158 / 1,235
四章 領都
ようやく工房へ
しおりを挟む
「つまり、そういう仕儀になりまして。」
狩猟者ギルドで、事前にカレンによって説明されていたようで、話し合いは問題なく進んだ。
朝、ホセが部屋を訪ねてきたのに合わせて、宿を出れば、用意された馬車の御者席にはカレンが座っていた。
少々顔色が悪く見えるのは、アマリーアの仕置によるものか。
そうして少し間を空けてのこととなったが、狩猟者ギルドに顔を出せば、後は実に順調に流れた。
「当ギルドとしては残念ですが、祝いの品にとのことですからな。そこにケチをつける物でもありませんとも。」
「申し訳ありません。私達もあまりに情勢に疎く。」
「どうしても、こういう話は大きな都市だけになりますからな。そればかりは。」
以前とは違い離れた場所の情報を瞬時に仕入れることなどできないのだ、いや、何かそういう魔術もあった気はするが、それにしても、王都と主要都市、その間に絞られるだろう。
「それで、さっそく工房に伺おうかと。」
「ええ、お預かりしている物を準備しましょう。
それと、公爵様から要望のあったものとの仕分けも終わっております。
肉はこちらの買取でよかったのですかな。」
「ええ、毛皮とシエルヴォの首、それだけで。プラドティグレに関しては事前に説明が言ってるかと思いますが、首を丸ごとと、そこから下の毛皮に分けてほしいと。」
「ええ、そのようにご用意していますとも。では、まずはこちらを。」
そう言うとフレデリックが、二枚の書類を出し、それぞれトモエとシグルドの前に置く。
シグルドはそれを受け取るとそのままアドリアーナに渡したが。
「なんだか、いつもと書式が違うんですけど。」
トモエは見ればわかったが、アドリアーナはそうもいかないようで、フレデリックが申し訳ないと一言添えてから説明を始める。
「商人ギルドへと直接売るとは言っても、やはり徴税の対象にはなるのでな。
そういった商品と、ギルドへの納品物があるときは、こういった複合書式を使うことになる。
いつもは、ギルドへの納品の時だけは、簡略したもので済ませているが、どれ。」
フレデリックは、アドリアーナに渡した書類を机に置かせると、一つ一つ項目を説明し始める。
それに少年たちがふんふんと頷いて聞く。
トモエとオユキも、自分の知識と照らし合わせ、大きな齟齬がないかだけを確認し、頷く。
「えっと、結果として、いつも通りここにあるのが、俺らがもらえる分ってことだな。」
「まぁ、それで間違いはないのだが。」
「ジーク、黙ってて。えっと、此処の特別支給金なんですけど、ここに税金がかかってないのは。」
「今回は商業ギルドからの礼金だな。それは狩猟者ギルドを本来通すものではないから、課税の対象ではない。」
「でも、そうなるとここの数字が。」
「ああ、為替、為替手形は初めてか。高額になると、効果は持ち歩くだけで大変だからな。
その金額と同じ価値がある、ギルドに持ち込めば硬貨と交換できる、そういった為替手形というものが存在する。
どうする硬貨としてそのまま渡すなら、こっちだな、此処の手数料が無くなるが。」
「えっと、持ち歩いてると目立つから危ないし、大きな買い物をするときは、相手も嫌ってことですよね、数えるのが面倒だから。」
「ああ、その理解で間違ってない。」
「じゃあ、硬貨も欲しいです。町でお買い物したりはしますから。下町では、為替使えないって、宿の人が言ってましたから。」
パウとシグルドがお金のことを丸投げするだけあって、確かにアドリアーナという少女は、こういった事柄に対する洞察力があるらしい。
フレデリックと話しながら、自分なりにかみ砕いて理解をして、きちんと要望も伝えている。
「割合はどうする。」
「どうしたらいいでしょう。こっちだと、ちょっとお店でお菓子を買うとどれくらいになりますか。」
「ああ、そうだな。落差が激しいな。まぁ、硬貨での支払いを求める店なら、高くて20ペセか。」
「じゃあ、一人500ペセくらいで。」
「それだとちと少なすぎて、手数料が変わらんぞ。」
「あ、割合なんですね。」
「いや、累進だ。ああ、それじゃわからんか、こう、段階的に何ペセまでならいくら、そう決まってる。」
「へー。それだと、おすすめは。」
「ま、率が変わる、全員で8000と少し、だな。」
それじゃ、一人あたりはと少年たちが指折り計算しだすのをトモエが手早く1600ですよと答えを告げる。
そうすれば、少年たちは嬉しそうにしながらも、何処か不安げな面持ちになる。
「持ち歩くには、多いような。」
「今持ってる武器だって、その10倍はしただろうに。」
「それは、そうなんですけど。」
あまり多くを持ち歩くと、紛失したり、取られたり、それが気になるのだろう。
「宿に置いておけばいいのですよ。普段はそこからいくらか持ち歩けば、いいだけですから。」
「あ、そうですね。そっか、シスターじゃなくて、私達が自分で保管しなきゃいけないんだ。」
「これまでの実績みりゃ、もっと稼いでそうなもんだが、そういう事か。
それでいいなら、ちょっと待ってくれ、修正する。」
そう言うとフレデリックは、また別の紙を取り出し、そこに手早く新しい数字を書き込んでいく。
「わ、凄い。計算早い。」
「こればっかりは慣れだな。毎日こんなことを30年繰り返せば、誰でも出来るようになるさ。
それこそ、そっちの商人たちだって、手慣れたもんだぞ。」
「凄いですね。」
そんな一幕をはさみながらも、どうにか狩猟者ギルドでの一連の処理が終わり、少年たちは高額の為替と、少し重さのある硬貨を手に入れて、驚きながらも、ホテルにそれらを一度おいてから、改めて工房へと向かう。
これまでに比べれば高額ではあったが、シグルドが興味を持ったため、トモエが見せた、トモエとオユキの納品額を見て、直ぐに真顔になったりと、そのようなこともあったが。
トモエとオユキにしても、想像していたよりも、毛皮の金額が、桁2つ違っていたため、確認したところ、あくまで一枚物、それが要因とのことだ。
やはり継ぎ接ぎよりも、一枚、そこに希少価値が存在するらしい。
始まりの町に比べて、施設ごとに距離があるため、一連の出来事を終えれば、既に昼が過ぎようかとそんな時間になっていた。
そんな中、ようやく目的の工房へ、いよいよ予備もなくなった武器を新調するために、当初の目的のために、訪れることができた。
「昨日もろくに体動かしてないし、今日は素振りくらいはやっときたいな。」
「一日休めば三日遅れるといいますからね。」
「その割にあんちゃんは、慌ててないよな。」
「あなた方の遅れ程度なら、どうとでもなりますし。私達は普段から訓練の意識を持っていますから。」
「教えてもらって、一カ月くらいか。それならそうなんだろうけど。
でも、あんちゃんたちも特に素振りとかしてないよな。」
「これから教えていきますけど、姿勢の制御、それだけで十分に訓練になりますから。」
少しずつ速度を落とす馬車の中で、そんな話をしていれば、馬車の動きも止まる。
そして、カレンが空けた馬車の扉から降りれば、近づくにつれて大きくなっていた金属通しを打ち合わせる音が、いよいよ大きく聞こえてくる。
「こちらですか。」
「ええ、トモエさんが特に興味を持った武器、それを作った工房がここですよ。」
「ああ、あの。」
そう、ホセに案内されるままに、工房の中へと踏み込む。
この一帯に共通しているが、何かが燃える、焦げるそんな匂いに加えて、熱気が漂って来る。
近くに炉があるのだろうか。
通りに比べて明らかに熱く感じられる店内の空気に、オユキは少し疲労を覚える。
以前は、夏と言えども、ばてたり、体力の低下を感じたりすることはあっても、ここまで露骨ではなかったはずだ、そんなことを思うが、この体躯ではしかたない、そうとも考える。
セシリアにしても、既に顔色が優れない、そんな有様ではあるのだから。
「おう、ホセ。久しぶりだな。子連れで何だ。ここは餓鬼の遊び場じゃねーぞ。」
狩猟者ギルドで、事前にカレンによって説明されていたようで、話し合いは問題なく進んだ。
朝、ホセが部屋を訪ねてきたのに合わせて、宿を出れば、用意された馬車の御者席にはカレンが座っていた。
少々顔色が悪く見えるのは、アマリーアの仕置によるものか。
そうして少し間を空けてのこととなったが、狩猟者ギルドに顔を出せば、後は実に順調に流れた。
「当ギルドとしては残念ですが、祝いの品にとのことですからな。そこにケチをつける物でもありませんとも。」
「申し訳ありません。私達もあまりに情勢に疎く。」
「どうしても、こういう話は大きな都市だけになりますからな。そればかりは。」
以前とは違い離れた場所の情報を瞬時に仕入れることなどできないのだ、いや、何かそういう魔術もあった気はするが、それにしても、王都と主要都市、その間に絞られるだろう。
「それで、さっそく工房に伺おうかと。」
「ええ、お預かりしている物を準備しましょう。
それと、公爵様から要望のあったものとの仕分けも終わっております。
肉はこちらの買取でよかったのですかな。」
「ええ、毛皮とシエルヴォの首、それだけで。プラドティグレに関しては事前に説明が言ってるかと思いますが、首を丸ごとと、そこから下の毛皮に分けてほしいと。」
「ええ、そのようにご用意していますとも。では、まずはこちらを。」
そう言うとフレデリックが、二枚の書類を出し、それぞれトモエとシグルドの前に置く。
シグルドはそれを受け取るとそのままアドリアーナに渡したが。
「なんだか、いつもと書式が違うんですけど。」
トモエは見ればわかったが、アドリアーナはそうもいかないようで、フレデリックが申し訳ないと一言添えてから説明を始める。
「商人ギルドへと直接売るとは言っても、やはり徴税の対象にはなるのでな。
そういった商品と、ギルドへの納品物があるときは、こういった複合書式を使うことになる。
いつもは、ギルドへの納品の時だけは、簡略したもので済ませているが、どれ。」
フレデリックは、アドリアーナに渡した書類を机に置かせると、一つ一つ項目を説明し始める。
それに少年たちがふんふんと頷いて聞く。
トモエとオユキも、自分の知識と照らし合わせ、大きな齟齬がないかだけを確認し、頷く。
「えっと、結果として、いつも通りここにあるのが、俺らがもらえる分ってことだな。」
「まぁ、それで間違いはないのだが。」
「ジーク、黙ってて。えっと、此処の特別支給金なんですけど、ここに税金がかかってないのは。」
「今回は商業ギルドからの礼金だな。それは狩猟者ギルドを本来通すものではないから、課税の対象ではない。」
「でも、そうなるとここの数字が。」
「ああ、為替、為替手形は初めてか。高額になると、効果は持ち歩くだけで大変だからな。
その金額と同じ価値がある、ギルドに持ち込めば硬貨と交換できる、そういった為替手形というものが存在する。
どうする硬貨としてそのまま渡すなら、こっちだな、此処の手数料が無くなるが。」
「えっと、持ち歩いてると目立つから危ないし、大きな買い物をするときは、相手も嫌ってことですよね、数えるのが面倒だから。」
「ああ、その理解で間違ってない。」
「じゃあ、硬貨も欲しいです。町でお買い物したりはしますから。下町では、為替使えないって、宿の人が言ってましたから。」
パウとシグルドがお金のことを丸投げするだけあって、確かにアドリアーナという少女は、こういった事柄に対する洞察力があるらしい。
フレデリックと話しながら、自分なりにかみ砕いて理解をして、きちんと要望も伝えている。
「割合はどうする。」
「どうしたらいいでしょう。こっちだと、ちょっとお店でお菓子を買うとどれくらいになりますか。」
「ああ、そうだな。落差が激しいな。まぁ、硬貨での支払いを求める店なら、高くて20ペセか。」
「じゃあ、一人500ペセくらいで。」
「それだとちと少なすぎて、手数料が変わらんぞ。」
「あ、割合なんですね。」
「いや、累進だ。ああ、それじゃわからんか、こう、段階的に何ペセまでならいくら、そう決まってる。」
「へー。それだと、おすすめは。」
「ま、率が変わる、全員で8000と少し、だな。」
それじゃ、一人あたりはと少年たちが指折り計算しだすのをトモエが手早く1600ですよと答えを告げる。
そうすれば、少年たちは嬉しそうにしながらも、何処か不安げな面持ちになる。
「持ち歩くには、多いような。」
「今持ってる武器だって、その10倍はしただろうに。」
「それは、そうなんですけど。」
あまり多くを持ち歩くと、紛失したり、取られたり、それが気になるのだろう。
「宿に置いておけばいいのですよ。普段はそこからいくらか持ち歩けば、いいだけですから。」
「あ、そうですね。そっか、シスターじゃなくて、私達が自分で保管しなきゃいけないんだ。」
「これまでの実績みりゃ、もっと稼いでそうなもんだが、そういう事か。
それでいいなら、ちょっと待ってくれ、修正する。」
そう言うとフレデリックは、また別の紙を取り出し、そこに手早く新しい数字を書き込んでいく。
「わ、凄い。計算早い。」
「こればっかりは慣れだな。毎日こんなことを30年繰り返せば、誰でも出来るようになるさ。
それこそ、そっちの商人たちだって、手慣れたもんだぞ。」
「凄いですね。」
そんな一幕をはさみながらも、どうにか狩猟者ギルドでの一連の処理が終わり、少年たちは高額の為替と、少し重さのある硬貨を手に入れて、驚きながらも、ホテルにそれらを一度おいてから、改めて工房へと向かう。
これまでに比べれば高額ではあったが、シグルドが興味を持ったため、トモエが見せた、トモエとオユキの納品額を見て、直ぐに真顔になったりと、そのようなこともあったが。
トモエとオユキにしても、想像していたよりも、毛皮の金額が、桁2つ違っていたため、確認したところ、あくまで一枚物、それが要因とのことだ。
やはり継ぎ接ぎよりも、一枚、そこに希少価値が存在するらしい。
始まりの町に比べて、施設ごとに距離があるため、一連の出来事を終えれば、既に昼が過ぎようかとそんな時間になっていた。
そんな中、ようやく目的の工房へ、いよいよ予備もなくなった武器を新調するために、当初の目的のために、訪れることができた。
「昨日もろくに体動かしてないし、今日は素振りくらいはやっときたいな。」
「一日休めば三日遅れるといいますからね。」
「その割にあんちゃんは、慌ててないよな。」
「あなた方の遅れ程度なら、どうとでもなりますし。私達は普段から訓練の意識を持っていますから。」
「教えてもらって、一カ月くらいか。それならそうなんだろうけど。
でも、あんちゃんたちも特に素振りとかしてないよな。」
「これから教えていきますけど、姿勢の制御、それだけで十分に訓練になりますから。」
少しずつ速度を落とす馬車の中で、そんな話をしていれば、馬車の動きも止まる。
そして、カレンが空けた馬車の扉から降りれば、近づくにつれて大きくなっていた金属通しを打ち合わせる音が、いよいよ大きく聞こえてくる。
「こちらですか。」
「ええ、トモエさんが特に興味を持った武器、それを作った工房がここですよ。」
「ああ、あの。」
そう、ホセに案内されるままに、工房の中へと踏み込む。
この一帯に共通しているが、何かが燃える、焦げるそんな匂いに加えて、熱気が漂って来る。
近くに炉があるのだろうか。
通りに比べて明らかに熱く感じられる店内の空気に、オユキは少し疲労を覚える。
以前は、夏と言えども、ばてたり、体力の低下を感じたりすることはあっても、ここまで露骨ではなかったはずだ、そんなことを思うが、この体躯ではしかたない、そうとも考える。
セシリアにしても、既に顔色が優れない、そんな有様ではあるのだから。
「おう、ホセ。久しぶりだな。子連れで何だ。ここは餓鬼の遊び場じゃねーぞ。」
1
あなたにおすすめの小説
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる