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サブストーリー
アルニウス
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尚雪を転生させた事、本当は少し後悔していた
確かに、本当のルシェリオを休ませないといけないと思ってた
でも、その尻拭いをさせてしまった
お詫びに、チートを渡したけど、それで私の罪が許されるはずがない
それでも、尚雪は幸せになってくれた
私は水面に写る幸せそうな尚雪を眺め安堵する
「アルニウス、あまり思い詰めるなよ」
私の肩を抱きしめ、自身の肩に乗った私の頭を優しく撫でてくれる
「シュエルド…」
私の愛しい恋人
「アルニウス、お前の気持ちもわかる。だが、過ぎたことは仕方ない。
あの時、あれが最善策だった。」
「でも…」
「あの時、アルニウスが決断していなければ、ルシェリオの魂は崩壊していた。
確かに尚雪には悪いことをした。
だが、アルニウスは尚雪を信じて、ルシェリオを助けることを選んだ。
そしてルシェリオは助かった。
その事実も消えはしない」
「…」
そう、尚雪には言っていないが、ルシェリオの魂は…心は限界だった
あと幾日もすれば、ルシェリオは死に、魂は消滅した
それほどまでに、ルシェリオの魂はひび割れ、苦しんでいた
ルシェリオを休ませるにも、死んでいないものの魂を神界にはあげられない
だから、ちょうど転生する事になった尚雪の魂を適合するか調べた
結果は…驚くほどの適合率だった
尚雪に悪いとは思ったけど、ルシェリオを休ませ為に、ルシェリオになってもらった
尚雪に説明したことは嘘じゃない
でも、全てを話したわけじゃない
尚雪の祖父母は尚雪の幸せを願った
矛盾していて、本当に賭けのようなものだった
幸せになってくれてよかった
その後、慈愛の神が産まれた
名はルシェリーフ
人間の魂から産まれた新たな小さな神
沢山の神々に可愛がられ
今日も沢山笑い、成長していく
確かに、本当のルシェリオを休ませないといけないと思ってた
でも、その尻拭いをさせてしまった
お詫びに、チートを渡したけど、それで私の罪が許されるはずがない
それでも、尚雪は幸せになってくれた
私は水面に写る幸せそうな尚雪を眺め安堵する
「アルニウス、あまり思い詰めるなよ」
私の肩を抱きしめ、自身の肩に乗った私の頭を優しく撫でてくれる
「シュエルド…」
私の愛しい恋人
「アルニウス、お前の気持ちもわかる。だが、過ぎたことは仕方ない。
あの時、あれが最善策だった。」
「でも…」
「あの時、アルニウスが決断していなければ、ルシェリオの魂は崩壊していた。
確かに尚雪には悪いことをした。
だが、アルニウスは尚雪を信じて、ルシェリオを助けることを選んだ。
そしてルシェリオは助かった。
その事実も消えはしない」
「…」
そう、尚雪には言っていないが、ルシェリオの魂は…心は限界だった
あと幾日もすれば、ルシェリオは死に、魂は消滅した
それほどまでに、ルシェリオの魂はひび割れ、苦しんでいた
ルシェリオを休ませるにも、死んでいないものの魂を神界にはあげられない
だから、ちょうど転生する事になった尚雪の魂を適合するか調べた
結果は…驚くほどの適合率だった
尚雪に悪いとは思ったけど、ルシェリオを休ませ為に、ルシェリオになってもらった
尚雪に説明したことは嘘じゃない
でも、全てを話したわけじゃない
尚雪の祖父母は尚雪の幸せを願った
矛盾していて、本当に賭けのようなものだった
幸せになってくれてよかった
その後、慈愛の神が産まれた
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今日も沢山笑い、成長していく
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