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第12話 恋愛感情はないんだよな
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リアレーヌの尽力もあり、まずは既存の建物を利用して学校が開かれることになった。
相談されたカケルも案を出し、波風が立たないようにあえて貴族と一般人を分け、開催期間も短期とすることで、なんとか既得権益を守ろうとする貴族を妥協させた。
講師役としては写本家が主に担当し、生徒数がまだ少ない一般人クラスにはノアラが指名された。
教科書類は、貴族側はそちらと付き合いのある商家に持っていかれたが、一般人側は、リアレーヌの口添えもあってアーシャに任せられた。
大忙しの女商人はあちこちに商品の手配をすると同時に、国家プロジェクトとなった木から紙を作る製法にも手を出しているみたいだった。
「まさかあんなに怒るとは……」
自室でため息をつくカケル。頭の中にあるのは、十日以上も前になる王女の前での出来事だ。
胸倉を掴まれて以降、どうにもアーシャとの仲がギクシャクしていた。
おかげで、ロスレミリア出発前に完成させようと目論んでいた新作の執筆にも身が入らない始末だった。
――コンコン。
ノックのあとでドアを開けたのは、アーシャではなくセベカだった。
「出発の日取りが決まったんですか?」
何度もカケルへの連絡を担当しているので、そう思ったのだが、どうやら違う用件みたいだった。
「カケル殿にお話があります」
「俺に?」
カケルはセベカを部屋へ招いて、王都で入手した紅茶を淹れる。かまどに火打石で火をつけるという生活にも、意外と慣れ始めていた。
お互いに紅茶を啜って一息ついた直後、セベカがとんでもない質問をした。
「単刀直入にお聞きしますが、王女殿下に好意を抱いてるのでありますか?」
「は!?」
「大事なことなので、きちんと答えてほしいであります」
相手の目つきは真剣そのもので、からかっているような雰囲気もない。
強烈な気恥ずかしさを覚えながらも、カケルは真面目に答える。
「好意……っていうより、妹を可愛がる感じって言えばいいのかな……」
「父性愛みたいなものでありますか?」
「それです! なんで、やましい気持ちとかはないです」
「なるほど。では問題ないでありますね」
佇まいを直したセベカが、正面からカケルを見上げる。
「カケル殿、自分と恋仲になってほしいであります」
「恋仲!?」
派手に声が裏返った。
予想外の展開に思考が追い付かず、カケルは目を白黒させる。
「以前にお話ししたでありますが、自分は侍女の他にリカ・セダという小説家でもあります。王女殿下が興味を示す恋愛ものを中心に書いているのでありますが、最近になって大きな問題に直面したのであります」
「そ、それは……?」
カケルはゴクリと唾を飲む。
「自分に恋愛経験がないので、想像で書くのが難しくなってきたのであります」
セベカの口調が徐々に熱を帯びる。
「現実感がない小手先の文章では、いずれ王女殿下を満足させるのも難しくなるであります。その前に自分で体験をして、今後に活かしたいのであります」
「目的はわかりましたけど、だからって好きでもない男と交際するなんて……」
「相手に失礼なのは承知しているであります。ですので、お付き合いをしている間は、全力で愛するつもりであります」
グッと身を乗り出したセベカの侍女服の襟元から、小麦色の胸元が覗く。
なるべく見ないようにしながら後退りするも、鼻息を荒くしたセベカがじりじりと追いかけてくる。
「お、落ち着いてください、セベカさん」
「自分は普段と変わらないであります。それとも自分みたいな女は嫌でありますか?」
瞳を潤ませたセベカが悲しげに俯く。
卑怯だと叫びたくなるのを抑え、カケルはどうするべきか悩む。
年頃の男性らしく、彼女が欲しいと願ったのは一度や二度ではない。そして目の前にいる王女付きの侍女は何かと物騒な一面もあるが、控えめに言っても美人だ。
しかし、作品のためというのが躊躇わせる。
「やっぱり、そういうのは好き合ってる人同士の方がいいんじゃないですかね」
「……そうでありますか。ではそこらの道端で適当な男を捕まえるであります」
「え?」
「騙された自分を娼館などで見かけたら、遠慮せずに指名してほしいであります」
「待って待って待って!」
ゆらゆらと立ち上がったセベカを慌てて引き留める。
「そんなの脅しも同然じゃないか!」
「そう言われても、男性の知り合いはカケル殿しかいないのであります」
しょぼんとした仕草を見せられ、不覚にも可愛いと思ってしまう。
「うう……要するに、恋人ごっこがしたいんですよね」
割り切ってしまえば、カケルにとっても将来に対する予行練習になるかもしれない。
「……わかりました。そこまで言うなら協力します」
「ありがとうございます。では今後、よろしくお願いするであります」
それまでのしおらしい態度が嘘みたいに、用件を終えたセベカはさっさと退室した。
「当たり前だけど、恋愛感情はないんだよな」
寂しくないといえば嘘になるが、相手はあくまで作品のために恋人とはどういうものなのかを知りたがっているだけなのだ。本気になったらカケルが大怪我をする。
「やれやれ……」
頭を掻きつつ、カケルは作品を書きかけの机へ戻った。
※
「意外と言ったら悪いけど、ノアラさんがあんなに面倒見のいい性格だったとはね」
馬車から白い雲を見上げながら、カケルは思い出すように呟いた。
お試し期間として始まった学校で、講師となったノアラは意外にも子供たちと上手くやっていた。
評判となり、あれなら我が子を通わせたいと思う親も増えているらしい。
「宰相に横槍を入れられる前に、電撃的に決めてやったのが功を奏したかもしれぬな」
満足そうにリアレーヌが同意した。僅か一か月前に私案を提示し、既存の建物を使ったとはいえ、一気に開校まで踏み切ったのだから、彼女の実行力はたいしたものだった。
「学校の運営には、一般人よりの貴族もいるからね。民にはわりと好意的に受け止められているみたいだよ」
性格はともかく、無駄に格好いいので髪を掻き上げる仕草も絵になるクオリアが言った。
いつの間にやらカケルをライバル認定するようになった貴族の子息は、今回の旅にも同行すると言い張って王妃の許可を取ってしまったのである。
「ところで……カケル君とセベカ嬢はずいぶんと仲がよいのだね」
六人乗りの馬車に向かい合う形で座っているのだが、席順は正面がアーシャ、リアレーヌ、クオリアに対し、こちらはカケルとセベカだけだった。
「自分とカケル殿は恋人になったのであります。密着するのは当然であります」
掴まれている腕を引っ張り込まれ、素晴らしく柔らかい感触に挟まれる。
「……うほっ」
「鼻の下伸ばして、アホじゃないの」
「ち、ちが……んほっ」
「最低」
アーシャの白い目が突き刺さる。
しかし女性特有の甘い香りに鼻腔を擽られるのみならず、温もりまで伝わってくるのだ。男であれば動揺しない方がどうかしている。
「セベカが男性に興味を示すのは予想外だった。泣かせるでないぞ」
「とは言っても作品作りの……んおおっ」
カケルの胸に柔らかい頬が寄せられた。熱い息遣いが衣服越しに肌へ伝わり、動悸が激しさを増す。
「誰のためにロスレミリアまで行くと思ってんのかしら」
「お主らがギクシャクしておるから、他の女に入り込む余地を与えたのであろうに。今更嫉妬とは、些か見苦しいぞ」
「なっ!? 王女殿下は誤解していらっしゃいます!」
「わかった、わかった。そういうことにしておこう」
こんな調子で移動をするうちに少しずつ打ち解け出し、日数が経過するほどに旅は賑やかになっていった。
相談されたカケルも案を出し、波風が立たないようにあえて貴族と一般人を分け、開催期間も短期とすることで、なんとか既得権益を守ろうとする貴族を妥協させた。
講師役としては写本家が主に担当し、生徒数がまだ少ない一般人クラスにはノアラが指名された。
教科書類は、貴族側はそちらと付き合いのある商家に持っていかれたが、一般人側は、リアレーヌの口添えもあってアーシャに任せられた。
大忙しの女商人はあちこちに商品の手配をすると同時に、国家プロジェクトとなった木から紙を作る製法にも手を出しているみたいだった。
「まさかあんなに怒るとは……」
自室でため息をつくカケル。頭の中にあるのは、十日以上も前になる王女の前での出来事だ。
胸倉を掴まれて以降、どうにもアーシャとの仲がギクシャクしていた。
おかげで、ロスレミリア出発前に完成させようと目論んでいた新作の執筆にも身が入らない始末だった。
――コンコン。
ノックのあとでドアを開けたのは、アーシャではなくセベカだった。
「出発の日取りが決まったんですか?」
何度もカケルへの連絡を担当しているので、そう思ったのだが、どうやら違う用件みたいだった。
「カケル殿にお話があります」
「俺に?」
カケルはセベカを部屋へ招いて、王都で入手した紅茶を淹れる。かまどに火打石で火をつけるという生活にも、意外と慣れ始めていた。
お互いに紅茶を啜って一息ついた直後、セベカがとんでもない質問をした。
「単刀直入にお聞きしますが、王女殿下に好意を抱いてるのでありますか?」
「は!?」
「大事なことなので、きちんと答えてほしいであります」
相手の目つきは真剣そのもので、からかっているような雰囲気もない。
強烈な気恥ずかしさを覚えながらも、カケルは真面目に答える。
「好意……っていうより、妹を可愛がる感じって言えばいいのかな……」
「父性愛みたいなものでありますか?」
「それです! なんで、やましい気持ちとかはないです」
「なるほど。では問題ないでありますね」
佇まいを直したセベカが、正面からカケルを見上げる。
「カケル殿、自分と恋仲になってほしいであります」
「恋仲!?」
派手に声が裏返った。
予想外の展開に思考が追い付かず、カケルは目を白黒させる。
「以前にお話ししたでありますが、自分は侍女の他にリカ・セダという小説家でもあります。王女殿下が興味を示す恋愛ものを中心に書いているのでありますが、最近になって大きな問題に直面したのであります」
「そ、それは……?」
カケルはゴクリと唾を飲む。
「自分に恋愛経験がないので、想像で書くのが難しくなってきたのであります」
セベカの口調が徐々に熱を帯びる。
「現実感がない小手先の文章では、いずれ王女殿下を満足させるのも難しくなるであります。その前に自分で体験をして、今後に活かしたいのであります」
「目的はわかりましたけど、だからって好きでもない男と交際するなんて……」
「相手に失礼なのは承知しているであります。ですので、お付き合いをしている間は、全力で愛するつもりであります」
グッと身を乗り出したセベカの侍女服の襟元から、小麦色の胸元が覗く。
なるべく見ないようにしながら後退りするも、鼻息を荒くしたセベカがじりじりと追いかけてくる。
「お、落ち着いてください、セベカさん」
「自分は普段と変わらないであります。それとも自分みたいな女は嫌でありますか?」
瞳を潤ませたセベカが悲しげに俯く。
卑怯だと叫びたくなるのを抑え、カケルはどうするべきか悩む。
年頃の男性らしく、彼女が欲しいと願ったのは一度や二度ではない。そして目の前にいる王女付きの侍女は何かと物騒な一面もあるが、控えめに言っても美人だ。
しかし、作品のためというのが躊躇わせる。
「やっぱり、そういうのは好き合ってる人同士の方がいいんじゃないですかね」
「……そうでありますか。ではそこらの道端で適当な男を捕まえるであります」
「え?」
「騙された自分を娼館などで見かけたら、遠慮せずに指名してほしいであります」
「待って待って待って!」
ゆらゆらと立ち上がったセベカを慌てて引き留める。
「そんなの脅しも同然じゃないか!」
「そう言われても、男性の知り合いはカケル殿しかいないのであります」
しょぼんとした仕草を見せられ、不覚にも可愛いと思ってしまう。
「うう……要するに、恋人ごっこがしたいんですよね」
割り切ってしまえば、カケルにとっても将来に対する予行練習になるかもしれない。
「……わかりました。そこまで言うなら協力します」
「ありがとうございます。では今後、よろしくお願いするであります」
それまでのしおらしい態度が嘘みたいに、用件を終えたセベカはさっさと退室した。
「当たり前だけど、恋愛感情はないんだよな」
寂しくないといえば嘘になるが、相手はあくまで作品のために恋人とはどういうものなのかを知りたがっているだけなのだ。本気になったらカケルが大怪我をする。
「やれやれ……」
頭を掻きつつ、カケルは作品を書きかけの机へ戻った。
※
「意外と言ったら悪いけど、ノアラさんがあんなに面倒見のいい性格だったとはね」
馬車から白い雲を見上げながら、カケルは思い出すように呟いた。
お試し期間として始まった学校で、講師となったノアラは意外にも子供たちと上手くやっていた。
評判となり、あれなら我が子を通わせたいと思う親も増えているらしい。
「宰相に横槍を入れられる前に、電撃的に決めてやったのが功を奏したかもしれぬな」
満足そうにリアレーヌが同意した。僅か一か月前に私案を提示し、既存の建物を使ったとはいえ、一気に開校まで踏み切ったのだから、彼女の実行力はたいしたものだった。
「学校の運営には、一般人よりの貴族もいるからね。民にはわりと好意的に受け止められているみたいだよ」
性格はともかく、無駄に格好いいので髪を掻き上げる仕草も絵になるクオリアが言った。
いつの間にやらカケルをライバル認定するようになった貴族の子息は、今回の旅にも同行すると言い張って王妃の許可を取ってしまったのである。
「ところで……カケル君とセベカ嬢はずいぶんと仲がよいのだね」
六人乗りの馬車に向かい合う形で座っているのだが、席順は正面がアーシャ、リアレーヌ、クオリアに対し、こちらはカケルとセベカだけだった。
「自分とカケル殿は恋人になったのであります。密着するのは当然であります」
掴まれている腕を引っ張り込まれ、素晴らしく柔らかい感触に挟まれる。
「……うほっ」
「鼻の下伸ばして、アホじゃないの」
「ち、ちが……んほっ」
「最低」
アーシャの白い目が突き刺さる。
しかし女性特有の甘い香りに鼻腔を擽られるのみならず、温もりまで伝わってくるのだ。男であれば動揺しない方がどうかしている。
「セベカが男性に興味を示すのは予想外だった。泣かせるでないぞ」
「とは言っても作品作りの……んおおっ」
カケルの胸に柔らかい頬が寄せられた。熱い息遣いが衣服越しに肌へ伝わり、動悸が激しさを増す。
「誰のためにロスレミリアまで行くと思ってんのかしら」
「お主らがギクシャクしておるから、他の女に入り込む余地を与えたのであろうに。今更嫉妬とは、些か見苦しいぞ」
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