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第1話 異世界転生って邪魔できんのかな〜
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「異世界転生イベ来たーー!」
やあみんな、俺の名前は「河流弘」。普通の男子高校生だった。
……そう、だった、だったのだ。だがこれからは違う!なぜなら今、俺の目の前には風の刃を振りかざす銀行強盗!そして俺は小さな女の子を守るために銀行強盗の前に立った!つまり、この後俺は異世界に転生し、チートを使って無双してウハウハハーレム生活を送ることができるのだ!!
「邪魔だどけ!『風刃』!」
銀行強盗の叫びに続いて俺も叫ぶ
「さあ来い!俺を異世界に送ってくれー!」
その時だった。
「待てーい!」
嫌に甲高く、それでいて甘ったるい声が響いた。すると次の瞬間俺と俺の後ろにいた女の子は空を飛んできた女に引っ張られていて、風の刃は虚空を飛んでいた。その女は
「悪いことする人にはお仕置きだよ!重力キーーック」
と叫びながら空を飛ぶ魔術を解除し、足が銀行強盗に当たるようにしながら落ちていった。脳天にクリーンヒットしたのか銀行強盗はバタリと倒れて白目を剥いていた
「いやこれ重力キックっつーか全体重かけて落ちてっただけだよな?」
「細かいことは気にしない気にしない」
この女はおれの幼馴染みでクラスメートの「絹盾蘭」常に元気で明るくクラスの中心になるような女で魔術の才能もあり、本気になれば一軒家の二つ三つぶっ壊せるとんでもない女である(魔術以外はほとんど出来ない馬鹿でもある)。というか…
「つかお前のせいで異世界転生のチャンスを逃したんだけど?!どうしてくれんの!」
俺の長年の夢を潰されて激高する俺に対して返答は
「異世界転生?そんなもんある訳ないじゃん。馬鹿なの?」
「うるせぇ魔術以外の評価オール2の癖にオール4評価の俺に馬鹿って言うな!」
「でもヒロって評価5は取ったことないよね?私魔術の評価は5だから!」
……クソうぜぇ。確かに俺は常にオール4で5を取ったことはない…だがこいつに馬鹿扱いされるのは悔しい!と、そんなことを考えながら次にコイツに浴びせる悪口を考えていると…
「ぐっ…あ、頭がガンガンする…テメエら、よくもやってくれたな…!」
気絶していた銀行強盗が起き上がっていた。俺は即座に
「やったのはコイツです。俺は一切関わってません。やるならコイツを」
「ヒロ?!ヒドイよ私を見捨てるの?」
何と言われようが俺は揺るがない。コイツのせいで異世界転生を逃したのだ。これでもやり足りないくらいだ。
「仕方ない、こうなったら本気で叩きのめしてやる!」
「死人が出るからやめろ」
何か本気と書いてマジと読む目をしてたから相手のためにも全力で止める。
「ごちゃごちゃうっせぇんだよぉ!」
「ヤバイ、とりあえず逃げるぞ」
風の刃を持って飛びかかってくる銀行強盗の攻撃を避けながらおれは蘭の腕を掴み、全速力で逃げる。
「ねーヒロー、あいつ追っかけてきてるけどー?」
「待てこのクソガキ共!!」
「チッ、まじかよあいつ!こうなったら『創生:薬・塩酸』これでも食らえ!」
「ぐわぁ!」
俺が魔術で生み出した塩酸は狙い通り銀行強盗の目に入り込んだ。
「ザマァww早く目洗わないと失明すんぞオッサン」
「ひ、卑怯だぞクソガキ!」
「何とでも言え犯罪者!」
「ねぇねぇヒロってホントこういう卑怯な戦い方好きだよね?学校の試合でもローション調合して地面に撒いたりしてたしさー」
「勝てば勝ちなんだよそれじゃオッサン、お大事に~ww」
俺はもしかすると銀行強盗よりも犯罪者という言葉が似合うかもしれない笑みと共に走り抜けていった。だが、俺達は逃げるのに夢中で気づいていなかった。いつの間にか立ち入り禁止区画に入り込んでいたことに…
「あれ、ここどこ?」
「さあ?でも来た道戻れば帰れんだろ」
という訳で来た道を引き返そうとしたが…
「あれ、どっから来たっけ?」
「え、わからないの?ヤバくない?帰れんの?ねぇヒロー」
まずい、このままではこのうるさいのと死ぬまで一緒に居ることになってしまう。何故かここら一帯に魔術妨害電波が出てるから転移魔術も使えねえしスマホも圏外だ。という訳で出た結論は…
「取り敢えず歩けば誰かと会えんだろ」
「そんな適当だと不安しかないんだけど…」
そんな訳でしばらく歩くと謎の扉にぶち当たった。
「何だこれ?」
「開ければわかるんじゃない?えーい」
このアマ躊躇なく開け放ったぞ…
「何ここ変な場所ー。よくわかんない機械でいっぱーい」
「これは…暗号解読機だな、こっちは……わからん何かの電子ファイルみたいだが…」
開こうとするとパスワードの入力画面になる。まあパスワードわからないし開けないんだけど。と、その時
「誰だ!」
という声が聞こえたので振り返ると、白衣を着た研究員が駆け寄ってきた。
「丁度良かった。僕達迷子になってしまいまして…帰り道はどこですか?」
「迷子?見え透いた嘘だな!どうせロシアとかのスパイだろ!」
………は?
「スパイってなんのことですか?私は只の一般人ですし迷子っていうのも嘘では…」
「黙れ!どうせ迷子を偽って油断させた後、そこの電子ファイル、『神殿』を盗むつもりだろう!そうは行くか!諦めろ、どろぼう野郎!」
『神殿』?この人はなにを言ってるんだ。『神殿』は只の都市伝説だ。科学と魔術の全てが詰め込まれたという極秘電子ファイル。だが作成者が失踪したことであちこちの国で捜索、パスワード解明をしているという噂。そう、噂だ。噂のはずだ。それとも……本当に『神殿』は実在していて現在ここでパスワードの解明をしているというのか?!
「さぁ観念して今この場で死ね!」
俺が思考の沼にハマっていると白衣の男は拳銃を取り出して撃ってきた。俺は咄嗟に腕で弾を受け止めた。だが衝撃で俺は後ろに飛び、『神殿』(?)のパスワードを打つためのキーボードをもう片方の腕で乱雑に押してしまった。すると『神殿』(?)から、
『正しいパスワードを確認。これよりパスワードを打ち込んだ人間の脳波とのリンクを始めます』
「「「え?」」」
次の瞬間、俺の脳に知らない知識が流れ込んできた。効率的な魔力の使い方、組み合わせてはいけない薬品と魔術。その他にも色々な知識が流れてくる。
『接続完了。これにより接続者「河流 弘」はいつ、どこにおいても『神殿』内の知識を取り出し、使用することが可能となりました。尚、接続者が表れた場合のプログラムに沿って、『神殿』本体は凍結します』
すると『神殿』の画面が真っ暗になり、何も表示されなくなった。俺は少し考え込むと…
「蘭、逃げるぞ!」
「了解!」
「待てやテメエらー!!」
「白衣のお兄さん、お大事に~」
去り際に男の左腕に『創生:薬』で強酸を生み出し、皮膚をかぶれさせてから俺達は全速力で駆けていった
こうして俺は科学と魔術の全ての知識を得て、各国のスパイや殺し屋に命を狙われ、更には世界の命運を握ることになるのだがこのときの俺はまだそんなことを知らない。
やあみんな、俺の名前は「河流弘」。普通の男子高校生だった。
……そう、だった、だったのだ。だがこれからは違う!なぜなら今、俺の目の前には風の刃を振りかざす銀行強盗!そして俺は小さな女の子を守るために銀行強盗の前に立った!つまり、この後俺は異世界に転生し、チートを使って無双してウハウハハーレム生活を送ることができるのだ!!
「邪魔だどけ!『風刃』!」
銀行強盗の叫びに続いて俺も叫ぶ
「さあ来い!俺を異世界に送ってくれー!」
その時だった。
「待てーい!」
嫌に甲高く、それでいて甘ったるい声が響いた。すると次の瞬間俺と俺の後ろにいた女の子は空を飛んできた女に引っ張られていて、風の刃は虚空を飛んでいた。その女は
「悪いことする人にはお仕置きだよ!重力キーーック」
と叫びながら空を飛ぶ魔術を解除し、足が銀行強盗に当たるようにしながら落ちていった。脳天にクリーンヒットしたのか銀行強盗はバタリと倒れて白目を剥いていた
「いやこれ重力キックっつーか全体重かけて落ちてっただけだよな?」
「細かいことは気にしない気にしない」
この女はおれの幼馴染みでクラスメートの「絹盾蘭」常に元気で明るくクラスの中心になるような女で魔術の才能もあり、本気になれば一軒家の二つ三つぶっ壊せるとんでもない女である(魔術以外はほとんど出来ない馬鹿でもある)。というか…
「つかお前のせいで異世界転生のチャンスを逃したんだけど?!どうしてくれんの!」
俺の長年の夢を潰されて激高する俺に対して返答は
「異世界転生?そんなもんある訳ないじゃん。馬鹿なの?」
「うるせぇ魔術以外の評価オール2の癖にオール4評価の俺に馬鹿って言うな!」
「でもヒロって評価5は取ったことないよね?私魔術の評価は5だから!」
……クソうぜぇ。確かに俺は常にオール4で5を取ったことはない…だがこいつに馬鹿扱いされるのは悔しい!と、そんなことを考えながら次にコイツに浴びせる悪口を考えていると…
「ぐっ…あ、頭がガンガンする…テメエら、よくもやってくれたな…!」
気絶していた銀行強盗が起き上がっていた。俺は即座に
「やったのはコイツです。俺は一切関わってません。やるならコイツを」
「ヒロ?!ヒドイよ私を見捨てるの?」
何と言われようが俺は揺るがない。コイツのせいで異世界転生を逃したのだ。これでもやり足りないくらいだ。
「仕方ない、こうなったら本気で叩きのめしてやる!」
「死人が出るからやめろ」
何か本気と書いてマジと読む目をしてたから相手のためにも全力で止める。
「ごちゃごちゃうっせぇんだよぉ!」
「ヤバイ、とりあえず逃げるぞ」
風の刃を持って飛びかかってくる銀行強盗の攻撃を避けながらおれは蘭の腕を掴み、全速力で逃げる。
「ねーヒロー、あいつ追っかけてきてるけどー?」
「待てこのクソガキ共!!」
「チッ、まじかよあいつ!こうなったら『創生:薬・塩酸』これでも食らえ!」
「ぐわぁ!」
俺が魔術で生み出した塩酸は狙い通り銀行強盗の目に入り込んだ。
「ザマァww早く目洗わないと失明すんぞオッサン」
「ひ、卑怯だぞクソガキ!」
「何とでも言え犯罪者!」
「ねぇねぇヒロってホントこういう卑怯な戦い方好きだよね?学校の試合でもローション調合して地面に撒いたりしてたしさー」
「勝てば勝ちなんだよそれじゃオッサン、お大事に~ww」
俺はもしかすると銀行強盗よりも犯罪者という言葉が似合うかもしれない笑みと共に走り抜けていった。だが、俺達は逃げるのに夢中で気づいていなかった。いつの間にか立ち入り禁止区画に入り込んでいたことに…
「あれ、ここどこ?」
「さあ?でも来た道戻れば帰れんだろ」
という訳で来た道を引き返そうとしたが…
「あれ、どっから来たっけ?」
「え、わからないの?ヤバくない?帰れんの?ねぇヒロー」
まずい、このままではこのうるさいのと死ぬまで一緒に居ることになってしまう。何故かここら一帯に魔術妨害電波が出てるから転移魔術も使えねえしスマホも圏外だ。という訳で出た結論は…
「取り敢えず歩けば誰かと会えんだろ」
「そんな適当だと不安しかないんだけど…」
そんな訳でしばらく歩くと謎の扉にぶち当たった。
「何だこれ?」
「開ければわかるんじゃない?えーい」
このアマ躊躇なく開け放ったぞ…
「何ここ変な場所ー。よくわかんない機械でいっぱーい」
「これは…暗号解読機だな、こっちは……わからん何かの電子ファイルみたいだが…」
開こうとするとパスワードの入力画面になる。まあパスワードわからないし開けないんだけど。と、その時
「誰だ!」
という声が聞こえたので振り返ると、白衣を着た研究員が駆け寄ってきた。
「丁度良かった。僕達迷子になってしまいまして…帰り道はどこですか?」
「迷子?見え透いた嘘だな!どうせロシアとかのスパイだろ!」
………は?
「スパイってなんのことですか?私は只の一般人ですし迷子っていうのも嘘では…」
「黙れ!どうせ迷子を偽って油断させた後、そこの電子ファイル、『神殿』を盗むつもりだろう!そうは行くか!諦めろ、どろぼう野郎!」
『神殿』?この人はなにを言ってるんだ。『神殿』は只の都市伝説だ。科学と魔術の全てが詰め込まれたという極秘電子ファイル。だが作成者が失踪したことであちこちの国で捜索、パスワード解明をしているという噂。そう、噂だ。噂のはずだ。それとも……本当に『神殿』は実在していて現在ここでパスワードの解明をしているというのか?!
「さぁ観念して今この場で死ね!」
俺が思考の沼にハマっていると白衣の男は拳銃を取り出して撃ってきた。俺は咄嗟に腕で弾を受け止めた。だが衝撃で俺は後ろに飛び、『神殿』(?)のパスワードを打つためのキーボードをもう片方の腕で乱雑に押してしまった。すると『神殿』(?)から、
『正しいパスワードを確認。これよりパスワードを打ち込んだ人間の脳波とのリンクを始めます』
「「「え?」」」
次の瞬間、俺の脳に知らない知識が流れ込んできた。効率的な魔力の使い方、組み合わせてはいけない薬品と魔術。その他にも色々な知識が流れてくる。
『接続完了。これにより接続者「河流 弘」はいつ、どこにおいても『神殿』内の知識を取り出し、使用することが可能となりました。尚、接続者が表れた場合のプログラムに沿って、『神殿』本体は凍結します』
すると『神殿』の画面が真っ暗になり、何も表示されなくなった。俺は少し考え込むと…
「蘭、逃げるぞ!」
「了解!」
「待てやテメエらー!!」
「白衣のお兄さん、お大事に~」
去り際に男の左腕に『創生:薬』で強酸を生み出し、皮膚をかぶれさせてから俺達は全速力で駆けていった
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