24 / 33
本編
018 まかない
しおりを挟む
その日は珍しくオープンから閉店まで一日まるっとシフトに入っていた日だった。
メンバーは私とサラさんとモエちゃんとメグさんとアミさんだ。時刻は一時半、ランチのお客様がある程度はけて、ティータイムのお客様が入ってくる前。まぁ、このお店はランジェリーショップでもあるから、時間帯に関係なくお客様の出入りはあるんだけど。
「お疲れ様でした」
アミさんがぺこりと一礼して退勤していった。三時ごろからはマカさんとユラちゃんが入る予定になっている。
「ふわぁ~、みんなおつかれ~」
洗い物を終えて追加の料理作りをメグさんと交代してモエちゃんが空いている席に座って、テーブルに身体を預ける。セーラー服みたいな白とネイビーのブラに包まれた大きなおっぱいが、柔らかく形を変える。
「おなか、すいたね……」
「そ、そうですね。何か、食べますか?」
キッチンでずっと料理の匂いに包まれていたら、それはもうお腹が空いて仕方ないだろう。
一応、勤務中はシルキストのメニューを半額で食べることができるし、キッチンスタッフにはある程度、食材の使用について裁量が与えられているらしい。いわゆる従業員割引というか、まかないみたいな感じだ。
「あぅ~、なに、食べようかな~」
「あ、ランさん実は……モエさんはお腹が空くと判断力と思考力が低下して何を食べるか決断できなくなっちゃうんです」
ピッチャーから水をコップに注いで持ってきたサラさんがそう告げる。
「お腹が空けば空くほど何を食べるか決められなくなってしまうんです。だから何食べる? って聞くんじゃなくて――」
サラさんが説明を中断する。カレーの匂いだ。
「モエ、これ食べて」
「メグちゃん……ありがとう」
「どういたしまして。二人もいかが?」
「「いただきます!」」
なるほど、食べるものが決められないのだから取り敢えず何か食べてもらうようにしないとならないのかぁ。にしても空腹でほけら~っとしていたモエちゃん、ちょっとえっちで可愛かったなぁ。指とか差し出したらちゅぱちゅぱしてもらえたのではなかろうかって感じ。
「……あ」
短く声を上げて突如としてブラを外そうとするモエちゃん。ちょ、ここは健全(?)なお店なんだからストリップは困る!
「こぼした?」
メグさんが確認しようと声をかけた時点で既にモエさんはホックを外した後だった。慌てる私とサラさんの耳に来客を告げるドアベルの音。
「い、いらっしゃいませー」
慌てて立ち上がり私とサラさんでお客様を出迎える。上裸のモエちゃんをメグさんが抱きしめて隠す。
「あら、メグモエてぇてぇですわ~」
今日もシルキストは平和です。
メンバーは私とサラさんとモエちゃんとメグさんとアミさんだ。時刻は一時半、ランチのお客様がある程度はけて、ティータイムのお客様が入ってくる前。まぁ、このお店はランジェリーショップでもあるから、時間帯に関係なくお客様の出入りはあるんだけど。
「お疲れ様でした」
アミさんがぺこりと一礼して退勤していった。三時ごろからはマカさんとユラちゃんが入る予定になっている。
「ふわぁ~、みんなおつかれ~」
洗い物を終えて追加の料理作りをメグさんと交代してモエちゃんが空いている席に座って、テーブルに身体を預ける。セーラー服みたいな白とネイビーのブラに包まれた大きなおっぱいが、柔らかく形を変える。
「おなか、すいたね……」
「そ、そうですね。何か、食べますか?」
キッチンでずっと料理の匂いに包まれていたら、それはもうお腹が空いて仕方ないだろう。
一応、勤務中はシルキストのメニューを半額で食べることができるし、キッチンスタッフにはある程度、食材の使用について裁量が与えられているらしい。いわゆる従業員割引というか、まかないみたいな感じだ。
「あぅ~、なに、食べようかな~」
「あ、ランさん実は……モエさんはお腹が空くと判断力と思考力が低下して何を食べるか決断できなくなっちゃうんです」
ピッチャーから水をコップに注いで持ってきたサラさんがそう告げる。
「お腹が空けば空くほど何を食べるか決められなくなってしまうんです。だから何食べる? って聞くんじゃなくて――」
サラさんが説明を中断する。カレーの匂いだ。
「モエ、これ食べて」
「メグちゃん……ありがとう」
「どういたしまして。二人もいかが?」
「「いただきます!」」
なるほど、食べるものが決められないのだから取り敢えず何か食べてもらうようにしないとならないのかぁ。にしても空腹でほけら~っとしていたモエちゃん、ちょっとえっちで可愛かったなぁ。指とか差し出したらちゅぱちゅぱしてもらえたのではなかろうかって感じ。
「……あ」
短く声を上げて突如としてブラを外そうとするモエちゃん。ちょ、ここは健全(?)なお店なんだからストリップは困る!
「こぼした?」
メグさんが確認しようと声をかけた時点で既にモエさんはホックを外した後だった。慌てる私とサラさんの耳に来客を告げるドアベルの音。
「い、いらっしゃいませー」
慌てて立ち上がり私とサラさんでお客様を出迎える。上裸のモエちゃんをメグさんが抱きしめて隠す。
「あら、メグモエてぇてぇですわ~」
今日もシルキストは平和です。
5
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
AV研は今日もハレンチ
楠富 つかさ
キャラ文芸
あなたが好きなAVはAudioVisual? それともAdultVideo?
AV研はオーディオヴィジュアル研究会の略称で、音楽や動画などメディア媒体の歴史を研究する集まり……というのは建前で、実はとんでもないものを研究していて――
薄暗い過去をちょっとショッキングなピンクで塗りつぶしていくネジの足りない群像劇、ここに開演!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる