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四章 領都
のんびり休憩
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宿に着き、馬車から降りれば、ドアマンに迎えられ、ベルホップが部屋まで案内をとかける声を止め、オユキとトモエは受付に寄る。
「部屋付きの執事の方を、後で部屋に来ていただけるよう、伝えて頂けますか。」
「畏まりました。」
「それと、確か食事の料金は別だったようですが。」
「はい、そうなっております。」
「食事の内容については、いつまでに相談すればよいでしょう。」
「前日までに、お願いいたします。軽食であれば、ご相談いただければいつでもご用意できますが。
何かご希望がありましたか。」
「成程。そうですね、こちらではパエジャが人気と聞いていましたので。
ハーフコースでは、出しにくいでしょうから。」
「はい、領都では家庭料理としても、人が集まる場でも人気の品です。
各家庭で伝えられるレシピも様々ですよ。
当ホテル・カテドラルでも、創業当初から伝えられるものや、代々のシェフによるものがありますとも。
コースでは、お出ししておりませんが、シェフに話しておきましょう。」
「お願いしますね。それと、食事の料金は、そうですね。」
そう告げて、オユキは自分の持っていた金銭。
このホテルの支払いで、かなり減りはしたものの、まだ二万程あったため、そこから一万ペセを取り出し預ける。
「不足が出れば、仰ってください。また、預けます。」
「恐れ入ります。」
そんなやり取りを終えて、連れ立って部屋に戻れば、少年たちは今に備えられているソファーであったり、椅子であったりに座り、ぐったりとし始める。
「今日はお疲れ様でした。さ、早く汗を流しておいでなさい。」
「あー、アン。お前らが先に行って来いよ、気に入ってたろ。」
「んー、少し休んでからが良いけど、そうだね、順番に使わなきゃいけないしね。」
そういって、アナとセシリア、アドリアーナがのろのろと部屋から着替えなどを持ち出して、浴室へと消えていく。
そんな様子を見送って、シグルドが大きくため息をつく。
「ほんと、疲れた。」
「慣れない事でしょうから。お疲れ様でした。」
「正直、魔物と戦うだけ、そう思っていたのだがな。」
珍しくパウがそう不満げに零す。
「基本的にはそうでしょう。ただ今日のように珍しいものを手に入れれば、やはり狩猟者ギルドを超えて、話したいと、そう考える物も出るでしょうし、珍しいものを手に入れたい、そう思う方から依頼が来ることもあるでしょう。
魔物から得る物、それは他の方に利用されるものですからね。」
「面倒を避けたいなら、狩猟者ギルドを頼ればいいのだったか。」
「はい。それでも同席を求められたりはするでしょうが、そういった事の間には必ず入ってくださると思いますよ。勿論、そうするにはそれなりにギルドで力を示さねばならないでしょうが。」
「まぁ、今の俺たちのために、ギルドの偉い人がいちいち動いたら、大変だもんな。」
そういってシグルドがため息をつく。
ちょうどそのタイミングで、部屋にノックの音が響き、トモエが入室を促す。
昨日見た部屋付きの執事が、少し寛いだタイミングを見計らって来てくれたようだ。
「お呼びと伺いましたが。」
「はい。明日の朝ですが、狩猟者ギルドへ向かいますので、場所の用意をお願いします。
それと明日以降、水と癒しの教会から、人が尋ねてくることがあると思いますので、その時は私たちがいるのであれば、部屋へお通ししてください。」
「畏まりました。教会からはどなたが。」
「いえ、どなたがいらっしゃるかは伺っておりませんが、祭事に関する説明を伺いますので。」
「では、その用件で尋ねた方をご案内いたします。
それとシェフからの言伝ですが、やはり大皿であるパエリヤをコースに組むのは難しいため、明日以降食べたいときに申し付けて頂ければ、そちらをメインに組み立てるとのことです。
力不足申し訳ございません。」
「いえ、ある程度量を用意するほうが美味しいでしょうから。そうですね、それでは明日の夕食にでも。」
「他には、何かございますか。」
「今は以上ですね。また、何かあればその時に。」
そう、トモエが話を占めれば、執事が頭を下げて部屋から出ていく。
「相変わらず、慣れてるよな。」
「以前も話しましたが、それなりに長く生きていますから。」
「そんなもんなのか。」
「まぁ、こういった経験があるかどうか、そこは人に依るのでしょうが。」
「そうだよな。で、結局今日の話って、何が原因なんだ。」
「それは他の子たちも気になるでしょうから、またあとで話しましょうか。
正直、工房に行くのが伸びてしまって、私としても少々大人げない対応になってしまったと。」
トモエがそう言えば、シグルドがソファーに転がりながら頷く。
「オユキもあんちゃんも、結構機嫌悪そうだったもんなぁ。」
「相手に分かり易く伝えるために、わざとそうしていた部分もありますが。」
「あー。」
「それと今日の夕食はまたホセさんがいらっしゃると思いますよ。
んー。カレンさんは、どうなるでしょうか。」
トモエがそういって少し考えるそぶりを見せる。
流石にこのあたりはオユキの領分かと、口を出す。
「アマリーアさんとホセさんが来ますよ。」
「なんでそうなるんだ。」
オユキが言い切る形で言えば、それが不思議なのだろう、シグルドがオユキに聞いてくる。
「カレンさんは、被害者でもある上に、加害者でもあります。
扱いが難しく、私達と話す際に、自分の被害を主張すれば、どうしても心証を悪くしますから。
そして、経緯を話せば、彼女の被害に言及せざるを得ません。
今回も、話し合いの場では何も口にしなかったでしょう。
こちらの商業ギルドで、私たちが見おぼえている方は、ホセさんの他にはアマリーアさんだけですし、彼女が今回の事件では最も高位ですから。」
「わざわざ、俺たちのために出てこなくてもいいと思うけど。」
「恐らく、彼女以外に今回の事を上手く処理できる人がいないのでしょうね。
他の人には、他の貴族から声がかかっているでしょう。
私たちにそういった方々からの逆恨みが来ないよう、彼女が骨を折らねばいけませんから。」
「面倒だなぁ。」
「面倒なんですよ。なので食事の場では、アマリーアさんから今回の件、その詳細が説明されるでしょうね。
私の方でも予想はありますが、それが間違っていないかと、答え合わせをして、これからの対応を、向こうが説明することになります。
私達はそれに過不足がないかを判断し、不満があればそれを伝える、そういう流れです。」
「それ、教会でやったほうが良かったんじゃないか。」
「あそこは私的な場ではありませんから。
もちろん神々に保証していただけるのは、有難いのですが。
そもそも、こういった話で煩わせるものではありませんから。」
「それもそうか。」
そうして、やや辟易とした表情でシグルドが呟く。
そんな彼に申し訳なさを感じながら、オユキは続ける。
「なんにせよ、今回の面倒を引き起こしたのはこちらでもありますからね。」
そう告げたオユキにシグルドが飛び起きる。
パウも目を開いてオユキを見る。
「勉強になるでしょう。皆さん。」
その様子にオユキが微笑んで言えば、シグルドは今度こそ疲れたように体を抜いてソファーに寝ころび、パウも額に手を当てて天を仰ぐ。
「まぁ、そういう訳で。治めるだけであれば、このような事にはしませんでしたよ。
ホセさんにも言われたでしょう。騒ぎになると。」
「あれって、入る時だけじゃなかったのかよ。」
「おや、領都に入る時に、何か騒ぎがありましたか。」
オユキが笑いながらそう尋ねれば、シグルドとパウが腕を考えて考える。
確かに、別に通されて、といった事はあったし道行く人の耳目は集めた。
だがそれだけと言えばそれだけで、騒動は起こっていない。
「ってことは、あれか。ホセのおっちゃんはこうなるって分かってたって事か。」
「ええ。その迷惑も兼ねて、こちらのホテルでもあります。
そうでなければ、ここまでの道中気安くなった傭兵の皆さんと同じ宿ですよ。
其の方が気が休まるし、安全でしょう。」
「あー、そうだ。そうだよな。わざわざ分けることはないんだよな。
みんなで旅の終わりを祝えばいいんだし。
でも、なんか、他にも理由ありそうだよな。」
「ええ、勿論。私たちが異邦人であること、トロフィーの扱いについて便宜を図る、そうなるだろうと予想をしてそのお礼、まぁ、他にもいくつか。」
「大変だな、そんなことまで気を回すって。」
「ええ、ですからその労を買ってくださる方に、私達はお礼を言うのです。」
そう言えば、シグルドとパウがただ真剣な面持ちで頷く。
姿勢はまぁ、疲れているとして目をつぶることにオユキは決めた。
「部屋付きの執事の方を、後で部屋に来ていただけるよう、伝えて頂けますか。」
「畏まりました。」
「それと、確か食事の料金は別だったようですが。」
「はい、そうなっております。」
「食事の内容については、いつまでに相談すればよいでしょう。」
「前日までに、お願いいたします。軽食であれば、ご相談いただければいつでもご用意できますが。
何かご希望がありましたか。」
「成程。そうですね、こちらではパエジャが人気と聞いていましたので。
ハーフコースでは、出しにくいでしょうから。」
「はい、領都では家庭料理としても、人が集まる場でも人気の品です。
各家庭で伝えられるレシピも様々ですよ。
当ホテル・カテドラルでも、創業当初から伝えられるものや、代々のシェフによるものがありますとも。
コースでは、お出ししておりませんが、シェフに話しておきましょう。」
「お願いしますね。それと、食事の料金は、そうですね。」
そう告げて、オユキは自分の持っていた金銭。
このホテルの支払いで、かなり減りはしたものの、まだ二万程あったため、そこから一万ペセを取り出し預ける。
「不足が出れば、仰ってください。また、預けます。」
「恐れ入ります。」
そんなやり取りを終えて、連れ立って部屋に戻れば、少年たちは今に備えられているソファーであったり、椅子であったりに座り、ぐったりとし始める。
「今日はお疲れ様でした。さ、早く汗を流しておいでなさい。」
「あー、アン。お前らが先に行って来いよ、気に入ってたろ。」
「んー、少し休んでからが良いけど、そうだね、順番に使わなきゃいけないしね。」
そういって、アナとセシリア、アドリアーナがのろのろと部屋から着替えなどを持ち出して、浴室へと消えていく。
そんな様子を見送って、シグルドが大きくため息をつく。
「ほんと、疲れた。」
「慣れない事でしょうから。お疲れ様でした。」
「正直、魔物と戦うだけ、そう思っていたのだがな。」
珍しくパウがそう不満げに零す。
「基本的にはそうでしょう。ただ今日のように珍しいものを手に入れれば、やはり狩猟者ギルドを超えて、話したいと、そう考える物も出るでしょうし、珍しいものを手に入れたい、そう思う方から依頼が来ることもあるでしょう。
魔物から得る物、それは他の方に利用されるものですからね。」
「面倒を避けたいなら、狩猟者ギルドを頼ればいいのだったか。」
「はい。それでも同席を求められたりはするでしょうが、そういった事の間には必ず入ってくださると思いますよ。勿論、そうするにはそれなりにギルドで力を示さねばならないでしょうが。」
「まぁ、今の俺たちのために、ギルドの偉い人がいちいち動いたら、大変だもんな。」
そういってシグルドがため息をつく。
ちょうどそのタイミングで、部屋にノックの音が響き、トモエが入室を促す。
昨日見た部屋付きの執事が、少し寛いだタイミングを見計らって来てくれたようだ。
「お呼びと伺いましたが。」
「はい。明日の朝ですが、狩猟者ギルドへ向かいますので、場所の用意をお願いします。
それと明日以降、水と癒しの教会から、人が尋ねてくることがあると思いますので、その時は私たちがいるのであれば、部屋へお通ししてください。」
「畏まりました。教会からはどなたが。」
「いえ、どなたがいらっしゃるかは伺っておりませんが、祭事に関する説明を伺いますので。」
「では、その用件で尋ねた方をご案内いたします。
それとシェフからの言伝ですが、やはり大皿であるパエリヤをコースに組むのは難しいため、明日以降食べたいときに申し付けて頂ければ、そちらをメインに組み立てるとのことです。
力不足申し訳ございません。」
「いえ、ある程度量を用意するほうが美味しいでしょうから。そうですね、それでは明日の夕食にでも。」
「他には、何かございますか。」
「今は以上ですね。また、何かあればその時に。」
そう、トモエが話を占めれば、執事が頭を下げて部屋から出ていく。
「相変わらず、慣れてるよな。」
「以前も話しましたが、それなりに長く生きていますから。」
「そんなもんなのか。」
「まぁ、こういった経験があるかどうか、そこは人に依るのでしょうが。」
「そうだよな。で、結局今日の話って、何が原因なんだ。」
「それは他の子たちも気になるでしょうから、またあとで話しましょうか。
正直、工房に行くのが伸びてしまって、私としても少々大人げない対応になってしまったと。」
トモエがそう言えば、シグルドがソファーに転がりながら頷く。
「オユキもあんちゃんも、結構機嫌悪そうだったもんなぁ。」
「相手に分かり易く伝えるために、わざとそうしていた部分もありますが。」
「あー。」
「それと今日の夕食はまたホセさんがいらっしゃると思いますよ。
んー。カレンさんは、どうなるでしょうか。」
トモエがそういって少し考えるそぶりを見せる。
流石にこのあたりはオユキの領分かと、口を出す。
「アマリーアさんとホセさんが来ますよ。」
「なんでそうなるんだ。」
オユキが言い切る形で言えば、それが不思議なのだろう、シグルドがオユキに聞いてくる。
「カレンさんは、被害者でもある上に、加害者でもあります。
扱いが難しく、私達と話す際に、自分の被害を主張すれば、どうしても心証を悪くしますから。
そして、経緯を話せば、彼女の被害に言及せざるを得ません。
今回も、話し合いの場では何も口にしなかったでしょう。
こちらの商業ギルドで、私たちが見おぼえている方は、ホセさんの他にはアマリーアさんだけですし、彼女が今回の事件では最も高位ですから。」
「わざわざ、俺たちのために出てこなくてもいいと思うけど。」
「恐らく、彼女以外に今回の事を上手く処理できる人がいないのでしょうね。
他の人には、他の貴族から声がかかっているでしょう。
私たちにそういった方々からの逆恨みが来ないよう、彼女が骨を折らねばいけませんから。」
「面倒だなぁ。」
「面倒なんですよ。なので食事の場では、アマリーアさんから今回の件、その詳細が説明されるでしょうね。
私の方でも予想はありますが、それが間違っていないかと、答え合わせをして、これからの対応を、向こうが説明することになります。
私達はそれに過不足がないかを判断し、不満があればそれを伝える、そういう流れです。」
「それ、教会でやったほうが良かったんじゃないか。」
「あそこは私的な場ではありませんから。
もちろん神々に保証していただけるのは、有難いのですが。
そもそも、こういった話で煩わせるものではありませんから。」
「それもそうか。」
そうして、やや辟易とした表情でシグルドが呟く。
そんな彼に申し訳なさを感じながら、オユキは続ける。
「なんにせよ、今回の面倒を引き起こしたのはこちらでもありますからね。」
そう告げたオユキにシグルドが飛び起きる。
パウも目を開いてオユキを見る。
「勉強になるでしょう。皆さん。」
その様子にオユキが微笑んで言えば、シグルドは今度こそ疲れたように体を抜いてソファーに寝ころび、パウも額に手を当てて天を仰ぐ。
「まぁ、そういう訳で。治めるだけであれば、このような事にはしませんでしたよ。
ホセさんにも言われたでしょう。騒ぎになると。」
「あれって、入る時だけじゃなかったのかよ。」
「おや、領都に入る時に、何か騒ぎがありましたか。」
オユキが笑いながらそう尋ねれば、シグルドとパウが腕を考えて考える。
確かに、別に通されて、といった事はあったし道行く人の耳目は集めた。
だがそれだけと言えばそれだけで、騒動は起こっていない。
「ってことは、あれか。ホセのおっちゃんはこうなるって分かってたって事か。」
「ええ。その迷惑も兼ねて、こちらのホテルでもあります。
そうでなければ、ここまでの道中気安くなった傭兵の皆さんと同じ宿ですよ。
其の方が気が休まるし、安全でしょう。」
「あー、そうだ。そうだよな。わざわざ分けることはないんだよな。
みんなで旅の終わりを祝えばいいんだし。
でも、なんか、他にも理由ありそうだよな。」
「ええ、勿論。私たちが異邦人であること、トロフィーの扱いについて便宜を図る、そうなるだろうと予想をしてそのお礼、まぁ、他にもいくつか。」
「大変だな、そんなことまで気を回すって。」
「ええ、ですからその労を買ってくださる方に、私達はお礼を言うのです。」
そう言えば、シグルドとパウがただ真剣な面持ちで頷く。
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