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番外編【腰痛】3整体での出会い
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仕事が終わり、整体に着くと、すでに時刻は18時を回っていた。平日の夜ということで、仕事帰りのサラリーマンや、部活終わりの学生などがいて、整体は混雑していた。
「倉敷さん」
とはいえ、私が整体に入った時は、そこまで人がいなかった。人が来て混み始めたのは、運よく私が整体に入った後だった。私の前に施術を受けていた人たちがちょうど終わる頃だったので、混雑してきたにも関わらず、10分くらいの待ち時間で診察を受けることができた。
「それで、腰が痛いということですが」
受付の時に、問診票を書いていたため、先生が私に症状を確認してくる。腰が痛いというのは本当なので、素直に、いつから発症しているのか、何が原因なのかを具体的に説明していく。
「はい。先週からずっと腰がずきずき痛むのが気になって。自分でもストレッチをしたりして、身体をほぐしたりしているんですが、一向に良くならないので、整体に来たというわけです。原因は二つだと思います。一つは週末に妹の子供につき合っての田植え体験。もう一つはそれに追い打ちをかけるようにやらされた、仕事での書庫の整理です」
「わかりました。とりあえずまずは、腰に電気を流していきます」
先生は、手元のカルテに私の言葉を書き留めていく。それが終わると、うつぶせの私の背中の服をめくり、電気パッドを腰に二つ張り付ける。
「では、電気を流していくので、ピリピリと電気を感じたら言ってください」
電気の量を調整するレバーを操作していく。数秒後、ピリピリした感触が腰に来たので、来ましたと伝えると、その電気量で止め、終わるまで別の患者の対応を始めた。
電気の程よい刺激にウトウトとしているうちに、眠っていたようだ。
「ああん!」
腰にかかる電気の刺激に思わず声を上げると、思わず色っぽい声が出てしまった。慌てて口をふさぐと、先生に苦笑いされてしまった。
「昨日はずいぶんお盛んだったようで」
「なっ!」
そんなはずはと、昨日のことを思い出すが、確かに一緒に住んでいる彼といろいろ致していた。昨日の痴態を思い出して赤面する私に、先生は、興味深そうな顔をしていた。
「ほどほどにしておいた方がいいですよ。まあ、その様子だと彼に溺愛されているようですが」
「いや、そんな、まあ、ハイ」
話しているうちに電気が止まったようだ。てきぱきと背中から電気パッチを外すと、今度は先生自らのマッサージが始まる。
「あああん。先生、そこはダメ」
「凝っていますねえ」
腰をマッサージされて、自分とは思えない声を出したところまでは覚えていた。
「倉敷さん、倉敷さん」
ハッと声がしたので顔を上げて辺りをうかがうと、先生が苦笑いで私を見つめている。口からよだれがツーと流れていくのを感じて、慌てて口元をぬぐう。
「お疲れのようですね。よく眠っていましたよ」
「私は別に彼に溺愛などされてはいませんよ。夜だって、いたって健全です。R18展開はありません!」
「何を言っているのかわかりませんが、まだ寝起きのようですね。そういう話は大声でするものではありませんよ」
「アレ、私は腰が痛くて、整体にきたんですよね……」
私の言葉に苦笑いをする先生を見ているうちに、徐々に頭が正常に動き始める。
「診察前にそう聞いていますが、理由は週末に妹の子供さんと一緒に田植え体験につき合ったこと、仕事で書庫の整理をしたせいということらしいですけど」
「ええと」
思わず、自分の胸と股間を確認してしまった。そして、ようやくとんでもないことを自分が口走っていたことに気付いた。
「あ、あ、あれは夢……」
しばらくの間、放心状態だったが、先生の声に我に返る。
「そろそろ、マッサージを始めてもいいですか」
「す、すみません。お願いします」
くすくすという笑い声が、周囲から聞こえてきて、私はうつぶせになっていて顔が見えなくてよかったと心から思った。今の私は恥ずかしさで、顔が真っ赤で、穴があったら入りたいくらいの心境だった。
「イタイタイタイタイタイ!」
「ずいぶん張っているようですね。普段、運動はしていますか?」
夢とは違い、私は腰のマッサージが痛くて悲鳴を上げていた。夢の中のような色っぽい声は出せそうになかった。あれは、やはり二次元のことなのだと思っていたら。
「ああん!」
隣から、何やらおかしな声が聞こえてきた。
「すいません。やっぱり、電気をもう少し弱めてくれませんか」
ちらと隣を確認すると、私と同じくらいの若い女性が、背中に電気パッドを張られていた。電気を流してもらっていたのだろうが、それにしても、変な声を出すものだ。看護師の女性が電気の調整を行っていたが、彼女も女性の声に困惑していた。
「それで、普段、運動はしていますか。聞いていますか?倉敷さん」
私は隣の嬌声に気を取られていて、先生の言葉を聞いていなかった。
「あ、すいません。もう一度お願いします」
「まったく、普段、運動はしていますかと聞いています」
あきれた声が頭上から聞こえるが、隣の女性の声がいけないのだ。私が気になって先生の質問に答えられなくても仕方ない。
「いえ、仕事場と家の往復のみで、運動は……」
正直に質問に答えると、今度はため息を吐かれてしまった。
「はあ。だからこんな身体に。週末はどこかに出かけたりしますか?」
先生は、週末に少しは身体を動かしているのだろうと思っての質問だったらしいが、私はこの質問にも正直に答えることにした。
「完全インドア派なので、週末は家に引きこもっていることが多いです」
「……。倉敷さん、あなた、まだ若いでしょう。それなのに、引きこもり生活なんてもったいない」
それから、真剣な顔で忠告されてしまった。
「まあ、休日の過ごし方は人それぞれですが、運動はした方がいいですよ。触った感じ、筋肉が少ないので、これは完全に運動不足です。今から運動して鍛えておかないと、年を取って大変なことになりますよ」
「わかりました………」
大鷹さんにも言われたことを整体の先生にも言われてしまった。確かに運動不足は否めないので、何も反論できずに、私は素直に返事するしかなかった。
「筋肉が張ってしまっているので、後2~3回は通ってください」
受付でお金を払い、数日後にまた来て欲しいと言われたので、言われたとおり、次の週に整体に来ようと思って整体を出た。家に帰るために車に乗りこみ、車のエンジンをかけようとして、ふと頭に良いアイデアが思いつく。
「そうか。この腰の痛み、有効活用しない手はない」
受けの腰の痛みを体験しているので、今回のBLネタはこれでいこうと思っていたのだが、どうにも話のストーリーが思いつかなったが、このアイデアはなかなかのものだ。さっそく家に帰って、プロットを書き始めようと決意した。
「それにしても、この車、色が派手だな。番号は7777とか、目立ちすぎだわ」
ふと視界に映った車は、派手なショッキングピンクの自動車だった。整体の駐車場に止めてあるということは、整体に来たということだが、目に痛い色であり、番号も目立っていた。
「倉敷さん」
とはいえ、私が整体に入った時は、そこまで人がいなかった。人が来て混み始めたのは、運よく私が整体に入った後だった。私の前に施術を受けていた人たちがちょうど終わる頃だったので、混雑してきたにも関わらず、10分くらいの待ち時間で診察を受けることができた。
「それで、腰が痛いということですが」
受付の時に、問診票を書いていたため、先生が私に症状を確認してくる。腰が痛いというのは本当なので、素直に、いつから発症しているのか、何が原因なのかを具体的に説明していく。
「はい。先週からずっと腰がずきずき痛むのが気になって。自分でもストレッチをしたりして、身体をほぐしたりしているんですが、一向に良くならないので、整体に来たというわけです。原因は二つだと思います。一つは週末に妹の子供につき合っての田植え体験。もう一つはそれに追い打ちをかけるようにやらされた、仕事での書庫の整理です」
「わかりました。とりあえずまずは、腰に電気を流していきます」
先生は、手元のカルテに私の言葉を書き留めていく。それが終わると、うつぶせの私の背中の服をめくり、電気パッドを腰に二つ張り付ける。
「では、電気を流していくので、ピリピリと電気を感じたら言ってください」
電気の量を調整するレバーを操作していく。数秒後、ピリピリした感触が腰に来たので、来ましたと伝えると、その電気量で止め、終わるまで別の患者の対応を始めた。
電気の程よい刺激にウトウトとしているうちに、眠っていたようだ。
「ああん!」
腰にかかる電気の刺激に思わず声を上げると、思わず色っぽい声が出てしまった。慌てて口をふさぐと、先生に苦笑いされてしまった。
「昨日はずいぶんお盛んだったようで」
「なっ!」
そんなはずはと、昨日のことを思い出すが、確かに一緒に住んでいる彼といろいろ致していた。昨日の痴態を思い出して赤面する私に、先生は、興味深そうな顔をしていた。
「ほどほどにしておいた方がいいですよ。まあ、その様子だと彼に溺愛されているようですが」
「いや、そんな、まあ、ハイ」
話しているうちに電気が止まったようだ。てきぱきと背中から電気パッチを外すと、今度は先生自らのマッサージが始まる。
「あああん。先生、そこはダメ」
「凝っていますねえ」
腰をマッサージされて、自分とは思えない声を出したところまでは覚えていた。
「倉敷さん、倉敷さん」
ハッと声がしたので顔を上げて辺りをうかがうと、先生が苦笑いで私を見つめている。口からよだれがツーと流れていくのを感じて、慌てて口元をぬぐう。
「お疲れのようですね。よく眠っていましたよ」
「私は別に彼に溺愛などされてはいませんよ。夜だって、いたって健全です。R18展開はありません!」
「何を言っているのかわかりませんが、まだ寝起きのようですね。そういう話は大声でするものではありませんよ」
「アレ、私は腰が痛くて、整体にきたんですよね……」
私の言葉に苦笑いをする先生を見ているうちに、徐々に頭が正常に動き始める。
「診察前にそう聞いていますが、理由は週末に妹の子供さんと一緒に田植え体験につき合ったこと、仕事で書庫の整理をしたせいということらしいですけど」
「ええと」
思わず、自分の胸と股間を確認してしまった。そして、ようやくとんでもないことを自分が口走っていたことに気付いた。
「あ、あ、あれは夢……」
しばらくの間、放心状態だったが、先生の声に我に返る。
「そろそろ、マッサージを始めてもいいですか」
「す、すみません。お願いします」
くすくすという笑い声が、周囲から聞こえてきて、私はうつぶせになっていて顔が見えなくてよかったと心から思った。今の私は恥ずかしさで、顔が真っ赤で、穴があったら入りたいくらいの心境だった。
「イタイタイタイタイタイ!」
「ずいぶん張っているようですね。普段、運動はしていますか?」
夢とは違い、私は腰のマッサージが痛くて悲鳴を上げていた。夢の中のような色っぽい声は出せそうになかった。あれは、やはり二次元のことなのだと思っていたら。
「ああん!」
隣から、何やらおかしな声が聞こえてきた。
「すいません。やっぱり、電気をもう少し弱めてくれませんか」
ちらと隣を確認すると、私と同じくらいの若い女性が、背中に電気パッドを張られていた。電気を流してもらっていたのだろうが、それにしても、変な声を出すものだ。看護師の女性が電気の調整を行っていたが、彼女も女性の声に困惑していた。
「それで、普段、運動はしていますか。聞いていますか?倉敷さん」
私は隣の嬌声に気を取られていて、先生の言葉を聞いていなかった。
「あ、すいません。もう一度お願いします」
「まったく、普段、運動はしていますかと聞いています」
あきれた声が頭上から聞こえるが、隣の女性の声がいけないのだ。私が気になって先生の質問に答えられなくても仕方ない。
「いえ、仕事場と家の往復のみで、運動は……」
正直に質問に答えると、今度はため息を吐かれてしまった。
「はあ。だからこんな身体に。週末はどこかに出かけたりしますか?」
先生は、週末に少しは身体を動かしているのだろうと思っての質問だったらしいが、私はこの質問にも正直に答えることにした。
「完全インドア派なので、週末は家に引きこもっていることが多いです」
「……。倉敷さん、あなた、まだ若いでしょう。それなのに、引きこもり生活なんてもったいない」
それから、真剣な顔で忠告されてしまった。
「まあ、休日の過ごし方は人それぞれですが、運動はした方がいいですよ。触った感じ、筋肉が少ないので、これは完全に運動不足です。今から運動して鍛えておかないと、年を取って大変なことになりますよ」
「わかりました………」
大鷹さんにも言われたことを整体の先生にも言われてしまった。確かに運動不足は否めないので、何も反論できずに、私は素直に返事するしかなかった。
「筋肉が張ってしまっているので、後2~3回は通ってください」
受付でお金を払い、数日後にまた来て欲しいと言われたので、言われたとおり、次の週に整体に来ようと思って整体を出た。家に帰るために車に乗りこみ、車のエンジンをかけようとして、ふと頭に良いアイデアが思いつく。
「そうか。この腰の痛み、有効活用しない手はない」
受けの腰の痛みを体験しているので、今回のBLネタはこれでいこうと思っていたのだが、どうにも話のストーリーが思いつかなったが、このアイデアはなかなかのものだ。さっそく家に帰って、プロットを書き始めようと決意した。
「それにしても、この車、色が派手だな。番号は7777とか、目立ちすぎだわ」
ふと視界に映った車は、派手なショッキングピンクの自動車だった。整体の駐車場に止めてあるということは、整体に来たということだが、目に痛い色であり、番号も目立っていた。
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