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31章 祭りの後は
懐かしく
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幸いにもと言えばいいのだろうか。セツナとカナリアによって、夫婦の寝室はすっかりとオユキ用の環境に整えられることになった。結果として、わずか数日だというのに、オユキの体調は劇的に改善した。
これまでであれば、オユキの経験としてまともに動けるようになるまで。それこそ、与えられた功績や護符を身につけなければ自分で上体を起こすまでに一週間はかかっただろうというのに、今となっては自分で自由に動き回る事さえできる。流石に、半日も動いていれば息も上がるし、眠気がオユキを襲い始めるのだが、それにしても随分と回復が早い。加えて、オユキがそうして目に見えて回復をするからだろう。少女たちと協力して、トモエにしてもオユキ用にと夕食に必ず一品は用意をしてと。神国では無理なのかと言われれば、そうでは無いような。
一度トモエとしっかりとというよりも、オユキから明確にそれは譲れないとかつての約束をもとに選択を行ったからだろう。トモエからは、いつものように仕方のないとそんな視線が寄せられて。それでも、ここまでの間の様に、オユキを心配してトモエ自身が過剰に付加を得る事は無くなった。これまでであれば、オユキ自身の意志で行っていたことではあるのだが、何処か決めきっていなかったこともある。改めて、オユキが己の生命が危険にさらされたのだとして、それがトモエにまで波及するのだとして。そこまでしても、今の振る舞いを続けるのだとはっきりと言葉にしたこともある。ならば、トモエとしては、それを支えるだけだと。
そうしてみれば、やはり功績に依る物なのだろう。魔国に来てから、それ以前から、常々トモエがオユキを諫めようと考えていたからだろう。トモエに掛かる負担は、恐らく少なくなっていたらしいとトモエにしても改めてそう感じる事となった。オユキの回復には、オユキだけでは間違いなく足りない。そして、トモエの望まぬ形でオユキが負担を得て、比翼連理の功績がそれを回復するための、負担を半分に等と言う事は行いはしない。しかし、互いに確認をして改めて意識が統一されたからだろう。きちんと、互いに等分されるような、そんな感覚をトモエも感じている。
「さて、オユキさん」
「はい」
そして、生活の内容はいつもと同じように。かつて、少年たちがいた頃と同じように、午前中は狩にでて実践を。そして、戻って来てからは食事をした上で改めて庭に出て鍛錬をとそんな日々を過ごしている。勿論、エステールに対して当てられた手紙、そちらに書かれていた内容によってオユキは鍛錬が終われば、トモエが少女たちとアルノーの城で楽しく料理をしている時間に振る舞いを散々に直されてはいる。
「小太刀の型を、改めて」
「よろしくお願いします」
待ちの外では、トモエが用意していた太刀やオユキが以前に頼んだものをトモエの解釈で作り直した二刀で。今は以前の様に、トモエも無理に実戦でとせずに。
「理合いは、既にある程度はご存じの事と思いますが」
「はい。以前は、聞いたうえで私には向かぬと考えて」
「そうですね、動かし方としては防御のため。防いだうえで、隙を作ってそこに通すといった物になりますから」
オユキが好まなかった理由はこれだろうと、かつては剛剣を好んで使っていた相手にどこか苦笑いをしながら、トモエは立ち上がる。今は少年たちもトモエとオユキの話を聞きながら、素振りに励んでいる最中。ついでとばかりに、そんな少年たちの隣にカナリアとクレドが並んでいたりもするのだが。
「ですが、小太刀というのは、短刀というのはそればかりではありません」
「はい。今となっては」
「ええ、ですから」
そして、刃引きのされた短刀を互いに持って、向かい合う。
かつては、そもそも上背もあったために、短刀などを構えてしまえば間合いがかなり極端な事になるからと好まなかった。しかし、改めてこちらで、己よりもほとんどの相手が背が高いという現状で、短刀というのはそういった使い方に限らなくても良いのだとそんな事に今更気が付いた。
かつては、極端な間合いに、内側が異常に空くと考えていたのだが、今となっては寧ろ相手の間合いの内側に飛び込んで、そのうちで動く方がよほど都合がいい。言ってしまえば、相手は不利な間合いなのだが、オユキにとっては有利に働く間合いなのだから。だからこそ、トモエが小太刀を勧めるのだと、短刀を使う事を勧めるのだと理解ができる。そうした理合いも、確かにかつて習っていたものだしそうした使い方は心得ていたはずではある。だが、かつての己、それとして身につけたものがあまりにも多く、どうしたところで意識がそちらにひかれていたらしい。
「かつての事を、あまりに前提とするのは問題があるのだと改めて思いますね」
「ええ、そうでしょうとも」
そして、まずはとばかりにトモエが動き始める。かつてもよくあった様に、オユキ相手は基本となっていたように。トモエがまずは動いて型を見せる。そして、オユキがそれを真似して動くのだ。トモエが小太刀を振るうのは、互いの間合いの外側で。そして、それが終わったとなれば今度はオユキが動き始める。その動きにどういった意図があっての物なのか、それをオユキなりの解釈として。
勿論、間違っていればトモエから手ひどい返しが返ってくるのだが、今度ばかりは実戦の場で先に動いた型から始まっていることもありそれを間違えることも無い。だからこそ、一つ見せただけのはずのトモエが、オユキがまずはと動いたものに併せて動き、さらに続きへと互いに動き始めることになる。
トモエが、オユキに向かって隠すように構えていた小太刀をオユキに向かって突き出してくる。先ほど、トモエが動いていた通りに向かってくる小太刀に対して、オユキも同じくまっすぐに伸ばして、そして添わせるようにして軽く巻き込み上に向ける。トモエは上から下に、トモエとオユキの背丈が離れていることもあってそうせざるを得ないのだが、それを巻き上げて上に向ける。そうしてしまえば、さらに踏み込めばそこはオユキにとってはとりあえず安全な間合いになるはず、ではあった。しかし、そこでトモエが容赦なく上に払うオユキの動きそれに合わせて膝を動かし始める。オユキは、苦笑いをしながらも、懐かしい事だと思いながらも次へと動く。これについては、それこそこれまで習った物、歩法の確認というのを含めているのだと理解も及ぶ。
繰り出される膝には、軽く手を添えて。衝撃を殺すようにと、柔らかく体を使いながらも進めていた足の置く向きを変えて体を回す。さらに手首を少し使って、払おうとした向きに少し修正を加えて、オユキが己を逃がす先、そこには小太刀が振ってこないようにとそうしてみたのだが。
「オユキさん」
「確かに」
しかし、こうした動きにしても、特に過去に近い形で動いているからだろう。そちらには、トモエの開いた手が残っているというのに、オユキはそのように動いてしまった。勿論、トモエがそういった流れを作る様に軽く誘導を行ったのは事実なのだが、それでもオユキならばとトモエは考えての事。
「では、こうしましょう」
「そうですね。これも、短刀の利点です」
上手く行かなかった、ならば一度離脱をすればいい。オユキは至極あっさりと割り切って、無理に付き合う事はせずにただトモエの膝を使って、そこに一度強めに力を放って、後ろに大きく飛ぶ。トモエにしても、相応に無理をして動いたために、すぐにオユキに対して追撃が行えたりと言う事は無い。だからこそ、トモエにしてみればこの一連の流れに関してはオユキに課した物、それを最低限とはいえ行えたと評価をする。要は、悪くは無いと。
「では、もう一度」
「はい」
そして、再度空いた間合いを、今度も先ほどと同じ速度で。実戦ではないのだから、あくまで動きはゆっくりと。基本としている動きの確認、そのために行っている、過去から行っていた速度で。次は、振り下ろすトモエの小太刀をオユキは先ほどとはまた違う形でそらす。以前に、太刀を片手にトモエに対して行ったように、今度は背後に回り込むように。
「ええ、それが正解でしょう」
「ですが」
かつてオユキが既に行った事でもある。そして、その時にはトモエがきちんと対応して見せた物でもある。しかし、今度は前回ともまた違って、オユキが払った小太刀を、トモエが当然とばかりに手から離して肘で容赦なくオユキを狙う。手放した小太刀にしても、力の抜けた感覚からあいたもう片方の手でトモエは小太刀を確保しているだろうと予想をしながらそれでもオユキは動きを止めない。回り込むと決めて、肘を躱してさらにとする以上はもはや取って返すような猶予はない。払うためにと、少し高い位置まで腕を振ってしまった、腕を振りすぎたために、体がトモエに対して開きすぎたとそんな認識は確かにオユキにもある。トモエが肘打ちではなく他の、それこそ足技を選択した時にどうなっただろうかとそれを考えながらも、手元に小太刀を引き戻すように動きながらもさらに体を回す。ここから先は、先ほどにトモエが見せた型。要は腕が高い位置にあり、そこから次に向けて動くと言った方法が正しい形になる。
「はい、そうですね。そうして使うのが一つ、といったところです」
「ありがとうございます」
そして、互いに決まり手になると判断した段階で動きを止める。
「トモエさんが、肘ではなく足を使うとしたときは」
「以前に教えたかとも思いますが、高さによって、です。高い位置を狙うのであれば、舌を潜る様に。足元を狙うのであれば、跳んで」
「下を潜ろうにも、手が上に上がっていますから」
「背をそらして、体を回すと良いですよ」
このようにと、そう言いながらトモエが動いて見せる。ただ、その動きに対して、オユキとしては思う所がある。今は、狩りが終わって屋敷に戻ってきたからと、しっかりと和装を着せこまれている。これがドレス、少なくともスカートであれば確かに足を振り上げてと言う事もできるのだが、生憎と今はトモエが動いている様にとはいかない。トモエも、それに気が付いたようで、オユキに対して苦笑いを。
これまでであれば、オユキの経験としてまともに動けるようになるまで。それこそ、与えられた功績や護符を身につけなければ自分で上体を起こすまでに一週間はかかっただろうというのに、今となっては自分で自由に動き回る事さえできる。流石に、半日も動いていれば息も上がるし、眠気がオユキを襲い始めるのだが、それにしても随分と回復が早い。加えて、オユキがそうして目に見えて回復をするからだろう。少女たちと協力して、トモエにしてもオユキ用にと夕食に必ず一品は用意をしてと。神国では無理なのかと言われれば、そうでは無いような。
一度トモエとしっかりとというよりも、オユキから明確にそれは譲れないとかつての約束をもとに選択を行ったからだろう。トモエからは、いつものように仕方のないとそんな視線が寄せられて。それでも、ここまでの間の様に、オユキを心配してトモエ自身が過剰に付加を得る事は無くなった。これまでであれば、オユキ自身の意志で行っていたことではあるのだが、何処か決めきっていなかったこともある。改めて、オユキが己の生命が危険にさらされたのだとして、それがトモエにまで波及するのだとして。そこまでしても、今の振る舞いを続けるのだとはっきりと言葉にしたこともある。ならば、トモエとしては、それを支えるだけだと。
そうしてみれば、やはり功績に依る物なのだろう。魔国に来てから、それ以前から、常々トモエがオユキを諫めようと考えていたからだろう。トモエに掛かる負担は、恐らく少なくなっていたらしいとトモエにしても改めてそう感じる事となった。オユキの回復には、オユキだけでは間違いなく足りない。そして、トモエの望まぬ形でオユキが負担を得て、比翼連理の功績がそれを回復するための、負担を半分に等と言う事は行いはしない。しかし、互いに確認をして改めて意識が統一されたからだろう。きちんと、互いに等分されるような、そんな感覚をトモエも感じている。
「さて、オユキさん」
「はい」
そして、生活の内容はいつもと同じように。かつて、少年たちがいた頃と同じように、午前中は狩にでて実践を。そして、戻って来てからは食事をした上で改めて庭に出て鍛錬をとそんな日々を過ごしている。勿論、エステールに対して当てられた手紙、そちらに書かれていた内容によってオユキは鍛錬が終われば、トモエが少女たちとアルノーの城で楽しく料理をしている時間に振る舞いを散々に直されてはいる。
「小太刀の型を、改めて」
「よろしくお願いします」
待ちの外では、トモエが用意していた太刀やオユキが以前に頼んだものをトモエの解釈で作り直した二刀で。今は以前の様に、トモエも無理に実戦でとせずに。
「理合いは、既にある程度はご存じの事と思いますが」
「はい。以前は、聞いたうえで私には向かぬと考えて」
「そうですね、動かし方としては防御のため。防いだうえで、隙を作ってそこに通すといった物になりますから」
オユキが好まなかった理由はこれだろうと、かつては剛剣を好んで使っていた相手にどこか苦笑いをしながら、トモエは立ち上がる。今は少年たちもトモエとオユキの話を聞きながら、素振りに励んでいる最中。ついでとばかりに、そんな少年たちの隣にカナリアとクレドが並んでいたりもするのだが。
「ですが、小太刀というのは、短刀というのはそればかりではありません」
「はい。今となっては」
「ええ、ですから」
そして、刃引きのされた短刀を互いに持って、向かい合う。
かつては、そもそも上背もあったために、短刀などを構えてしまえば間合いがかなり極端な事になるからと好まなかった。しかし、改めてこちらで、己よりもほとんどの相手が背が高いという現状で、短刀というのはそういった使い方に限らなくても良いのだとそんな事に今更気が付いた。
かつては、極端な間合いに、内側が異常に空くと考えていたのだが、今となっては寧ろ相手の間合いの内側に飛び込んで、そのうちで動く方がよほど都合がいい。言ってしまえば、相手は不利な間合いなのだが、オユキにとっては有利に働く間合いなのだから。だからこそ、トモエが小太刀を勧めるのだと、短刀を使う事を勧めるのだと理解ができる。そうした理合いも、確かにかつて習っていたものだしそうした使い方は心得ていたはずではある。だが、かつての己、それとして身につけたものがあまりにも多く、どうしたところで意識がそちらにひかれていたらしい。
「かつての事を、あまりに前提とするのは問題があるのだと改めて思いますね」
「ええ、そうでしょうとも」
そして、まずはとばかりにトモエが動き始める。かつてもよくあった様に、オユキ相手は基本となっていたように。トモエがまずは動いて型を見せる。そして、オユキがそれを真似して動くのだ。トモエが小太刀を振るうのは、互いの間合いの外側で。そして、それが終わったとなれば今度はオユキが動き始める。その動きにどういった意図があっての物なのか、それをオユキなりの解釈として。
勿論、間違っていればトモエから手ひどい返しが返ってくるのだが、今度ばかりは実戦の場で先に動いた型から始まっていることもありそれを間違えることも無い。だからこそ、一つ見せただけのはずのトモエが、オユキがまずはと動いたものに併せて動き、さらに続きへと互いに動き始めることになる。
トモエが、オユキに向かって隠すように構えていた小太刀をオユキに向かって突き出してくる。先ほど、トモエが動いていた通りに向かってくる小太刀に対して、オユキも同じくまっすぐに伸ばして、そして添わせるようにして軽く巻き込み上に向ける。トモエは上から下に、トモエとオユキの背丈が離れていることもあってそうせざるを得ないのだが、それを巻き上げて上に向ける。そうしてしまえば、さらに踏み込めばそこはオユキにとってはとりあえず安全な間合いになるはず、ではあった。しかし、そこでトモエが容赦なく上に払うオユキの動きそれに合わせて膝を動かし始める。オユキは、苦笑いをしながらも、懐かしい事だと思いながらも次へと動く。これについては、それこそこれまで習った物、歩法の確認というのを含めているのだと理解も及ぶ。
繰り出される膝には、軽く手を添えて。衝撃を殺すようにと、柔らかく体を使いながらも進めていた足の置く向きを変えて体を回す。さらに手首を少し使って、払おうとした向きに少し修正を加えて、オユキが己を逃がす先、そこには小太刀が振ってこないようにとそうしてみたのだが。
「オユキさん」
「確かに」
しかし、こうした動きにしても、特に過去に近い形で動いているからだろう。そちらには、トモエの開いた手が残っているというのに、オユキはそのように動いてしまった。勿論、トモエがそういった流れを作る様に軽く誘導を行ったのは事実なのだが、それでもオユキならばとトモエは考えての事。
「では、こうしましょう」
「そうですね。これも、短刀の利点です」
上手く行かなかった、ならば一度離脱をすればいい。オユキは至極あっさりと割り切って、無理に付き合う事はせずにただトモエの膝を使って、そこに一度強めに力を放って、後ろに大きく飛ぶ。トモエにしても、相応に無理をして動いたために、すぐにオユキに対して追撃が行えたりと言う事は無い。だからこそ、トモエにしてみればこの一連の流れに関してはオユキに課した物、それを最低限とはいえ行えたと評価をする。要は、悪くは無いと。
「では、もう一度」
「はい」
そして、再度空いた間合いを、今度も先ほどと同じ速度で。実戦ではないのだから、あくまで動きはゆっくりと。基本としている動きの確認、そのために行っている、過去から行っていた速度で。次は、振り下ろすトモエの小太刀をオユキは先ほどとはまた違う形でそらす。以前に、太刀を片手にトモエに対して行ったように、今度は背後に回り込むように。
「ええ、それが正解でしょう」
「ですが」
かつてオユキが既に行った事でもある。そして、その時にはトモエがきちんと対応して見せた物でもある。しかし、今度は前回ともまた違って、オユキが払った小太刀を、トモエが当然とばかりに手から離して肘で容赦なくオユキを狙う。手放した小太刀にしても、力の抜けた感覚からあいたもう片方の手でトモエは小太刀を確保しているだろうと予想をしながらそれでもオユキは動きを止めない。回り込むと決めて、肘を躱してさらにとする以上はもはや取って返すような猶予はない。払うためにと、少し高い位置まで腕を振ってしまった、腕を振りすぎたために、体がトモエに対して開きすぎたとそんな認識は確かにオユキにもある。トモエが肘打ちではなく他の、それこそ足技を選択した時にどうなっただろうかとそれを考えながらも、手元に小太刀を引き戻すように動きながらもさらに体を回す。ここから先は、先ほどにトモエが見せた型。要は腕が高い位置にあり、そこから次に向けて動くと言った方法が正しい形になる。
「はい、そうですね。そうして使うのが一つ、といったところです」
「ありがとうございます」
そして、互いに決まり手になると判断した段階で動きを止める。
「トモエさんが、肘ではなく足を使うとしたときは」
「以前に教えたかとも思いますが、高さによって、です。高い位置を狙うのであれば、舌を潜る様に。足元を狙うのであれば、跳んで」
「下を潜ろうにも、手が上に上がっていますから」
「背をそらして、体を回すと良いですよ」
このようにと、そう言いながらトモエが動いて見せる。ただ、その動きに対して、オユキとしては思う所がある。今は、狩りが終わって屋敷に戻ってきたからと、しっかりと和装を着せこまれている。これがドレス、少なくともスカートであれば確かに足を振り上げてと言う事もできるのだが、生憎と今はトモエが動いている様にとはいかない。トモエも、それに気が付いたようで、オユキに対して苦笑いを。
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