」

イチゴ「よう分からん。ココアの家は?」

ココア「反対側。軍事基地の近くです」

イチゴ「危なそうなところじゃのう」

ココア「ネオン街より、よっぽど安全なところですよ」

イチゴ「ネオン街の人は、ほとんど顔見知りじゃけえ安全じゃぞ」

ミルク「それって町が家族みたい」

イチゴ「そんな感じじゃの。ネオン街の人達みんな優しくて好きじゃ」

ココア「ちょっと楽しそうかも……」

神父「こほん。時間が決まっていますから、そろそろ料理を取りに行きましょうか」

イチゴ「わしが一番じゃ!」

神父「待って」

イチゴ「離してくれ神父さん」

神父「走ったりしたら天罰が下りますからね」

イチゴ「走らんけ、約束する」

神父「じゃあ、行きましょう」

イチゴ「みんな行くぞお!」

神父「大声もやめましょう」

イチゴ「はーい」
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