悪役子息転生〜乙女ゲームなんて知りません〜

レイティア

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サブストーリー

ジシア・ローレン・ハーフェルフ1

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私は異端でした

本来混じることのない中産まれた異端

父は天空の種、竜人

母は森の王と言われる祖父と人間だった祖母の間に生まれたハーフハイエルフ

私が産まれた頃は、人間、竜人、獣人、エルフ、ドワーフ、全ての種が争っていました


故に、敵対しているはずの他種族との混血であった母は森を逃げるように出てきたそうです

戦が始まるより前に、祖父は祖母を追って亡くなっているらしく、母の味方は殆ど居なかったそうです

逃げた先で、母は父と出会ったそうです

父は母を溺愛し、かくまい、私が産まれました

両親は私を愛してはくれました

ですが、長くは一緒にいられませんでした






あの戦が終結し、どれほどの時が経ったでしょう

私は沢山の場所を見て回りました

そしてある時、破天荒な男に出会い、友となりました

初めて友となった男は、ある国の王太子でした

無邪気に笑い、常識を持たなかった友も、王となりました

何度も命を狙われる友に、どうせ人間の生涯は短いと、従えてみましたが、これがまた面白かったのです

そして、私は友の子の中でお気に入りとなった2番目の子、ライルヴァル様に従ってみました

そして、彼に出会いました







彼の名はルシェリオ・マーケイル

初めてお見かけした時、彼の瞳は閉じられていましたが

夜空を思い浮かべる美しい黒髪

白く透き通るような肌

何より、彼の纏う清らかな空気

友と出会い、友の子が生まれ知った、子の愛しさ

何故か、ルシェリオ様にはまるで孫など居ないのに、孫を見ているように愛しさを感じました

ですから、そんなルシェリオ様を傷付けた者たちとをしてこようと思います
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